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2014/03/23

司馬遼太郎の街道(書籍)

司馬遼太郎の名作「街道をゆく」は、日本全国も当然ながら、世界各地で司馬遼太郎がウンチクを語りたいところに出かけて、実際のその地域に特化したものにフォーカスをして、あらゆる分野から紹介しているもので、小説ながら紀行文であり、さらにエッセイでもありながら歴史文学作品とも言えるような内容になっている。だから、実際にその地域に行く場合には、事前に「街道をゆく」シリーズを読んでおくと、なお一層楽しい旅行が出来るんじゃないのだろうかと思うのだ。

その「街道をゆく」は文章だけの書物であるが、これをビジュアル化し、文庫本にする前に編集作業や実際に司馬遼太郎が取材当日どうだったのかということを紹介している雑誌が刊行された。それが「司馬遼太郎の街道」というもの。「街道をゆく」をそのまま全部写真と取材時の様子を載せているわけじゃなく、ダイジェストではあるのだが、これがまぁなかなか面白い。

取材時はおそらく1980年代がメインだと思うが、それから30年も経過しているというものでも、当時司馬遼太郎が出会った人がまだ生きていたり、現地のコーディネーターがまだご健在だったりする場合が多く、彼らによる司馬遼太郎というのがどう映っていたのかというのを紹介しているスタイルを取っているので、取材時の司馬遼太郎の人間性が垣間見ることができるというものだ。

もちろん、単行本の中で文章としている内容や風景の紹介を写真で紹介しているところもたくさんある。同じ景色を見て、司馬遼太郎と同じような感想が出てくるかどうかは、その土地に対する幅広い知識を持っていないと先ずそれは無理だろうが、少しでも司馬遼太郎が実際にみた風景はどういうところだったんだろうというのを知りたい人にとっては楽しい雑誌だろうと思う。

この雑誌、1つ欠点があるとすれば、それは刊行の頻度があまりにも遅すぎるということだろう。だいたいこれを記載している時点で、まだ2冊しか刊行されておらず、次に刊行するのが今年の秋から冬ごろっていうから、次が出てくるときには忘れちゃうというくらいの遅さだ。1ヶ月に1度刊行されるというものだと、雑誌も作るのが大変だからだろうということもあるのだろう。そして、1冊の「司馬遼太郎の街道」には、3つの「街道をゆく」シリーズの土地が紹介されるというものだ。

第1巻は個人的にはどうでも良いとおもっていた「奈良/近江/仙台・石巻/白河・会津」というものだった。だから、この時には購入しなかったのだが、第二巻は、「アイルランド/横浜・神戸/オホーツク」という「街道をゆく」シリーズでも大好きなところばっかりで印象的なところを特集していたから、即効で購入することにした。しかし、実はアイルランド編の「街道をゆく」というのはまだ読んでいないのである。ヨーロッパの辺境であり、島国であるアイルランドに、なにを探しに司馬遼太郎は出かけたのだろうかというのは、題名だけでは全く想像できなかったのだが、本編である「街道をゆく」を読む前に、今回購入した「司馬遼太郎の街道」を読んでしまったので、実はほぼ内容が分かってしまったと言っても良いだろう。アメリカへ移民として出発したヨーロッパ人が多く、その多くはアイルランド人だったというものであり、アイルランド人の宗教観、風習、思想というのを司馬遼太郎は追っていたようなのである。最初は、アイルランドとは全く関係なさそうなビートルズを特集するところから始まるのだが、実際にビートルズのメンバはアイルランドからの移民から構成される人たちであるというのがアイルランドにフォーカスがあたるきっかけとして書き出しているところも面白い。だから、これを司馬遼太郎の言葉でどのように記載しているのかは、別途「街道をゆく」で読んでみたいと思っている。反対に、「オホーツク編」については、実際に「街道をゆく」を読んで感銘と「へぇー」と感じたところがたくさんあり、そこから個人的にはアイヌとアイヌ文化に非常に興味深くなったきっかけになった本であったので、それを写真と映像でどのように表現しているのかはとても楽しみで購入したのである。

「街道をゆくシリーズはかなりの巻数になるのだが、それを小出しにして「司馬遼太郎の街道」として刊行するのであれば、どのように、そしてどの巻とどの巻をカップリングとして発行するのかは楽しみだ。それも日本と海外のミックスをどう選択するのかは出版社の力量にかけるところだろうと思う。

司馬遼太郎の街道2
「愛蘭土紀行、横浜散歩・神戸散歩、オホーツク街道」
ムック: 200ページ
出版社: 朝日新聞出版
言語: 日本語
発売日: 2014/3/18

2014/03/12

マレーシア航空機の捜索

久しぶりに飛行機に関する事故のニュースが入ってきた。

クアラルンプールから北京に向かうマレーシア航空機が、タイとマレー半島との間のところで行方不明になってしまい、墜落したのか、どこかに亡命したのかさえ、その証拠となる機体の一部ですら海上にも残っていないという事故が発生した。通常、海に墜落したのであれば、機体の一部かまたは荷物の軽いものが海に浮かんでくるということがあってもよいかとおもうのだが、その1つでさえも浮いていないというのが不思議なことだ。

乗客のほとんどは中国人。そのほかマレーシア人、台湾人、アメリカ人、ヨーロッパ人もいたらしいのだが、乗客乗員239名のうち150人くらいが中国人だった。このうち、ヨーロッパ人乗客のうちの2人は、イタリア人とドイツ人と見られていたが、実際にはそのパスポートを持っていた張本人は該当の飛行機には乗っておらず、全く関係の無いイラン人がその人たちに代わって乗っていたようだ。この2人のヨーロッパ人は、以前バンコクでパスポートを盗まれた経験がある人たちで、そのときに盗んだパスポートを偽造して搭乗したんだろうと思われる。
北京に向かう飛行機で起こった事件であるため、最初はテロではないかという噂もあった。北京政府に対する抗議行動の一部として襲ったものではということも言われたのだが、それだったら北京の空港近くで怪しい行動を飛行をしたり、または政府幹部がたくさん住んでいる中南海に911のように飛行機ごと突っ込むということも想像されるのだが、そのような事件がもしかしたら起こるかもしれないと事前に聞いていた中国政府が、極秘にこの飛行機が中国領土に入る前に飛行機を墜落させて、中国政府が関与したということの痕跡を消してしまいつつ、自爆テロを事前に抑えてしまうということをしたのではないかという噂も聞えてくる。なにしろ、直前に、昆陽でテロ爆破事件が行われた直後だから、北京政府と金持ちたちを妬んでいる人たちによる攻撃が行われるかもしれないというのは、十分警戒していたことなのだろうと思われる。

ベトナム沖に怪しい油の川の流れが見えるという報告があった。それだけで判断してはいけないのだが、このベトナム沖で実は飛行機は墜落したのではないか?という話が出ていたのだが、実際には単なる油で、飛行機から出てきた重油というわけじゃないことは分かっている。それに、航空レーダーからもあるときからパタッと消えてしまっているということも分かっているのだが、これがまた一段と謎を深めさせているものだった。

あとから分かったことだが、衛星による航空機の追跡を調べてみると、飛行機は最初は北京に向けて直線で飛んでいたが、途中から大きく左に回転して、最終的にはオーストラリアのパース沖のほうに行って、そこまでトレースは見つけられるが、その先はわからないという話になっている。ベトナム沖とは全く関係なかったわけだ。そのあと、乗客が一番多く乗っていた国籍の政府である中国の海軍や、オーストラリア政府軍、そのほかの海軍が大規模に飛行機が墜落しただろうというところの周辺地域を調べていたようなのだが、なにも見つかっていない。本当に謎の事件だ。

飛行機の機長はマレー人であり、自宅にフライトシミュレータを保有しているくらいの飛行機オタであったことが後から分かっている。そして、この機長は、プミプトラ政策の強力賛成者であり、中国系マレーシア人に牛耳られているマレーシア経済から中国人を追い出したいと思っている熱烈の支持者であることも分かっている。だから、自分が担当した飛行機には中国人がめちゃくちゃ搭乗しているから、なにかの迷いで、この飛行機をわざと墜落させたのではないかとも言われている。ムスリムによる自爆テロと似ているのだ。でも、これも実際にはどこまで本当なのか全く分かっていない。

ネット上では、衛星から撮られた写真に、なんらかの機材の一部でもいいから映っているのではないかということを、ネットの人間を大量に使って、グリッドコンピューティングの理論から画像解析させようというプロジェクトまで出来ている。ここまで来ると、ほとんど人捜し、物捜しに似ているような気がするのだが、地球の海面を探索するというのは、なかなか骨が折れる作業ではないのだろうか?

今後の飛行機の捜索はなかなか謎が多すぎるものだ

2014/03/08

花粉症と風邪

花粉症の季節が近づいてくると、毎年憂鬱になるのだが、ここ数年、耳鼻科に行って花粉症に効く薬を貰っていることが多い。それまでは全く無視して、花粉症の季節がただただ通り過ぎるのを待っていただけだったのだが、さすがに鼻水が出まくり、ティッシュで鼻をかんでいると鼻が痛くなるので、どうしても避けたくなってきたからだ。だから、生活するのが大変楽になったので大助かりである。

いつも貰っているのはアレグラ。もう今では普通に薬局で買えるものではあるのだが、なぜか薬局よりも耳鼻科でもらったほうが効き目がいいように感じてしまう。このアレグラを朝晩に飲むだけで、花粉症の季節は普通にマスクをしているだけで、特にくしゃみが留まらないとか、目が痒くなるとか、鼻水が止まらないとか、そういう花粉症特有の症状が激減になくなったのは嬉しいところだ。

ところが、花粉症の季節と同じくらいの時期にやってくるもう1つの厄介な病気がある。インフルエンザにはならなくても肺炎に発展する可能性がある風邪が毎年流行することだ。今年も会社でゲホゲホしているひとたちが結構居て、そのうち会社で風邪をうつされるんだろうなと思っていたら、やっぱりどこかでうつされた。今回はその風邪のひきかたが、「喉からやられる」型に合致してしまったのだ。

喉が最初はイガイガするなぁーとおもっていたところ、だんだん寝ている間にだけ咳がとまらなくなるような事象に陥り、起きていると平気だったりする。そのうち声も出なくなってきて、会社も休みがちになってしまった。これはちょっとただ事ではないなーとおもったので、医者に行って薬を貰った。もちろん医者では、口を開けてのどの奥を見てもらうと、めちゃくちゃ腫れあがっているような状態になっているらしい。

医者からもらった薬は、以下の通り。

・カフコデN配合剤(熱を下げ、痛みや咳を和らげる)
・二フラン錠75mg(熱を下げ、炎症を抑える):一般名はプラノプロフェン錠
・パセトシンカプセル250(細菌を殺し、感染症を治す作用あり)

これを3日間くらい飲んでいたところ、ようやく声も出るようになったし、寝ているときの咳も止まり、咳のために寝不足になっていた状態から開放された。来年も同じようなことが起こるのかとおもうと、2月から年度末辺りにかけては本当に気をつけたいところだ。

TRANSIT(トランジット)22号 美しきスペイン

雑誌TRANSITをここしばらくよく買うようにしている。決して安いものじゃないのだが、特集として組まれている内容が、時には国だったり、時にはエリアだったりするのだが、その注目ポイントがこれまでよくある「地域あるある」本に書かれているものとは、ちょっと異なって、多元的文化論で論じているのはもちろんだが、豊富なカラー写真で掲載されているので、白黒写真だと何が映っているのか分からないというのがオチのところを、文章で分かりにくい表現を映像で補っているところが分かりやすい。カラー写真だからといっても、良い紙を使っているわけじゃないので、全体的には本の重さが軽いところもいい。

その中でもゴールデンウィークに行こうかなと思っていたスペインのことを特集しているときがあったので、早速スペイン編を買ってみた。スペインといっても、これが地域によって全然カラーが異なっていて、十把一絡げでスペインを語ることは本当はいけないということがよくわかった。もともとがスペインがあるイベリア半島は、ポルトガルを入れて5つの王国から分かれていて、それぞれで独特の文化を形成していたところのまま現代に至っているので、北部と南部でも違うし、スペイン中心部と沿岸部でも全然カラーが違うということが分かる。

スペインというと、どうしてもバルセロナとマドリードのことばっかりが書かれている本が多すぎるのもイヤなのだが、このTRANSITは満遍なく全スペインのことを記載している。それも誰かがそこを訪れたときに感じた紀行文という文章ではなく、事実を客観的に述べており、あとは街の様子や風景というのを写真という映像を使って、その写真を見た人が勝手に感じて考えてくれというような手法をしているからである。だから、余計な主観が入ってこないので、写真と補完的に記載されている文章を読めば、その土地に行きたくなったり、行った気になれるのがこのTRANSITだとおもう。

ゴールデンウィークの時にはアンダルシア地方に行こうと思っていた。いざ、アンダルシアに関係する本を探してみると、実はそんなに多くアンダルシアの本が刊行されているわけじゃないことに気づいた。地球の歩き方くらいしかまともに情報が載っていないのであれば、これは現地にいったときに結構大変だと思った。もちろん今ではネットがあるので、紀行ブログやいろいろなサイトを見れば情報がある程度載っているのは分かるのだが、やっぱりそれはその旅行者の主観が入ってくるので、良いものも悪く、悪いものも良いというような表現になっているかもしれないので、その見極めが難しい。TRANSITにもアンダルシアにフォーカスがあたった内容が載っており、これをみて、最初はグラナダくらいしか行かないでおこうと思ったが、セビーリャやコルドバにも行ってみたいと思ったのである。

文化論だけではなく、現在の政治・経済に関する情報も載っている。歴史事実は当然載っているのだが、現実の世界があるのは過去の事象を継承しているからという位置づけだとおもうような書きかたをしている。これによって、スペインがECになかなかな入れなかったことや、EUになってようやくEU加盟国になったのはいいが、東ヨーロッパの国々もEUに加盟したことによって、スペインの名は世界中に知られていても、いつまで経っても経済的には上向きにならず、貧民国になっているということもTRANSITによってわかった。それだけ分かりやすく説明がされている。あんまりガイドブックの中では、史蹟や観光地の情報は載っていても、存在背景について詳細に述べているところは他の雑誌にはない表現の仕方だろうと思う。

なお、TRANSITには過去に「イベリア半島」という特集の本も出ているので、こちらも参照して読むと良いと思う。

TRANSIT(トランジット)22号 美しきスペイン
出版社: 講談社
発売日: 2013/9/6
ページ数: 204ページ

TRANSIT(トランジット)3号 スペイン・ポルトガル特集 美しき太陽、追いかけて
出版社: 講談社
発売日: 2008/12/5
ページ数: 177ページ



2013/09/26

ウェストミンスター寺院(ロンドン)

館内の写真撮影は一切禁止であるが、歴代の国王が即位する戴冠式が行われるのがウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)である。1066年にウィリアム征服王(William II)が即位するときに初めてこの教会で戴冠式が行われて以来、ずっと続いている王家とはきっても切れない関係にある教会である。ただ、この教会は戴冠式で使われる教会というわけだけじゃなく、政治家や有名人の埋葬される場所としても使われているところである。現在の場所に寺院がやってきたのは、1245年のこと。ヘンリー3世の時代である。

内部の説明はオーディオガイドを持って歩くのが一番いい。このオーディオガイドは中身の濃い説明をしてくれるので、是非使ったほうが良いだろう。最初は分からなかったのだが、このオーディオガイドの元となるソフトは、実はiPhoneアプリとして無料でiTunesからダウンロードできるので、事前にiPhoneでもiPadにでも入れていって、予習をすることも可能である。寺院で借りれるオーディオガイドと全く同じものだからだ。

さてはて、ここの寺院は本当に荘厳であり、自ら静かにしたくなる雰囲気を持っているところである。寺院の西側から入る形で入館するのだが、そこはちょうど中間地点の場所。まずは入って右側に行き、無名戦士の墓が床に眠っているあたりまでいくことから始めたら良い。そこから順番に北上するような行きかたをすれば全体が観られると思う。

ここでは各種王家の墓がねむっているので、それをみるのがいいかもしれないが、歴代のイングランド王とスコットランド王のことを知らないと、それ、だれ?ということに鳴るので事前に歴代の王くらいは知っておいたほうが良いだろう。その国王・女王が居たときの時代背景と一緒に覚えておくと、歴史がとても楽しくなる。ここでの興味は、イングランドのエリザベス1世女王と、スコットランドのメアリー女王が一緒に埋葬されていること。その墓碑の違いについては顕著なまでに違うので、是非違いを見て欲しいと思う。

奥のほうに行くと、庭園がある。そちらに廻って外から寺院の建物を見るのも良いだろう。回廊風になっている庭園だが、特に面白みがあるとは思えない。
 
 

ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)
URL : http://www.westminster-abbey.org/visit-us/language/japanese/welcome-to-westminster-abbey
Admission Fare : £18.00
Open : 9:30 - 16:00]
Audio Guide : iTunesのガイドはこちら

チャーチル博物館(ロンドン)

イギリスの政治家として有名なのはウィンストン・チャーチル(Sir Winston Leonard Spencer-Churchill)。生まれながらにして貴族の家柄に生まれていた人。この人の活躍は実は第二次世界大戦時のイギリスの首相であるというくらいしか知らなかったのが、実はこの人、若い頃から世界各地の紛争地帯ばかりを歩き回っている人であり、イギリスが植民地時代を徐々に放棄せざるを得ない時期にどのようにその土地を統治していけばいいかいうことに尽力を注いだ人である。

国会議事堂の近くには、チャーチル博物館と言うのがある。正式名称は「チャーチル博物館・内閣戦時執務室(Churchill Museum and Cabinet War Rooms)」というもので、第二次世界大戦中にイギリス政府が戦争遂行の指揮統制の為に設けた地下複合施設を基礎として、その中にチャーチルの生涯を紹介した各種の展示物が展示しているのである。第二次世界大戦時にはドイツ軍による空爆もあったので、こういう地下壕を緊急統率本部として戦争を乗り切ったのだが、この地下壕を主に使っていたのはチャーチルの時代の時。地下壕といっても、ベトナム・ホーチミンにある統一会堂にあるような地下壕みたいに狭さは全くここにはない。大きな建物をそのまま窓のない部屋で作りましたというようなものに見えたので、当時はそこそこ動きやすい建物だったことだろう。全部がコンクリートスラブで作られているので、頑丈に出来ているのはいうまでもない。

チャーチルに関する展示はこの建物中央奥のところに巨大なスペースを作って、その中に時代ごとの仕切りとつけて紹介をしている。ただ、メインとして紹介されているのは、第二次世界大戦中におけるイギリスおよび戦時中の宣伝などに関するものが多い。これについては後述することにしよう。

チャーチルとその妻・クレメンティーンは戦時中の寝起きをここの地下壕で行っていた。それぞれの部屋が今での残っており、簡素ながら、それなりに生活をしていたことが覗くことができる。同じように部屋として残っているのは、当時のロンドン市長の部屋も残っている。
 
 
 
 
そのほかは通信設備や会議室を中心とした各種執務室の展示が人間模型と一緒に行われている。
 
 
 
 
 さて、奥にあるチャーチルに関する博物館エリアに行くとしよう。こちらは、光と音楽によるインスタレーションのようなデザインになっているので、意外に長居したくなるくらいのものだ。だた、地下壕を利用しているということもあるのだが、展示物が薄暗いところにあるために、よく見えない。たぶん紙や服が焼けちゃうことを考慮したものだろうと思う。
まずはチャーチルが青年期に従軍記者として南アフリカにいたということを知った事実にビックだ。冒頭でも書いたのだが、実際のチャーチルは、かつての栄光の英国帝国の没落の途中にあった時代に各地で宰相として活躍しており、植民地をいかに経営していこうかということに翻弄していた。それにあわせて実際に各地に出かけていったのだが、従軍記者として南アフリカにいたときの文才のおかげで、のちにノーベル文学賞を獲っているのはあまり知られていない。ノーベル平和章だったら戦争を終わらせたという功績から貰えるのはわかる。
ヒトラーとチャーチルは同世代を生きた人間だが、どちらも出身国でのカリスマとして崇められたのは有名。その2人を色々な面で対比して紹介しているところもあるのが面白い。ヒトラーについては敵国だからということもあるのだが、比較的悪人の扱いをされているところは戦勝国として軽視している位置づけなのだろうか?
戦時中の1944年に、総選挙が行われており、その選挙ではチャーチル率いる保守党は大惨敗をする。そのときの選挙活動として、保守党に投票するように仕向ける宣伝と、保守党とチャーチルを馬鹿にする宣伝をする労働党の宣伝というのが両方展示されていて、それぞれの主張がおもしろく紹介されていた。こういうプロパガンダは、戦時中だからというわけじゃなく、なにかしらのイベントのときには広報するひとたちにとって大活躍する時勢だから、思い切ったキャッチコピーも生まれて楽しいのである。
 
 
戦時中の戦況は会議室等で議論している話題のひとつであるのはいうまでもないのだが、ドイツと戦っていたイギリスは、ドイツが敗北したあと連合国内でどのようにドイツを分割して統治するかという議論も既に始まっていたことを知って面白いと思った。イギリス、フランス、ロシア、アメリカの4カ国によるドイツ分割統治は、それぞれの主張でどこのエリアが欲しいかというエゴが向き出し合っていて面白い。ロシアは東半分、フランスは南西エリア、アメリカはミュンヘンあたりのビール地帯、イギリスは北海沿岸を中心としたエリアだ。
 同じようにアジアにもたくさんの植民地を保有していたイギリスは、日本帝国軍によるアジアの侵略に関してかなり舐めた戦略を持っていたようだ。アジア軽視していたということもあるが、アジア人がヨーロッパ人と戦って勝つわけがないと思っていたからである。なぜならこれまで獲得したアジアの植民地は、現地住民と戦って即効で獲得したところもあるが、同じヨーロッパの列強であるオランダやポルトガルから奪い取って大きくなってきたところなので、ヨーロッパ人の軍事力は認めるがアジア人には戦闘能力がないとおもっていたようだ。だから、手薄になっていたところに、日本軍が快進して速攻でシンガポールが陥落したときには、なにもないところをいちから作り上げた場所であり、当時世界の港の5本の指に入っていた貿易港であったところを奪われていたショックは大きかったらしい。おまけに、この陥落によって、「イギリス人って実は弱いんじゃない?」とこれまで奴隷のように扱っていた現地住民たちの意識を変えさせてしまったことは、後世のアジア諸国の独立運動の始まるきっかけになったことは有名。特にインドは既に1930年代から自由独立の運動が始まっており、英国帝国主義者であったチャーチルは、運動の先駆者であるガンジーを毛嫌いしていたのも有名だが、結局はインドの独立を戦後許してしまったことになる。アジア戦略の軽視がここに現れていた。
 
なお、チャーチルが口頭筆記した「第二次世界大戦」というベストセラー本がここには展示されているかと思っていたのだが、なぜかあの本がなかったのは不思議。たまたま見つけられなかったのだろうか?この「第二次世界大戦」という本はノーベル文学賞を受賞するきっかけになった本である。

チャーチル博物館・内閣戦時執務室 (Churchill War Rooms)
URL : http://www.iwm.org.uk/visits/churchill-war-rooms
Address : King Charles Street, London SW1A 2AQ
Open : 9:30am - 18:00

ロンドンで見つけたもの


どの街もそうなのだが、街の中をふらふら歩いていると、いろいろなものに目が付き、是はなんなんだろう?というものを発見する。そういうものを発見すると、かつて雑誌VOW!に投稿されていたようなものを発見したような感覚に陥る。

今回ロンドンの町で見つけたものは、まずは、真っ赤な公衆電話。イギリスの公衆電話ボックスは基本的に赤色。このハコを見つけたら、公衆電話だと思ったらいい。しかし、日本と同様、イギリスも携帯電話の普及によってこの公衆電話を探すのが大変。ほとんど見かけないからである。とはいっても、公衆電話の溜まり場みたいなところはまだ残っている。それはオペラ座の傍。おそらく、オペラをみた帰りに携帯電話でタクシーや車を呼ぶときに電波が繋がりにくい場合には、こういう公衆電話から連絡するということをするのかもしれない。

しかし、公衆電話は1種類しかないとおもったら大間違い。日本ではもうすっかり廃れてしまった、インターネット公衆電話というのがここには存在する。青色のボックスになっているものなのだが、見た目は一般的な公衆電話と全く同じなので特に利用するときに迷うことはないだろう。
それと、イギリスといったら、なんといってもタクシー。タクシーは1種類しか車のタイプがないし、どれもこれも全部黒。日本のタクシーのようにカラフルな色では全然ないため、統一的な色だからバカでも分かる。そして、日本のタクシーのように普通の乗用車をそのままタクシーにしているというのではなく、車内の構造がちょっと違う。なんといっても、にほんの 乗用車のように、後ろに大なり小なりのトランクルームが存在するということがまずない。無駄なスペースなのである。運転手とエンジンルーム以外は全部乗客が使うスペースとして作られている空間があるのがここのタクシーの特徴。だから、後ろの席に座って、運転手と近い距離感で話をするということがあの車の中ではない。外から見ると車内は狭いように見えるのだが、実は車内が広く見えるという不思議。そして、トランクのような荷物があった場合には、どのように荷物を運ぶのかというと、乗客が座っている空間にトランクも入れてしまうというもの。これならトランクルームとしての空間もとても広いので、結構モノが入るというもの。なんで、日本のタクシーもこのタイプにしないのか不思議だ。絶対便利だと思う。もちろん、ロンドンのタクシーはメーター制である
歩いていると、一体どうなっているのかわかんない状態のものに出くわした。自転車が街灯に括りつけられているのだが、その繋がり方が、空中に浮いた形になっているので、、嫌がらせでやっているのであれば、これほどいやなものは無いだろうし、持ち主本人が大真面目に誰にも取られないように駐輪しているだけというのであれば、こんなに面倒くさいことは無いだろうと思う。
自転車といえば、最近ヨーロッパの大都市ではどこでも存在するのだが、自転車のレンタルバイクを提供しているところがある。料金体系や借り方についてはどういうことになっているのか詳しいことは分からないのだが、もしかしたら乗り捨てタイプで、借りた場所に戻さないといけないというのではなく、目的地に近い違う場所でも返せるというタイプのようだ。だいたいが大手金融系の会社がスポンサーになっており、そのスポンサーとしては単なる金儲けの会社ではなくボランティア精神に溢れている会社だというアピールでしかないような気がする。
それから、なんと事故現場に出くわしてしまった。街路樹が清掃用トラックに倒れてくる状態になっているところだ。なんでこうなったのかというと、どうやら街路樹があったあたりの道路舗装工事をしていたところ、誤って街路樹の根元を支える部分を根こそぎ掘り起こしてしまったのが原因らしい。その場面にたまたまトラックがやってきて、運転台と荷台の間にちょうど挟まったというオチの場面だ。その事故現場に出くわすのはめったにないのだろうか、街を歩く人たちも自分たちの持っていたスマホなんかで写真を撮り、それをツイッターやフェイスブックに上げているようだった。
 
 
かつてシンガポールの街中を歩いていると、なぜか歩道の白線がジグザグになっているところがあり、なんでそんなわけのわからない形になっているのだろうか?と疑問に思ったことがある。シンガポールの旧宗主国であるイギリスにも同じようにジグザグになっている場所が存在した。あれは単に眠気防止のために視覚的訴えなのかなという気もした。が、もう1つシンガポールで見つけて、ここにもあったとおもったものがある。それは、シンガポールのブギス交差点傍にある歩道用の横断歩道なのだが、対面の歩道に真っ直ぐにあるけず、一度中央分離帯のところで止まらせるために存在しているというもの。これを発表したイギリス人は一体だれなんだ?と本当に怒り心頭だ。
 
そういえば、イギリスのポストは日本と同じ赤色のもの。しかし、ポストをよーくみると、その設置時期によって形もマークも実は違うのである。現国王はご存知女王・エリザベス2世。それぞれの国王によって紋章というのが決まっているため、その紋章を知っていれば、これはどの時代のものかというのを知ることができるのである。郵便制度はかなり古い時代から出来た仕組みなので、それにあわせて古いポストを探すというのもありかもしれない。大体の場合は、ポストの横の位置に、王の紋章が見えるので、それを確認すれば良いだろう。
それとオシャレだなと思ったのが、電子広告付きのゴミ箱。これ、結構街中に存在していて、よくぶっ壊されないなと不思議に思ったものの1つ。デジタルサイネージが街中に溢れるというのは、平常時にも広告として便利なツールだと思うし、イベント時には、そのイベントを盛り上げるための装飾としても利用できるし、非常時においては、避難場所の表示などに利用できるから、こういうのをどんどん設けるのも良いだろう。ただし、一般道路に面しているところに置かれているので、車が衝突してこないのか?とハラハラする。あんなものをぶっ壊したら、きっと数百万円の弁償になるからだ。
金融街のシティあたりを歩いていると、駐車場への進入を防止するためのポールがオシャレなのに気づく。イギリス国王のお墨付きということでも言いたげなマークが入ったポールが立っている。これはロンドン全体で見られるというわけじゃなく、特別な地域にしか見られることはない。
最後に紹介したいのは、ロンドン市内の街の通りの名前。別にたいしたことは無いのだが、印象深い名前の通りを発見したので記録に残しておく。なんと「Love Lane」という名前の路地。名前としてはなかなかシャレているのだが、どうして「Love」なのか?!

2013/08/16

世界一周!チラ見の世界史(podcast)

高校の時には2年次に地理と世界史を履修したが、3年になったら地理一本にした。だいたい世界史というのは、ギリシャやローマ帝国のところで似たような名前のひとたちがわんさか出てくるというのと、中国の歴史も春秋戦国時代のあたりになってくると、国名が一杯出てきてわけがわからなくなるというのがオチだった。だから、世界史なんか面白くもなんとも無いと思っていたのだが、社会人になってある程度お金に余裕が出来て、各国を旅行すると、現地の歴史とは切っても切れない状態にどうしても陥る。特に博物館や美術館に行くと、国の歴史の宝庫が集まっているようなところであるから、バックグランドの知識が無いと、その展示物のを見ても何にも感じないのがオチだ。それが一番良くわかったのは、ギリシャのクレタ島に行ったときに、クレタ島の博物館に展示されていた、小さい何気ない飾りもののケースの前をさささーっと歩いて行こうとしたときに、ドイツ人観光客のおばさんたちに「あんたたち、クレタ島にきたのになんでこれを見ないの?野蛮人?日本人は賢いと思ったのに、意外に無知なのね?」と、さっきすれ違っただけのおばさんたち集団に囲まれて、めちゃくちゃ罵倒されたことがあった。ヨーロッパ人にとってはギリシャ文化・古代ローマ帝国の歴史は「常識」の範囲であり、それに後に出てくるキリスト教の文化と素養が組み合わさって現在の西洋世界が出来上がっているのだが、それを知らない地域で育った日本人にとっては、なんのこっちゃと思うようなことが多々ヨーロッパでは出くわすし、展示物に対してもなんでこのケースの前には人がたくさん溜まっているのだろうという場面に出くわすことがあると思う。

上述のクレタ島のこともそうだが、のちに初めて台湾に行ったときに、台湾のことを全く知らないで旅行したことも今考えると馬鹿だなとおもうのだが、現地では日本語を話せるひとがめちゃくちゃたくさんいるし、老人になればなるほど流暢で小難しく今の日本人では普通使わなくなった日本語を綺麗な発音で話す人に出くわしたりして、一体台湾ってどういうところなの?という不思議ちゃん体験をしたことがある。それから、帰国した後、むさぼりつくように台湾に関することの書物を歴史・地理・文化の面から徹底的に読み漁ったあと、それでは飽き足らず、中国大陸に関しての本を読み始めた記憶がある。あれだけ高校の世界史の時間はツマンないとおもっていたことも、なにかのきっかけで無性に好きになることもあるんだなと、今思い出しながら書いてはいるが、本当にそうだと認識した。

山川の世界史教科書を開いて、それをまた読み直すなんていうことをすると、また航行の授業のことを思い出すので寝ちゃうことになるのだろうとおもうのだが、それを耳から聞いて、通常の歴史の授業じゃなく、関係事象が出てきたら脱線しまくる授業なんかがあったら、きっと世界史の授業というのは本当に楽しいだろうと思う。

ポッドキャストの世界では、トリカゴ放送の番組のなかで、池袋の世界史の塾を開設しているゆげ先生の歴史の授業というのは、本当に面白い。言葉だけで映像が無いのだが、話の内容がめちゃくちゃ面白いので飽きが来ないし、雑学を交えた内容だけに、話に深みが出ていてどのポイントからみても飽きないなと思った記憶がある。これはレギュラー化してくれないかなーとおもっていたところ、ゆげ先生ではないのだが、似たような番組がレギュラーとして存在していたことを発見した。

旅に対してストイックに追い求めているネット界の旅行マニアであるやすやすさんがプロデュースしているポットキャスト番組の「世界一周!チラ見の世界史」というのがそれだ。ゆげ先生の授業の場合は、「事象」「出来事」を中心とした歴史を教えるというものであるが、この番組は毎回1つの国をテーマにして、その国の歴史を広く浅く拾っていこうという番組である。

番組に登場するのはやすやすさんを入れて3人。声が渋いダンディーな感じがするおおたに先生と、女子大学生か就職したてのまきちゃん先生である。「先生」と書いているが、本当の学校の先生ではなく、単なる歴史好きの素人なんだが、番組上では学校を想定してこのお二人が毎回順番に先生役になってその国のことを説明するという設定になっている。

国の選択は、前回の終わりのビンゴのようなものを使って決めているようだ。それについては実際にどうなっているのかわからないが、いちおうランダムに地域とその地域内に番号化された国を選ぶということになっている。これを記載しているときには、なんだかアフリカと中東ばっかりだなーという印象が拭えないのだが、それでも全世界の国連加盟国がそれぞれ1つの国として登録されているようなのだ。有名な国もあればほとんど知られていない国もあり、それらをランダムで選んで次回までに知識として仕入れ、それを発表するということになっている。これが聴いている人、そして説明をするひと、それぞれが実際に行った事がある場所であれば、予備知識とかどうでもいいようなトリビアを説明の中でいろいろとブチ込むことができるのだろうが、何にも知らない国の場合には、単純にウィキペディアやそこから派生する情報をまとめて説明することしか出来ないんだろうなということになる。

むしろ、よく知られている国の場合は、旅行者も多いだろうし、勉強や本を読んだこともある人も多かったりするので、変なことを説明すると、すぐにツイートやFacebookで「あれは間違ってます」とどうでもいいようなツッコミをしてくるような馬鹿な反応がネット上であわられるだから、あまりにもよく知られている国だと、説明する側だとプレッシャーがあるんだろうなとは思った。

1つの国の説明には回にもよるのだが、だいたい1時間番組くらいになっていると思ったらいいだろう。国の歴史は千差万別でいろいろあるとおもうのだが、歴史が長い地域の場合にはかなり説明に苦労するだろうと思う。が、短すぎる国もかなり説明が難しいだろう。それをうまーく調理しておもしろおかしく説明するのがこのお二人の役割。

初めて内容について知ったような国なんかも結構たくさんあるし、どういう場所なんだろうと昔から気になっている国も結構ある。それを解説してくれて初めて「へぇ~」と思うところはかなりたくさんある。結構勉強になる番組だ。

さて、たまに番組としては国の歴史を説明するのではなく、あくまでも学校を想定としているので、中間テストのようなものが出題されるときがある。つまり、それまでの授業のなかで説明してきた内容を確認するために、出題形式で答えを求めるというのがあったりするからどこまでも学校なんだなとは思った。また、課外授業のようなスタイルとして、外部講師を呼んできたようなイメージで数回に渡って説明する回もあるので面白い。

今後はどういうスタイルになってくるかということもそうだが、どういう国が説明してくるのかはワクワクだろう。

<世界一周!チラ見の世界史>
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バイリンガルニュース(Podcast)

爆笑問題がやっているTBSの深夜のラジオ番組「JUNK爆笑カウボーイ」のPodcast版を毎週聞いているのだが、そのなかで、日本人の女性とアメリカ人の男性の2人が独自でポッドキャストを行っている番組「バイリンガルニュース」がめちゃくちゃ面白いと紹介されていたので、その回の爆笑問題の番組を聴いたあと、早速iTunes storeからダウンロードして聞いてみた。

日本人のマミさん(♀)とアメリカ人のマイケルさん(♂)の2人が絶妙な会話で世界中から見つけてきたニュースに対して、あーだこーだと論じる内容というもの。ポッドキャストの題名が「バイリンガル」と言っているだけあって、マミさんは日本語、マイケルさんは英語でコメントをしているのが基本。記事の内容をまずは最初にだいたいマミさんが紹介して、その後にマイケルさんが英語で同じ内容を話すのだが、そこからいきなり独自の会話がスタートするというもの。

最初のころは、マミさんは日本語ですべてコメントしていたのだが、だんだん興奮してくると英語でコメントするようになるし、たまにマイケルさんも渋い声で日本語が出てくるときもあるし、まさしく日本語と英語がチャンポンになっている番組と言っていいだろう。番組冒頭のところで英語のスピードが早い人はスピードを遅くして聞いてくださいといっているとおり、生の会話の英語が聞ける練習台としてもこの番組は役に立つ。

ただ、各ニュースに対して決まった時間内に全部喋っちゃおうということではなく、飽きたりるまでその話題を突き進んでいくという点では、1回あたりの番組の長さが毎回異なるので、行き帰りの通勤・通学時間帯で聞けるかどうかはその回次第になる。だいたいの場合は1時間程度くらいの番組になっているので、個人的にはノーマルスピードで聞いていると、本当に時間がなくなるから、倍速で聞いている。そうなると、結構興奮して会話をしているところだと、言葉が早すぎて何を言っているのか、脳みそでの理解するスピードとヒヤリングのスピードのシンクロがずれてきて、途中から判らなくなってしまうというときはたまに個人的にはあったのだが、普通の人はまずはノーマルスピードで聞いてみると楽しいだろうと思う。

浅い知識で2人が喋っているのであれば、つまんない会話になるとおもうのだが、ニュースに対する幅広い知識とバックグランドの情報をもって自分の思っている意見を互いにぶつけているところが面白い。片や女性で、片や男性なので、男女間の思想の違いというところも出てくるときがあるし、日本人とアメリカ人(広い意味での西洋人)という思想の違いが出てくるときもあるので、いろいろな面でこのプログラムは面白いと感じるだろう。

たまにエロネタも出てくるのだが、マミさんもそれには「もう聞きたくない~」と少女的反応をするのではなく、毅然とした態度で反論やアグレッシブな意見を出しているところも、なかなか変態的要素をこの人は持っているじゃないのかと思いたくなる場面も良く出てくる。ただ、それはトピックスとして持ってきたニュースの内容次第でエロネタになったりするときがあるのであって、毎回毎回エロネタで最後は終わるというわけじゃない。

それにしても、マミさんは番組の中では留学はしたことがないというのに、アメリカ人のような発音をされているので、本当に留学の経験は無いのか?とビックリすると最初は思うだろう。マイケルさんの日本語もそんなに頻繁には出てくることはないのだが、日本語にしてもへんな外人日本語ではないので、これもまたビックリだ。マミさんはもちろん英語を理解し話すこともできるのだが、マイケルさんもマミさんの日本語をタイムリーに聞いて理解し、それに反応しているということは、日本語のヒヤリングは完璧なんだろうと思う。

たまにこの番組にも日英の両方を話せるゲストが出てくるときがある。いろいろな有名人がこの番組に出てくると今後はおもしろいだろうなとは思うのだが、どこまで出演してくれるのかは、今後、バイリンガルニュースが有名番組になって既存メディアの枠を超えて情報番組として紹介されるようになると芸能人あたりも出てくるんだろうと思う。たとえば、ミッツ・マングローブとか。

ピックアップされるニュースのネタとしては、ギズモードとかロケットニュースなんかに出てくるようなちょっと変わった内容とか、真面目にCNNやウォールストリートに出てくるようなニュースから選んでいるところが知的だ。だから、分野としても経済・歴史・科学技術などなど幅が広すぎるくらい広い。それに対して、全部コメントを行っている二人の知識量については脱帽だ。それも的を得ているし。でも、たまに勘違いしているのもあるし。

この番組を聴いて毎回感心するのは、そのときにはこういう表現をするのね?というのを勉強になるという点だ。普段からネットや通常の英語圏で使われている言葉をそのまま使われているし、たまにマイケルさんによる、使われている言葉の表現の違いというのも解説されていたりするから、英語による英語の勉強というのが出来るのもこの番組の魅力だろうと思う。

ただ、こういう番組、他にあっても良さそうだったのになんでなかったんだろう?というのは本当に不思議だ。今後、他に日本語と中国語のチャンポン番組とか、日本語とフランス語のチャンポン番組なんかも出てくるんじゃないだろうか?ただ、そのチャンポン言語の会話についても、会話の内容が楽しくなければ面白くなく、単に言語はツールであるだけであることを忘れてはいけない。

たまに既存メディアにも2人は出演することもあるので、今後は要注目だ。

ツイッターもフェイスブックも駆使して情報配信しているので、まずはいろいろ登録してみたらいいと思う。

バイリンガルニュース
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2013/08/03

ヒップフラスコ

酒好きな友達に何かおもしろいプレゼントを贈ってみるのもいいかなとおもって考えたのが、よくアメリカ映画に出てくる飲兵衛が尻のポケットに忍び込ませているヒップフラスコ。アル中のおっさんが、我慢し切れなくて、ポケットに忍び込ませている酒をグビっとひっかけて、アルコール禁断症状を抑止しているというあの容器である。

しかし、最初はあの容器の名称さえ、何というのかまったくわからなかった。デパートあたりで、店員の人に説明するときに「尻に入れる容器を探しているんですけど」という言い方をすると、アナルプレーをする道具を探しているのかと勘違いされて、何度も店員に「え?!」と怪訝な顔をされたことはある。お店の人に教えてもらって「ヒップフラスコ」だというジャンルの容器だということを知る。しかし、一般的には「スキットル」というらしい。ここでは、ヒップフラスコで統一したいと思う。

ヒップフラスコの材質は、実は結構色々ある。安いのはステンレスのものなのだ。これはステンレスなので台所でも使われるくらいなので、軽くてじょうぶでさびにくいのがいい。ところが、ステンレスの場合、金属とアルコールが反応してステンレスのイオンが溶け出すために、酒の味が変わってしまうという難点がある。それじゃ、他の素材はどうかというと、次に多いのがピューター。マレーシアの特産である錫で出来たピューターもいいとおもうし、お手軽価格で手に入るのだが、こちらは素材が柔らかいので、お尻に入れて持ち歩いていると、簡単に形が変わってしまうという点がだめだ。じゃ、似たような色をしている銀だとどうかというと、こちらは銀なのでそれは高価である。また、銀製品はスプーンやフォークなんかもそうなのだが、常に銀のつやつやした色を保つためには、磨かないといけない。ちょっとほうっておくとすぐに黒くなるのが難点だ。それで選んだのがチタンである。チタンは丈夫なうえ、耐食性がよく、軽さもそこそこ軽いのでいい。しかし、銀製品に比べると安いのだが、ステンレスや錫に比べると断然高価である。一長一短ではあるのだが、長い目で使ってもらうためにはチタンがいいかなとおもって選んでみた。

ところが、チタン製品のヒップフラスコを探してみると、これがまぁ数が少ないこと、少ないこと。種類が多いのはステンレスか錫であり、ただでさえヒップフラスコの売れが少ないということもあるのだろうが、チタンがそんなに安いものではないからということもあるのだろう。探してみたところ、山登りのひとたちにとっては、丈夫で軽くて変形しないという容器が好まれて使われており、山登りのひとが全員酒を飲まないかというとそんなわけがない。となると、結果的には酒飲みの登山家がいるわけで、そういうひとが持ち歩くために開発された製品はあるということだ。

アウトドアスポーツ製品の製造の老舗であるエバニュー社に、ヒップフラスコ製品があることを発見。内容量190mlはそこそこ酒を持ち運びする量としては適量だとおもうし、それ以上の量を飲むのであれば、家や宿泊地で飲めばいいわけで、歩きながらや旅先でのちょっと飲むという程度ではいい量だ。そして本体の重さとしても68gだから、液体200ml程度を入れても300g以下ということは、持ち運びでも重さを感じないということだろう。

製品としてはショットグラスやロート、そして持ち運び用の袋があるのだが、こんなもの使う人がいるのかどうかは疑問。そして、ふたの部分は捻って開けるタイプのものだが、そのふたの部分が少し頼りなさそうな気がするのが気になる。

チタンスキットル190
製造社:エバーニュー社
品番:     EBY701
価格:     13,650円(税込)

2013/05/11

アズレージョ(ポルトガル)

アズレージョはポルトガルの文化とは切っても切れないものである。そのデザイン性から、絶対イスラム系の文化を継承しているのは確かだと思うが、それがポルトガルにどうして根付いたのかはよくわからない。しかし、キリスト教徒の国であるにもかかわらず、イタリアやフランスとは違う民衆的なデザインであるといえよう。

アズレージョの本当の意味は「タイル」。アズレージョというとなにか特別なものとおもわれがちだが、実際には単純なタイルであるため、タイルだと考えるとなんだか綺麗なデザインもそんなに価値のあるようなものにはおもえなくなってしまうのが不思議だ。でも、アズレージョという言葉の響きをこのまま使うとして、そのアズレージョを街中でいろいろ眺めてみると、まぁその種類の豊富さは、無限に存在するものだし、アズレージョの規模が大きければ大きいほど、総合的に観たときにアズレージョの綺麗な並びにとても感動する。
アズレージョの技術は実は家や店や教会だけに限らず、道路にまで延長されていることに気づかないといけない。何気なく歩いている歩道も、アスファルトで整然としているというのではなく、モザイク模様を作るため、小さいサイコロ状の石を敷き詰めたようなものになっているため、これを使って道路で絵を描くということをポルトガルの各地で見ることが出来るのである。このモザイク模様は、マカオの町でも見られて、たぶんポルトガルの植民地である場所であればどこでも見られるものらしい。
しかし、タイルだとおもって、1枚だけ家に持って帰るということを考えた場合、確かに1枚でも綺麗なのだが、たくさんのタイルが集まって1つの集合体を作っているときと比べると全然違ったものに見えてくる。コーヒーなんかに使うためのコースターだったらいいかもしれないが、やはりアズレージョとしてデザインを考えたときには、やはり壁全体くらいの数のタイルが欲しいところだ。