
コム・ヘンとは、ご飯の丼の中に貝・香草・もやし・胡麻などなどのたくさんの具を混ぜた、いわゆるぶっかけ飯である。そんなに大きなご飯茶碗ではないので、さくさくっと食べられて安いというのがいかにもベトナム風である。スープもついているのだが、食べ方は自由で、そのスープをご飯の中にぶっかけるようにして食べても良い。


この日も既に昼の時間は終わっているだろうとおもわれるのに、近所の人がちょっと腹ごなしにという意味なのだろうか、店はそこそこ人がたくさんいた。おばさんだかおねえさんだか分からないような年齢の女性が3人くらいで切り盛りしているところなのだが、これがまたあんまりマネージメントできていなくて、楽しかった。でも、目の前で作ってくれるのを見たりすることができるのが嬉しい。もちろん、こういう店では英語も通じない。ベトナム語だけだ。こちらはベトナム語が全く出来ない。というと、もう「あーあー」と言うだけしかないのだが、幸いにもこの店はコム・ヘンしか売っていないので、数だけ言えばいいのが嬉しい。いちおうトッピングのリクエストはあるようなのだが、そんな器用なリクエストを言う能力が無いので無理。でも、いいのだ。美味ければ。



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