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2011/01/11

Amarone della Valpolicella

実は酒は弱いほう。だけど、人が飲んでいるのを見ていると、飲めないのに飲んでしまうというどうしようもない意地汚い性格なのだが、それで飲んだ後に大抵は「はぁ・・飲まなきゃ良かった」という脱力感と後悔と頭痛と吐き気で、酒を飲むのが嫌になるのがオチである。だから、あんまり酒を飲むのは好きじゃない。

だけど、これが美味い酒を飲んだときには全然変わってしまうから不思議だ。というのも、美味い酒に出会うと、全然頭も痛くならないし、あんまりがぶ飲みは出来ないけど、飲んでも全然気持ち悪くならないし、酒飲みのように、だんだん気分が良くなってくる。そして、飲んでいる酒自体の味が最初からあんまり変わらないように感じるのも不思議だ。

そんな酒にもまた出くわした。海外に行くと結構そういう酒に出くわして、普段は飲めないくせに、結構飲んでしまうから、友達からはかなり不思議がられてしまう。今回のお酒はワインであるが、イタリアはヴェローナの赤ワインである「Amarone della Valpolicella」である。通称「アマローネ」で呼ばれているワインである。
このワインは、2001年にイタリアの最高ランクである D.O.G.C に昇格してから、ぐっと値段が上がったようである。というより、それまでこの味のワインがあまり世の中に知られずランクが下だったというのが不思議である。

横浜そごうのイタリア物産展というのが開催されていたときに、偶然ワインコーナーで試飲したときに発見した。そのときに薦めてくれたのがモンテ物産の鈴木さん。おっかさんみたいな人だったのだが、「このワインがこの値段で手に入るなんて、もう絶対無い」と大絶賛。向こうは売る気満々で薦めてくるのだが、それも1万円くらいのワインだったので、結構最初は躊躇した。試飲させてもらったのだが、そのときに赤ワイン独特にアルコール臭さが全く無くて、変なワインだなと思ったが、ここは騙されたと思ってとりあえず買っちゃえとおもい、思い切って買ってみた。
飲む機会がなくて、せっかくだから、湯西川温泉に行った際に飲めばいいかなとおもってもって行ってみた。ワイン1本を持っていくのは結構重くてしんどいものだが、ここは温泉宿でほかにやることは無いから、それでもいいのでもって行ってみた。

今回のアマローネは2001年ものだったので、10年経過している。2001年のワインの生育については全然知識が無いのだが、実際に飲んでみて思ったことは「うまい!もう一杯!」である。アルコール臭いのと、赤ワイン独特の渋みというのが全く無いのがとても飲みやすく、かといって、味が無いかというと、全然そうではなく、金を出して買ったのは正解だったと思われるようなワインだった。だいたいワインを飲むとそのまま酔っ払って寝ちゃうのだが、そういうのは味が悪いものだったりする。だから、飲み会なんかで飲み屋で出るワインなんかを飲むと、気持ち悪くなる。今回のようなワインを飲むと、他のワインが飲めなくなってしまうから困る。

またどこかで売られていたら、絶対買おうと思う。

2010/08/22

イタリアものしり紀行

「添乗員ヒミツの参考書・魅惑のスペイン」の著者である紅山雪夫が書いたイタリアに関する書物「イタリアものしり紀行」は、スペインのときと同様、イタリア全体の各都市に関する歴史と著名な見所について記載した書物である。文体がスペインのときと似ているため、これは本当に読みやすい。ただ、この本の難点をいうとすると、カプリ島のことは書いているのに、それよりも歴史的には重要なシチリアのことが1行たりとも記載されていないことだろう。ローマ帝国のことを記載するには、シチリアを抜きにしては語れないと思うのだが。

日本人に人気のあるイタリアの各都市に関しては詳細に記載されているので、これは読んでいて楽しい。イタリアの場合は、見るところがたくさんありすぎるために、事前に情報を入れていたとしても、どれがどの情報なのか錯誤してしまいそうなくらいの情報量になってしまうために、帰国後にこの本を読んで、各都市に存在する遺跡各種のことを自分で撮ってきた写真と照らし合わせて再読するのをお勧めしたいと思う。初めてイタリアを訪れる場合には、いろいろな思いがあって、あまり情報を入れても消化不良になって仕方ないと思うからだ。見るに良し、買い物にも良し、食べるにも良し、芸術的にも良しと、初めてのヨーロッパ旅行であれば、イタリアに行くことを絶対にお勧めしたいのだが、そういう人が帰国後に読むにもちょうどいい書物だと思うからだ。

ローマ帝国からルネサンスを経由して脈々と続くイタリアの文化は、教養が絶対に必要になるところであり、イタリアの旧貴族の人たちと話すためには、こういう教養がとても重要になってくるので、ヨーロッパの歴史をあまり知らない日本人にとってはいつまでたっても彼らにしてみたら野蛮人にしか思われない。ヨーロッパの文化は、ほとんどイタリアで培っている文化にも似ているところがあるので、イタリア文化について精通していると、現地の人も舌を捲くことだろう。

最近映画にも登場して、日本人がそれまであまり来ないところだったところがアマルフィ。この本にはそのアマルフィについては記載されていない。たぶん書かれた本の時期が、この映画が上映される前だったから、日本人観光客がそれほど行かない地域であったためだとは思う。しかし、カプリ島はそんなに人気なんだっけなー。やっぱり青の洞窟があったから有名なのだろうか?

ご飯のことについてはほとんどこの本には記載されていないため、どういう料理が地元のご飯なのかというのを知るには、情報不足だろうと思う。しかし、それを除いて、建物や美術・芸術に関する情報については、ガイドブックに載っているものよりも断然多いから余裕がある人は、この本を持っていくにはいいかもしれないし、泊まっているホテルで夜にちょっと見るためにはいいかもしれない。

イタリアものしり紀行
著者:紅山 雪夫
出版社: 新潮社
文庫: 335ページ
発売日:2008年5月1日

2009/08/02

迷宮都市を歩くヴェネチア


一度行ったことがある場所でも、改めて紹介されてみると、そんなのあったっけ?と思わず考え込んでしまうようなものところっていうのは良くあると思う。ヴェネチアには確か2度行ったことがあるのに、アカデミア美術館やサンマルコ広場のことは分かっていても、それ以外に、なにがあったっけ?と考えたときに、意外に記憶に無いということが良く分かる。

建築家からみた海外の都市の紹介というのは、目線が一般的な観光旅行者とは違う目線であるために、普通のひとたちが見る世界とは違う世界で都市を紹介してくれるため、紹介された内容を見ると、「おぉ、そういうのがあったのかー」と本当に感慨深くなる。それが本著だ。

ヴェネチアは誰もが知っている水の都であり、世界の大都市の中では、唯一車が存在しない都市である。その車がないという点において、「道」と言う考え方が他の都市とは全然違う考え方で形成されており、車の変わりに船がその主役を得ているわけで、船の世界と人間の生活がどのように関わっているのかを考えさせてくれる。

ヴェネチアに行ったことが有る人であれば誰もが納得することが1つある。それは橋がたくさんあり、そして歩きにくいということだ。運河があちこちに張り巡らされており、それが一般の都市の小道の変わりに運河があるというのはおわかりのとおり。そのために、運河を越えるためには必ず多かれ少なかれ橋が存在する。そして人間はその橋を渡るのか、それとも船を使って対岸にいくのかどちらかである。そして、人間が船ではない場所を歩くときには、どこまで行っても真っ直ぐな道というのを発見することができない。ちょっといくと、すぐに曲がり角になっていたり、運河が道を阻んでいたりするのだ。まるで金沢にある武家屋敷の道のようだ。つまり、外敵がやって来た場合でも守ることが出来るつくりなのだ。

そしてヴェネチアは至るところでマリア像を見ることができるようだ。マリア像は、中華世界だと媽祖と同じように扱われる場合が多いのだが、水の世界なのでマリアを守り神として崇めているのだろう。街の中の建物や橋の袂には必ずといっていいほどこのマリア像があるらしいが、ヴェネチアに行ったときには全く気付かなかった。時には祠として、時には道祖神のような形で街のあちこちにあるために、ヴェネチアの人はマリアに守られているという自覚はあるのだろう。

水の都であるヴェネチアは、広い土地を探すのはとても難しい。しかし無いことは無い。それが広場なのだ。通常、色々な人たちとの交流はバールで行なわれると思われがちだが、やっぱり人間、太陽の下で大勢が集まるほうが楽しいに決まっている。バールで飲みながらワイワイやるのも良いのだが、闇な中で物事を決めているような気がしてならない。その点広場は色々な人が集まる好都合の場所だし、情報交換の場所でもある。しかし、土地が有り余っている田舎の土地とは違うため、草で覆われた土地があるわけではないのがヴェネチアだ。限り有る広いスペースをどのように使うかはヴェネチア人の考えようだとおもう。

本はほとんどの写真をカラーで紹介している珍しいタイプだ。是非ヴェネチアに行く人はこの本を持っていくことをお勧めしたい。一般的なガイドでも十分なのだが、この本を持ってヴェネチアの迷宮都市を歩くというのはなかなか楽しいことだと思う。誰も気付かないような場所にある価値有るものを捜し歩いて、「ふふふ・・・」と一人で怪しく楽しむのもいいだろう。しかし気をつけてもらいたいのは、この本は建築家の目線で書かれているヴェネチアの紹介であるため、ヴェネチアではこういうモノを買ったほうがいいとか、ここでご飯を食べたほうがいいとか、いわゆる観光本では全然無い。逆にいうと、建物好きな人はヴェネチアに行くべきだし、この本をもっていろいろな時代の要素を盛り込んでいるヴェネチアの建物様式を見て歩くというのはいいことだろう。

迷宮都市ヴェネチアを歩く-カラー版
陣内 秀信 著
出版社:角川oneテーマ21
出版日:2004年7月10日

2008/05/31

Holiday Inn Rome-Eur Parco Dei Medici (Rome)


以前乗り換えのためだけにフランクフルトで泊まったときに、空港から近いところのホテルに泊まったのがとても印象深かったので、今回もローマに滞在する際に、街中にいくのではなく、空港近くのホテルに送迎バス付きで行きたいと思っていた。そこで、今回もホリデイ・インからローマのホテルを選択してみた。ところが、ホリデイ・インはローマに3箇所もあり、どれがどのあたりにあるのか全然分からなかったので、適当に選んでみたのが、今回泊まったのは Holiday Inn Rome-Eur Parco Dei Mediciというところだった。

ホテルのサイトを見ると、空港との送迎バスもあるみたいだったので、これでローマに到着すればそのまま無料バスを探してホテルまでいけるだろうと思っていた。でも、サイトを良く見ると、これは予約した後に気付いたのだが、空港「への」無料バスと記載されていたため、もしかしたら空港からはバスがないのかもしれないと思ってしまったのである。そして、このバスではとても苦労させられた。

カターニアからの飛行機では15時半頃に到着したので、余裕をぶっこいて、「さぁ、バスにでも乗るか」とさっそく探してみた。ところが、どこを見渡してもバスがありそうな場所が無い。行きのローマからシチリアへ行く際にも国内線のターミナルへ来るときに、送迎バスってどこから乗るのだろうと不安に思っていたのだが、そのとおり現実のものとなった。しばらく探していて分からなかったので、空港案内のところで聞いてみることにした。そうしたら、案内のお姉さんが、送迎バスはターミナルBのところにあると言うではないか。あっ、そうなの?とおもい、ターミナルをAからBのほうへ移動する。しかし、ターミナルBといえども、それが広すぎて、一体どこなんじゃー!とまたそこで騒いでしまう。国際線が到着するターミナルBでは、宿泊案内施設やリムジンタクシーの案内が結構たくさんあるために、そこで聞いてみることにした。半分諦めていたので、リムジンタクシーのところで、このホテルまで行きたいんだけどーっといったら、なぜか案内のおじさんが、「このホテルは無料のバスがあっちから出ているから、それで行きなさい」と言われた。むりやりタクシーへ案内されるかと思っていたのに、予想外の展開だった。更に言うと「次のバスは16時だ」と言っていた。あと10分じゃん!と思いつつ、おっさんが指差したほうに向かうが、やっぱりバス停がどこにあるのか分からない。しかし、遠目でホリデイ・インの看板があるところを発見した。でも、そこに書かれているホリデイ・インの名前は、Rome-Eur Parco Dei Medici ではない別のホリデイ・インの名前である。でも、分からないので、とりあえずそこで待ってみることにした。5分後に、10人くらい乗れるバスみたいなのがやってきた。そこで「Rome-Eur Parco Dei Mediciには行きますか?」と聞いてみると、「Non」とのこと。そこで「どこから乗るの?」と聞いてみると、イタリア語らしい言葉でなにかわーわー言っている。指を指して、運転手が一生懸命何か教えているのだが、その意図が全然理解できない。それでよく聞いていると、「ターミナルCが・・・」と言うようなことを言っていた。あーっ、なるほど。ターミナルCの前辺りに行けば良いといっているのだとようやく理解する。

おじさんの教えてくれた場所に行ってみてびっくりした。なんとバスが1日8本しかないし、次のバスが17時半まで無いのである。これには呆気にとられた。同じようにホテル行きのバスを待っている人が先に道路に座っていて、「次は17時半だってさー、退屈だよー」と言っている。マジッすか?ととりあえず答えておく。炎天下で乾燥しているところで1時間以上も待つのは結構苦痛だ。 やっとやってきたバスは、怪しい雰囲気の運転手の運転でホテルへ向かう。空港までは高速道路を通ってだいたい15分くらいで到着する。空港からホテルの間はずっと高速なので、早いこと早いこと。距離にするとかなりあると思われるのだが、これが無料というのは待った甲斐があったもんだ。思わず、タクシーでも乗っていこうかと思っていたところだったが、これがタクシーだったら、きっと35ユーロくらいは取られていたことだろう。

ホテルはゴルフ場が併設されている広い地域の中に存在している模様だった。ここからローマの市内に行くには、一番近いところにある地下鉄駅から行くことができそうだが、その地下鉄の駅まで行くのに6kmくらい離れているので、不便といえば不便だ。だから、ホテルにチェックインした途端に、もうローマ市内には行く気が一気に失せた。 ホテルのロビーは、さすが大きなホテルだけあってとても広い。たまたまこの日は団体客が来ていた模様で、夕方のいい加減な時間で合った割りには人がたくさん出歩いていた。どうやら、夕方からローマへ出かける人たちが集まっていたようである。ここからローマへはバスで移動するのだと思うが、結構自由が利かないだろうなとは思った。 ホテルの部屋はホリデイ・インだからということもあり、ベッドは広いし、必要な設備は全部揃っているし、快適この上ない。今回の旅行では一番いいベッドのような気がした。ベッドの大きさもキングサイズのベッドが2つなので、多少寝相が悪くても問題なし。部屋には湯船もちゃんとついているので、久しぶりに湯船に入ってのんびりすることが出来た。このホテルで唯一難点といえば、コンビニのような施設が無いところだろう。水分不足になるかなと補給をしたかったのだが、それを買えなかったのは辛い。しかし、ローマに来る前にカターニアでペットボトルの水をトランクに入れてきたので、それで難を凌いだ。

Holiday Inn Rome-Eur Parco Dei Medici
http://www.ichotelsgroup.com/h/d/hi/490/ja/hd/romdm?_requestid=165663&_requestid=165809
VIALE CASTELLO DELLA MAGLIANA 65ROME, 00148

カターニア空港(Catania)

カターニアの空港は、市内からは457番のバスで行くことができる。バス停はドゥオモから北に延びるエトネア通りにあり、大学がある広場を越えたらすぐのところに有る。バスは北からやってくるため、ドゥオモを背中にすると左側のバス停で待っているのが良い。ちなみにバスは1回あたり1人1ユーロ。タバッキで購入すると良い。

空港まではバスはうねうねと街中を通っていくのだが、どうしてこんな通り方をするのかな?というような道を通る。道は混んでいるようで意外に車は進むため、変な街だと感じることができる。途中からは高速道路に入るために、約15分程度で空港へ到着する。

カターニアの空港は思ったよりも綺麗で、最近立て直したのではないかというくらいの清潔感が漂っていた。ここカターニアからローマへはエア・ワン航空を使うことにしていたので、さっさとエア・ワンのカウンターに向かう。手続きは簡単に終わったのだが、ふと横を見ると、アリタリアのカウンターだったのだが、激込みになっていて、これじゃいつになったら搭乗手続きができるのだろうと他人事ながら不安に思った。
ちなみに、カターニアの空港にも免税の店はたくさんあるため、ここでシチリアのワインをまとめ買いするのもいいのだが、機内に手でもっていくのは結構辛い。やはりトランクを預ける前にシチリアのワインをゲットするべきだと思った。リモッチェロやパスタ類を売っている店もある。そういえば、ここの本屋で漫画「聖闘士星矢」のイタリア語版が売られていた。実は聖闘士星矢は昔読んでいた気がするのだが、全然内容を覚えていなかったため、漫画を見てもさっぱりわからない。意味不明に戦っているなくらいしか。(汗)

カターニア・フォンタナロッサ空港
Fontanarossa Aeroport
http://www.aeroporto.catania.it/

カターニアの市場(Catania)

夕方にはひっそりとして野良猫しか見かけなかったドゥオーモ広場の傍の市場街も、朝になると、その活気が嘘のようによみがえって、朝から人がわんさかやってくる。朝から市場に人がたくさんいて、一体、この人たちは仕事はどうしているのか?とおもってしまいたくなるのだが、たまたま行ってみた日が週末だったので、普段ならお休みだから人が多くて当然だろう。地元の人たちはもちろんのこと、この混雑振りを見学するための観光客も、それに負けじとたくさんの人達がやってきていたようだ。 市場は、だいたいなんでも売られている。野菜、魚、チーズ、肉、雑貨などなど。カターニアでは、職種によって住んでいる地域が決まっているという特徴がある場所であるため、市場に限らず、同じ系統の店は同じエリアに固まって存在する。下着が欲しければ、下着の店が集まっている地域にいけばいいし、薬が欲しかったら薬屋が集まっている地域に行けばいい。逆にいうと、その地域を知らなければ、全く欲しいものが手に入りにくいという特徴もある。市場も同じように、同じ業種が狭い地域に混雑して固まっている。決して肉屋の隣に野菜屋があるような店の配置ではない。

市場の中をうろうろするのは好きだが、この中でも一番活気があったのは、やはり魚のエリアだったとおもう。見たことも無いような魚は当然あるが、シチリアではどこでもみることができたカジキマグロをそのまま売っていたり、叩き売りのようにして売っているところも存在した。あとは、日本人にはおなじみのウニも当然ここでは見ることができた。

イタリアの天気予報


日本での天気予報は、最近は「気象予報士」の資格をもったひとたちが、テレビでお天気情報を毎日伝えている。それは昔は、「お天気お姉さん」と女性の専売特許だったところが、いつのころからか、たぶんフジテレビ系列で出演していた「福井さん」が出てきた頃から、おっさんによる天気予報というのが見られるようになった。今では、資格を持った人が誰でも出てくるようになったので、森田さんとかのような有名なひとだけじゃなく、素人?というような人も出てきているのが普通だ。

いちおう気象予報士は、自分なりに解釈した予想を述べていいらしいが、テレビの場合には、気象庁が発表した内容をそのまま伝えることになっているらしい。

しかしイタリアの場合には、決して綺麗な女性が出てくるということは、天気予報に関してまずありえない。なぜなら天気予報の情報を持っているのはイタリア軍だからである。従って、イタリアのテレビで天気予報の時間になると、テレビに出てくるのは、イタリア軍の軍服をきたおっさんが出てくるのである。ただし、それは人が出てくる場合の話。天気予報でもイタリアの地図だけ出てくる場合には、あまり軍という雰囲気が伝わってこない。

天気の情報は軍が保持しているというところに、なぜかびっくりした。

トラットリア・ラ・パーリア(Catania)

ドゥオーモ広場の傍には朝になると市場があるが、その中にある店として、大人気のシーフードを中心としたトラットリアがある。この店はそんなに大きくないのだが、人気があるために、あまり遅い時間でいくと、絶対待つことになってしまうから注意だ。ある程度開店ギリギリに行って「空いている?」とくらいの余裕があるほうがいい。

店の中はそれほど大きくないために、大人数が入るには不適だが、それでも自分達が入店する前に、既にフランス人の団体客が入っていて、わーわー騒いでいた。わーわー騒いでいる割りには、全然注文をしていないで、きっとカターニア観光の話をしていたのだとおもう。そのためか、店に来たときに、店のおばさんが「入れるかしらねー、ちょっと待ってて」と入り口で待つように行ってきたのだ。でも、そのあとにやってきた客が無理やり中に入ろうとしていたので、なんじゃこいつらは・・・とおもったが、そこは先に自分達が来ていることを知っている店のおばさんが、「この人たちの後ねっ!」と叱っていた。

店の奥に座ったので、店の様子を全体的に眺めることができたのだが、壁にはカターニアの港の様子をモチーフとした絵がかかれている。でも、お世辞にも上手いとは思えない。

ここでの料理は次のものを頼んでみた。

・スパゲッティ・ボンゴレ

・(これはなんだったっけ?)

・カジキマグロのグリル

・豚肉のグリル

なおここのトラットリアは、他のところと同じように現金でしか支払いができない。カードは使えないのである。カターニアはそういうカードがつかえない場所が多いから、カターニアでご飯を食べるときには、少し現金を多く持って出かけたほうがいい。

トラットリア・ラ・バーリア

Trattoria La Paglia

Via Pardo 23

095-34-68-38

大聖堂(Catania)

ホテル目の前にあるドゥオーモは1078年から1093年にシチリア泊だったルッジェーロ1世(Conte Ruggero I)によって建てられた。正式名は、聖アガサの大聖堂(Cattedrale di Sant'Agata)である。堂々として街のシンボルとして建てられている聖堂は、傍にあるエトナ山の災害から町を守るとされている。 大聖堂の守護聖人になっている聖アガサだが、そのキリスト教的ないわれからすると、あまり綺麗な話ではない。極悪非道な高官であるクィンティアンの求婚を、神に身を捧げたという理由で断ったために、激怒した総督の怒りを買って、鋏で乳房を切り取られ、焼け付く石炭の上に引きづられたりして殉教した。その際に、大地震が起こり、殉教後のエトナ山の大噴火の際、彼女のヴェールが溶岩を防いだという奇跡から聖女となり、ここの守護聖人になっているのである。その物語を人形として飾ってあるのだが、なんだか生々しい。 また大聖堂のなかには、カターニアの生んだ偉大な音楽家ヴィンチェンツォ・ベリーニ(Vincenzo Salvatore Carmelo Francesco Bellini)の音符がかかれた墓も存在する。 大聖堂の前には、象の噴水(Fontana dell'Elefante)がある。それが広場の真ん中に立ってあるのだが、なぜ、ここカターニアに象なのかという疑問が残るところだ。しかし、エトナ山の火山活動を静めることには関係がありそうだ。しかし、たぶん象が黒いのは、火山ででてきた溶岩を使っているのは確かだ。カターニアでは、いたるところでエトナ山の溶岩を使ったものを見ることができるからである。

ホテル・サヴォーナ(Catania)





カターニアは、たった1泊しかしないので、利便性がいいところを重視しようとした。利便性とは、目玉になる観光地に近いということと、帰りの空港までのバスが近くにあるということを意味する。所詮、カターニアは空港があるから泊まるというだけでしかなかったからだ。そこで選んだのは、ホテル・サヴォナ(Hotel Savona)だ。観光地の目玉になっているドゥオーモのある広場脇にある。近年改修工事があったらしく、無駄がない中級程度のホテルだし、スタッフがとても親切である。 部屋は無駄なように広いのだが、トイレと浴槽のスペースが部屋の広さの割りには狭い感じがした。あとアメニティが全くないので、それが不満。それと、ここのホテルは、デジタル放送のテレビ番組が観られるようで、テレビのチャネル数がめちゃくちゃ多い。ケーブルテレビとは違うらしい。

朝ご飯のスペースは、フロント左側のところにあり、6時半からご飯は食べられる。ご飯といっても、他の場所と同じようにパンばかり種類があって、おかずらしいものがまったくないのだ。朝から炭水化物ばかり食べるのも少し疲れるなとは思うのだが、これがシチリア風なのだろうか?ただ、ここのご飯スペースでは、あまりマネージメントができていないようで、いつまでたってもコーヒーか紅茶の注文を取りに来ない。そこで自分で取りに行ったくらいである。唯一まぁいいとおもったのは、インテリアがいいところだろうか。
Hotel Savona
http://www.hotelsavona.it/
Via Vittorio Emanuele 210

2008/05/25

電車でカターニアへ(Siracusa→Catania)

シラクーサからカターニアへは電車でたったの1時間程度でいける。これはどちらも同じシチリアの東岸部にある都市だから、鉄道網で簡単にいけるのであって、シチリアでは特異の都市間移動だと思う。とはいっても、大都市ではないために、電車の本数もローマ近郊の電車のようには本数が多いわけではない。日本で売られているトーマスクック(ヨーロッパ版)を買って事前にチェックするか、またはイタリアの国鉄サイトを見て、時刻表は確認したほうがいい。

ホテルからシラクーサ中央駅まではタクシーで移動した。ホテルでタクシーを呼んでくれと頼むと、簡単にタクシーを呼んでくれるし、どこかに行けばタクシーを簡単に捕まえられるとおもうと大間違いだ。シラクーサでは呼んだほうが早いのである。ホテルから駅までは一方通行ばかりの街なので10分くらい掛かって到着した。なにぶん、島の東側を廻って駅のほうに行くのだから。

シラクーサ駅に到着したときには、10時45分の電車には余裕で間に合った。10時20分くらいに到着したので、それから何をしたらいいかかなり困るのであるが、それなりに電車のたびというのは暇と時間を潰すのには楽しい旅行だと思う。

駅はもちろん自動販売機なんていうものはなく、駅員が1枚ずつ切符を売っている。シラクーサからカターニアへ行く人たちは多いみたいで、「カターニアまで」というと、いつものことのようにてきぱきと発券してくれる。予定の電車はICPlusという種類の電車であるため、事前に予約することが必要なのだが、それは勝手に駅員が発券してくれるので、任せればいい。シラクーサが始発の電車であるため、満員になることはないと思うのだが、それでも出発時には、かなりの人達が電車に乗り込んでいたので、やはり早めに駅に着いて切符を買っておくことが必要なのだろう。
この電車は最終的にはローマまで行くようで、一体ローマまでいくとなると、何時間かなるのかかなり不思議だ。このままローマまで行ってもいいかなと思うのだが、それだとローマ到着時には夜中になってしまうような気がする。そのためか分からないが、電車はコンパートメントの作りになっている。コンパートメントは6人用だった。このコンパートメントに来たときに、既に1人のイタリア人女性客がいたのだが、その人は、自分のコンパートメントには既に人がいてうるさかったから、こっちにきたといっていた。まぁ、次座っているところが自分達の席ではないので、どうでもいいことだったが、カターニアまでは行くらしく、そのからバスで田舎のほうにいくらしい。

カターニアまでの道中は、あんまり景色がいいものではない。おまけに電車の窓は汚い。でも、1時間くらいなので、都内で通勤している程度のものだと考えればたいしたことがない。カターニアってどういうところかなと事前にチェックでもしようかと思ったら、その時間でもすぐに到着する。

カターニアには定刻から20分も遅れて到着した。イタリアらしい。しかし、たかだか1時間くらいの距離で既に20分も遅れたのであれば、一体最終地のローマには何時に到着するのだろう、そして何時間遅延するのだろう。そう考えると、なんだかイタリアの経済って、一体どうやって成り立っているのかどうかかなり面白い。

カターニアに到着したあと、ホテルに移動する際にはタクシーかまたはバスで移動するというのがいいらしいというのは分かった。たまたま駅についたとき、1台のタクシーが居たので、それを捕まえてホテルまで行くことにしたが、そのあとすぐに別の客がタクシーのおっさんのところに来て、何か話をしている。そのあと、既に乗り込んでいた自分達に対して、イタリア語でタクシーのオヤジが何か言っているのだが、ちっとも何を言っているのか理解できない。勝手な想像だと「この客も同じ方向だから乗せてもいいか?」みたいなことを言っていたとおもうのだが、だいたい荷物は載せられないだろう。それにもう満員だっていうのに、どうやって乗せるつもりだ?もしくは、「こっちの客のほうが高く払ってくれるみたいなので、おまえら、降りろ」みたいなことを言っていたのかもしれない。だけど、こういう時に「理解できない」とは便利だなと痛感した。

しかし、ホテルまでは駅からは1.5kmもないところだったみたいで、すぐに到着した。これでタクシー10ユーロというのは高かったとおもう。しかし、距離感がないので、交渉時にそれが高いのかどうかもわからなかった。でも、重いトランクを引っ張ってホテルまでに行くのは辛いので、勉強代とおもって10ユーロを払ったことにした。

イタリア国鉄の時刻表
http://www.ferroviedellostato.it/ferrovie/util/inglese.jsp

トラットリア・ラ・フォーリア(Siracusa)

アレトゥーザの泉に近いところには、結構たくさんのレストランが存在する。たぶん、泉自体が名所になっているので、その傍で済ませたいと思っている人達が多いからなのだと思う。カポディエチ通りに入ると、レストランを含めた色々な店が軒を連ねているのを見られるが、「トラットリア・ラ・フォーリア」はその中の一つにあり、入り口に大抵はメニュが掲示されているのが普通のほかのレストランと違って、ここにはそのメニュがない。だから、どの程度の金額でどんなものを提供するのかというのが、入ってみなければ全然分からないし、表向きは全くレストランという様子がわからず、オーナーの趣味で雑貨を始めてみましたというような雰囲気なので、ついレストランであることがわからなくなってしまう場所だ。

このレストラン、結構人気があるようで、20時頃にいけば予約なしでも大丈夫だろうと思っていってみたところ、「いやぁ、満員なんだよねー」と言われてしまった。どのくらい待てばいいか?と聞いてみたところ、30分くらいかな~とのこと。でも、時間はわからないので、21時頃にまた来てみてよ。顔は覚えておくから、そのときに空いていたらOKだよとのこと。とおもい、日本人なので、時間に正確にも21時にやってきたら、「おぉ、待っていたよー」と大歓迎の様子。客商売に対する接し方を良く知っているオーナーだとすぐわかった。ただ、店の中に入って分かったことだが、ここのレストランは、夫婦2人で仕切っているところなので、客が多くてもそれを全部捌ききれるのはなかなか難しい様子だ。厨房まで見たわけじゃないので、厨房も夫婦だけでやっているのかどうかわからないのだが、客席数は50席くらいあるのに、なかなか注文も来ないし、料理もなかなか来ないからだ。アルバイトや他人を雇っていた場合には、もっと効率的にレストランを仕切っていることだと思う。

店内の雰囲気は、少女趣味の傾向がある大きな家の客間にでも来たような感じだった。というのも、これってレストランという場所では置かないだろうというようなものがたくさん置いてあった。例えば、使わない食器棚とそのなかに食器類。それと傾向がよくわからない絵画と武器類が壁に掛かってある。 おまけに、各テーブルの様子を見ていると、すべてのテーブルで使われているグラスおよびテーブルクロスが全く異なっていて、暇と金が余っているのでレストランでも開いて、余暇を楽しんでいるという雰囲気だった。メニュも全部手書きで、それもゴツゴツしたメニュというのが普通なのに、ちょっと戸川純の要素が入ったのではないか?というような紙とフリフリのデザインで出来ている。もちろん、英語メニュはない。ただ、ここの夫婦は英語とスペイン語も解するようなので、客に合わせてその言語を使い分けているようだ。 料理はどれも採れたてのシーフードと野菜を使っているので、どれも本当に美味しい。注文を取りに来るタイミングと料理を提供されるタイミングを除けば。でも、その時間も友達と喋るという時間に使えると思うと、苦ではないし、これだけ店内が「イっちゃっている」雰囲気なのであれば、どれもが話題として使えたりするので、飽きないだろう。

ここで食べたものは次の通り。

・カジキマグロのスパゲッティ ・キノコ類のスパゲッティ ・茄子とカジキマグロのトマトソース煮 ・魚介類のトマトソース煮 この店は、クレジットカードは一切つかえないので、現金のみ有効であることをお忘れなく。

トラットリア・ラ・フォーリア
Trattoria la Foglia
http://www.lafoglia.it/
Via Capodieci 21
0931-6-62-33