
深川江戸資料館は、あんまり幅広い指向を展示している場所ではない。深川という街に特化して、どういう人が生活をし、その生活をしていた人たちがどういう家並みで暮らしていたのかというのを、当時の生活をそのまま残したものである。家の中に自由に入ることができ、そしてなんと言っても、展示しているすべてのものを直接触ってみることができるというのが一番訪問者にとっては楽しいイベントだろうと思う。
展示されている家というのは、八百屋、米屋、船着場の船頭、三味線の師匠の家、漁師の一般的な家、木場職人の家、棒手振の家などだ。また、季節や1日の時間帯を忠実に再現しているようで、館内全体が夏になったり冬になったり、または日中帯になったり夜間になったりする。さらに言うと、たまに江戸の風物詩である大火事を再現して、サイレンが鳴ったりする趣向があったりするから面白い。ちなみに、ところどころに動物も展示されていたりするのだが、さて何種類何匹見つけられるかどうか、、そういう視点から訪問するのもいいだろうと思う。











深川江戸資料館は、先述の生活様式を展示しているだけではなく、深川という町全体に関する資料も展示されている。深川というのはお寺がたくさんあるところでもあったようだ。江戸全体に広がって配置されている寺を、いまの八十八箇所参りみたいに廻って、自己の願掛けをしたという人たちが多かったようだ。
深川江戸資料館
URL : http://www.kcf.or.jp/fukagawa/index.html
住所:東京都江東区白河1-3-28
TEL:03-3630-8625
開館時間:午前9:30~午後5:00
休館日:第2・4月曜日
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