
混むだろうと思って早めに空港に到着しても全く意味が無い。なぜならチェックインは出発2時間前にならないと絶対に行われない。他に出発する飛行機が手続きをしているから、ついでにやってもらおうなんていっても、受付拒否だ。時間まで待っていろといわれるだけである。そうなったら仕方が無いので、荷物を持って待合室・・・といっても、部屋になっているわけではないが、椅子に腰掛けて時間までのんびり待っているべきだろう。座っていると、「ご注文は?」とお姉さんがやってくるので、ここはベトナムコーヒーでも飲んでのんびり待っていればいい。1杯8000ドンだ。激安。ご飯メニュもあるので、軽食をここで摂ってもいいが、食べている人はたまたま居なかった。



コーヒーだけ飲んでいても時間は潰れるわけでもなく、暇なので空港内をうろうろしてみたが、あっさり終わってしまう。というのも見るところがほとんど無いからである。空港ターミナルは、いまコーヒーを飲んでいるところがメインみたいなもので、後はトイレと売るつもりが全く無い売店があるくらいだからだ。売っているものも、コンビニで売られているようなお菓子類しかないというのが笑える。日本の空港のように名物弁当や名物品を売っているようなことは、ここフエには無かった。ホーチミンの空港はそこそこあったのに、この違いようはなんなんだ。


ちなみに搭乗口に行ってみても、実はそこでは待つことが出来ない。では、乗客はどうするのかというと、2階にある乗客待合場に行くしかない。螺旋階段を上っていくと、目の前に整然と並べられた椅子とお土産屋がある。いちおう軽食屋もここにはある。でも、テレビが置いていないので、世の中どうなっているのかというのはここではわからない。テレビでも置いておけば良いのになとおもう。そして、また出発までここで長い時間を待たされる。ベトナムでは待つのが仕事だ。お土産屋といっても、商店街の誰が買うのかわからないようなオバちゃん用の服が無造作に置かれていた。無造作といっても、一応截たんでいるのだが、なんというか、スーパーの安売りされているハンガー掛けのような形で売られている。あとは、これも誰が買うのかわからないような木彫りの人形とかも売られているし、2階に上って来た乗客の多くは最初は、どういうものが売られているんだろうと興味本位に見に来てはいたのだが、誰もが買うもの無しと思って、そのまままた大人しく席に座る。喫煙をする人は、暇でイライラするためか、ひっきりなしに喫煙場に行っている人もいた。ベトナム航空のラウンジが同じところに存在するのだが、これがまたどこがラウンジじゃーというようなもので、別室になっているだけで何もサービスは無い。







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