

場所柄、目の前に海が広がり、海に面したレストラン群にも近いところでもあるので、人が集まりやすいのだろう。このあたりの海はとても綺麗なので、海を見ているだけでなんだか泳ぎたくなるのだが、ここでは泳ぐのは無理だ。
それにしても、エジプトの歴史のときくらいしか言葉としては聞いた事がないパピルスの、それも現実に生えているのを実際に見えるのは驚きだ。パピルスなんていうのは昔のもので、現在のものではないような感覚で思っていただけに、こういうものから紙を作ったのかというのが理解できる。
この泉からプリビテラ通りに入っていくと、すぐの場所に、パピルスを使った紙を売っている店がある。店の前には、パピルスからどのようにして紙を作るのかということを説明した解説文書がある。それもなぜか日本語で。シラクーサを訪れる日本人がどのくらい居るのか分からないのだが、その日本人が読む雑誌に載ったのを宣伝として店の前に張ってあるというのは、なんだか商売根性丸出しで、伝統の技を継承しているという店の雰囲気をぶち壊している気がした。
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