
頤和園はとにかく広い。ここを真面目に訪問するのであれば、半日以上は必要だと思う。自分たちも結局は昼ご飯の時間を含めて滞在時間は5時間くらいは居たのではないかと思う。敷地面積はかなり広いのだが、その大半は昆明湖と呼ばれる人工湖のせいである。この湖の縁を約半分使って、いろいろな建物が建てられていると考えて良い。残り半分は無視だ。
さて、昆明路沿いにある入口を潜ったら、すぐに目の前に昆明湖が見えてくる。自然に作られているのであれば、上手に自然と融合しているということで絶対して褒めたいと思うのだが、この湖が10万人の工夫を動員して作った人工湖だと考えてしまうとなんだか萎える。しかし湖沿いの日陰ゾーンを歩いていると、湖を通して吹いてくるそよ風が、乾燥している北京ではオアシスのように思える。湿度が無いので日陰に居ると、本当に気持ちがいい。












もともと乾隆帝が母親の還暦を祝って建立した寺は、その後荒廃して放ったらかしになっていたところ、西太后がここに排雲殿を建てて、自分の誕生日を祝ったことによる。中には西太后が鎮座した椅子もそのまま残っており、その豪華さが見事だ。皇后は鶴という原則を守って、鎮座前には鶴の青銅像が置かれているのにも注目である。












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