しかし、フォリントは為替として通貨が弱い立場なので、市場に出回っている紙幣の数字も実は結構大きい。紙幣として一番小さいのは200フォリントではあるが、一番上は20000フォリントであり、その間は、1,2,5とつく数字単位ごとに紙幣が存在する。
たくさんの紙幣の種類があると、実際にお金を利用する際に、いくらだから何の紙幣を何枚使わないといけないのかというのを会計時に戸惑ってしまうときがあるが、そうならないためにも、サイフの中では種類をバラバラに持っているのではなく、同じ種類はまとめて持っておいたほうがいいかもしれない。
さて、ハンガリーフォリントの紙幣だけではあるが、表面と裏面にどんなものが載っているのか紹介したいと思う。
■ 20000フォリント紙幣
表面:政治家 フェレンツ・デアーク (Ferenc Deak)
裏面:ペストの国会議事堂


■ 10000フォリント紙幣
表面:シュテファン1世王
裏面:エステルゴムの風景
■ 5000フォリント紙幣
表面:セーチェニ・イシュトバーンの肖像
裏面:ナジツェンクにあるセーチェニ家の記念館


■ 2000フォリント紙幣
表面:ベトレン・ガーボル(トランシルバニア公)
裏面:ベトレン・ガーボルと科学者たち


■ 1000フォリント紙幣
表面:マーチャーシュ1世
裏面:ヴィシェグラードのヘラクレスの泉
■ 500フォリント紙幣
表面:ラーコーツィ・フェレンツ2世
裏面:サロスパタク城(ハンガリーの東部辺境)
■ 200フォリント紙幣
表面:カーロイ1世
裏面:ディオーシュジュール城
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