2006/11/07

伊豆松崎の旅(4)

きょうも朝から豪華なご飯で向かえられる。ここの旅館は、毎日その日の調理人の気分や仕入れた食材によって提供されるご飯が異なるようで、長い滞在をしても毎日飽きることは無いとても素晴らしい旅館だと分かる。昨晩提供された伊勢海老を使い、それを翌朝味噌汁にするのはなんとも贅沢だ。海老と海鮮風味がとても強く朝から元気になれる味噌汁は心嬉しい。
朝風呂を浴びて、ご飯を食べてなんとものんびりした生活もそろそろ終わりに近づいてきた。10時チェックアウトぎりぎりまで結局旅館に居て、チェックアウトをしようとしたところ、ロビーにこれまで泊まった芸能人の色紙が飾ってあることに気付く。たぶん旅館の女将が選択したのだろうと思うが、道場六三郎と服部幸應の2人の色紙が目立った。
松崎のパスターミナルのほうへ向かうときに、メインストリートを歩いて帰るのもつまらないとおもったので、裏道を歩いてみることにした。やはり田舎道の裏道は、観光化していないだけとても庶民的に思える。途中、地蔵尊があり集落の守り神であることを知ったり、秋に相応しいコスモス畑に出くわしたりして、とても気分がよくなる。
松崎のバスターミナルに到着したが、今回帰京する上で、来るときに来たルートではなく、西伊豆経由のバスで帰ってみようとした。三島駅行きのバスが10時50分に出発するので、それに乗るためにターミナルで待つ。三島駅までは片道1550円。ターミナルで伊豆半島全体図が掲載されていて、どのルートでバスは行くのかな-と想像したが、結構すごい道を通って行くらしい。でも、2時間程度で到着するというから、早いのか遅いのかも創造できない。田舎道であるため、比較的時間どおりに到着するだろうと勝手に思っていも板。
バスは出発時に、客を10人くらい乗せて出発した。途中、堂ヶ島や土肥という観光地を通っていき、そこで何人か乗客が増える。土肥までの区間は、左手にずっと海が見えるとても景色が良いエリアだ。海岸沿いの道1本しかこの辺りに来る道は無いので、這いシーズンのときには渋滞ゾーンとしても有名であるが、さすがにこの季節だと空いていてよい。土肥からは山間部に曲がって修善寺経由で三島へ向かう。山間部の道に入った途端に景色がつまらなくなってしまい、そのままお休み3秒で寝てしまった。気付いたら、三島駅近辺の交差点にいたので、おそらく1時間は寝ていただろう。バスは三島駅に定刻どおりに到着した。バスなのに凄い。

三島駅到着後は、全然お腹が空いていないので、三島大社へお参りをしてから鰻屋にいってみようとした。三島神社への参道の入り口は可愛い防火用水がある用水道を通ると良い。用水道は、三島に関係する有名人の碑がたくさん沿道にあるので、それを見ると楽しいと思われる。三島に関係するといっても、三島出身というわけじゃなく、作品のなかで三島を取り上げているひとたちというのがほとんどた。作品紹介の場合は、作品中で三島が出てくる一部分が引用されている。十返舎一九、若山牧水、司馬遼太郎、太宰治、井上靖などなど。さらに用水道は、鴨がたくさん水浴びしているので、子どもがいたら、喜ぶだろう。
三島大社はちょうど七五三のシーズンのため、七五三の祝いで来ている人たちが着飾ってたくさんお参りに来ていた。
三島大社には、神社の守り神として鹿が飼われている。少し離れているところに、大きな囲いがあって、そこへ100頭くらいの鹿が飼われているので、時間があるひとは行ってみると良い。しかし、臭い・・・。
三島に来たなら当然ご飯は鰻だ。今回も三島広小路にある「桜屋」で鰻を食べることにした。少し変な時間帯だったので、あまり待たずに店に入ることができた。
今回は、鰻の白焼き、うな丼にした。友達はうな重。あの芳醇な味わいは、食べてみないと分からないし、こちらも説明が出来ない。食べて欲しいー
帰りは三島駅から東京方面へ帰宅。なんだかのんびりしすぎた2泊3日だった。とても気分的には贅沢なことをしたような気がする。喰って飲んで寝て風呂に入ってぼーっとするというような生活を毎日していたら、あほになりそうだ。

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