2006/11/13

Mobile phone on Emirates

エミレーツ航空、来年1月から安全・快適な機内携帯電話利用サービスを開始

  エミレーツ航空(本社:アラブ首長国連邦・ドバイ、会長:シェイク・アハメッド・ビン・ザイード・アルマクトゥーム殿下、以下エミレーツ)は、機内での携 帯電話利用を可能にするエアロモバイルのシステムを全保有機に導入します。2007年1月よりボーイング777機型のうち1機において、同サービスを導入 し、その後、徐々に全保有機に搭載する予定です。

 エミレーツは、同システムの導入に、約2,700万米ドルを投資しており、お客様がご 自身の携帯電話を用いて機内からの通話および、テキストメッセージの配信を可能にします。一度に通話可能な回数は最大6通話で、これは現在のエミレーツの 座席電話で利用可能な回数と同様です。同サービスは、海外ローミング対応の携帯電話にて利用可能であり、通話は巡航高度での飛行中のみに制限されるほか、 夜間飛行中など、特定の時間帯は通話が抑制されるようシステムが管理されます。お客様のプライバシーを尊重するガイドラインを儲け、安全かつ快適な機内携 帯電話利用可能サービスの提供を実現します。

 エミレーツシェイク・アハメッド会長は、今回のシステム導入について次のように述べていま す。「当社のお客様は既に、座席に設置された電話を毎月6,000通話以上、13,000分を超えてご利用になっています。これは、お客様は飛行中も、家 族や友人、ビジネスでの連絡を重要視していることを示しています。同システムの導入により、お客様により便利で革新的なサービスと新しい選択支を提供でき ることを大変喜んでおります。」

 エミレーツとエアロモバイルは、2007年後半の衛星通信システムのアップグレードが終了次第、同シス テムにGPRS(汎用パケット無線システム)データおよびインターネット機能を追加する計画です。これにより、BlackBerrys(R)、Palm  Treos(R)、携帯データが使用可能な携帯情報端末、ノート型パソコンなどを用いて、機内から電子メールとインターネットにアクセス可能になります。

 同システムが導入されていない機内では、従来通り、機内携帯電話利用を禁じる規則に従います。現在の航空規則では、機内では携帯電話の電源を切り、携帯電話やその他の電子装置の使用について、常に乗務員の指示に従う必要があります。


【 エアロモバイルについて 】
  エアロモバイル(AeroMobile(TM))は、ノルウェーの通信キャリアであるTelenor ASAと航空通信大手の米エアリンク(ARINC  Incorporated)が、機内での携帯電通話ソリューションを航空市場に送り出すために共同で開発したソリューション。エアロモバイルは、2005 年後半に商用となっており、すでに世界で1,900機の旅客機に設置されている。従来からのインマルサット衛星通信システム技術を利用しており、発信、発 着およびテキストメッセージの送受信が可能となっているが、将来の通信システム機能に移行できるように設計されている。そのため、システム容量の増強や、 携帯情報端末用GPRSデータ通信、BlackBerrysなどのサービス導入が可能。

【 エミレーツ航空について 】
 エミ レーツは、2002年10月1日より、関西国際空港・ドバイ間の直行便運航を開始。日本人を含む客室乗務員による一流のサービスと最新の機内設備で、快適 な空の旅を提供している。現在100機を保有し、平均使用年数は5年というエアライン業界平均を8年以上下回る若い機齢の航空機を運航。2004年3月 28日からは、関空・ドバイ線を毎日運航し、2006年6月1日からは名古屋・ドバイ線を運航開始。

 創業は1985年。アラブ首長国連 邦(UAE)のドバイ政府が100%所有しており、これまで創業2年目を除く全ての年度において、20%以上の増収増益を上げ続ける(3~4年毎に倍 増)。2005年度の売上高は63億米ドル(前年比27%増)、純利益は6億7,400万米ドル(前年比5.8%増)に達した。エミレーツは世界で最も利 益をあげている航空会社5社のひとつ、また、世界最大の航空会社20社のひとつでもある。2003年6月のパリ・エアショーでは、民間航空史上最高額とな る190億米ドル相当の航空機71機を発注。2005年のドバイ・エアショーにおいてボーイング機を42機購入。今後8年間にわたり、エミレーツは1ヶ月 当り、1機の新型機の納入を受ける。2012年までには保有機数が倍増する予定。

 貨物部門であるエミレーツ・スカイカーゴは、2005年度において100万トンにおよぶ貨物を輸送し、前年度比21.5%の増加を達成。同部門の売上高は、前年度比29.2%の成長を遂げて12億米ドルを計上し、エミレーツの営業収益の21%を占めている。

 就航地は現在、ドバイを拠点に、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア、オセアニア、北米の58カ国、87都市。2004年6月1日には、中東と北米を結ぶ初めての直行便、ドバイ・ニューヨーク(JFK)間の運航を開始した。

 これまでエミレーツは、世界最大の乗客アンケート調査を行う英国のスカイトラックス社より「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を連続受賞するなど、世界的に権威ある賞を様々な分野で300以上受賞している。

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