

途中で騎士団の面影を残す兵士の鎧一式をまとった人形が階段途中であるので、びっくりするのだが、もっとびっくりするのは、当時は電気があるわけでもないので、蝋燭をもって行き来する看護のおばさんの蝋人形も階段の途中にあるので、こちらのほうも吃驚する。













医療院であるので、当然薬による治療を行っていたため、薬の調合の様子も人形で表現されている。




お土産類はここで売られているので、お菓子、酒ならここでゲットだろう。ただし、化粧品の免税店はここには何故か無い。あと、ご飯を軽く食べたいなーというのであればそれは無理だ。その代わりに、レゴに似た組み立て玩具の売り場があった。空港使い方にかなり疑問だと思いつつも、その空港の小ささに感銘する。
ヴァレッタの門を通り抜けて、ヴァレッタ中央のリパブリック通りから右に登っていくと豪華ホテルに見える建物が見えてくる。これがなんとマルタの首相官邸だ。だけど、日本のように警官が周りをうようよ囲んでいるというような物々しい雰囲気は全く無い。それどころか、夜になると、そのライトアップはまさに綺麗そのものなので、是非建物観賞をするのに出て行きたいところだ。
その首相官邸のすぐ傍にあるのが、カスティーユホテル(Castille Hotel)。こちらはマルタを訪れる外国人にはとても人気があるホテルである。地球の歩き方にもこのホテルは載っているのだが、やはりマルタを訪れる日本人観光客の多くが団体旅行のために、あまりこういうホテルを使うことは無いのだろう。
そのホテルの最上階のフロアに、とてもいいレストランが有る。それがディロバーティス(De Robertis Restaurant)だ。レストランに行くには、ホテルの中を入らなくてはいけないのだが、似たようなレストランがここにはたくさんあるため、入り口を間違えてしまいがちだ。基本的にはホテル内のレストランなので、ホテルに泊まるような顔をしていけばいいわけである。ホテル入り口には、まるでマンションの管理人のような人が入ってすぐのところにいる。とても気さくで「レストランへ」と言うと、奥のエレベータを案内してくれる。
最上階のレストランに行くと、ホテルの大きさに比べると、とても広いレストランがあることに気付く。バイキング形式の朝食を提供するその場所は、夜に行くととても最高である。というのも、そのレストランからヴァレッタに面したグランドハーバーとその向こうに見えるセングレアやヴィットリオーザの景色が最高で、花火の季節であれば、この場所が最高の花火観覧会場に変わるからである。ちょうど自分達が食事をしているときも、花火大会ではないのだが、マルタのメーデーを祝うための花火が上がり、テラスに出てみれば、一番贅沢な観覧場所として楽しむことができた。
・いわゆるブイヤベーススープであるアリオッタ(Aljotta)。魚と野菜をたっぷり使い、さらに米とトマトを使って煮込んでいる。ニンニク風味も多少隠し味で使っているので、味が複雑で美味しい。