
でも、提督という役職を1人1ヶ月しか任期として、常に代わる代わる提督が任務することにした。任期を短くした理由は、権力が集中し権力者による独裁を防ぐためにある。また、提督の任期に連続任期になることは禁止であり、任期中は無給で任務しなければならないという制約もついた。さらに、任期中は提督邸から外出することは許されなかった。これは任期中に外部者との不要な接触を避けることで、情報の漏洩や汚職を防ごうとしたためである。実に賢い制度の活用だと思う。これほどガチガチに縛られた制度であれば、誰も好き好んで提督になろうとは思わない。だから、持ち回りでその提督の役割を演じたという。
6つあるアーチの美しい柱廊を潜ると、中は中庭のようなところに出てくる。まずは内部の博物館のほうを見てもらったほうがいい。提督邸内部は博物館として公開されており、執務室や会議用のサロンも見学することができる。鐘楼の金を突いている2体の銅像のほかに、門の鍵もこの提督が管理する役割であり、その鍵もこの展示されている執務室に飾られている。とくかくゴツい。しかし、内部は写真撮影禁止。定期的に係員が見回りにくるので、それを避けて写真を撮るという面倒くさいことをしないとだめなのだが、結構写真はとるチャンスはある。しかし、なんで写真撮影は禁止なんだろう?謎だ。














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