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ホーチミン行きの飛行機に乗るために空港にやってきたのは、午後3時半ちょっと過ぎ。そんな夕方からの飛行機に乗るために成田空港に来たのは良いが、夕方便でアジアに行く人と、アメリカ方面に意向としている人たちが結構たくさん空港内に居た。
チェックインカウンターに行こうと思い、電光掲示板のチェックインカウンター情報を見たところ、乗ろうとしていたのはベトナム航空だったのに、JALの機材でホーチミンまで行くことになることがわかり、JALカウンターに出向く。ベトナム航空とJALは互いにコードシェアになっているようで、このような現象になるのだということがこのときわかる。行くときからベトナムを体感できると思ったのが、すこしがっかりした。JAL759便とコードシェアにはなっているとはいえ、搭乗券での印刷は、ベトナム航空957便で印刷されている。やっぱりJALで発行されたほうが値段は高いのだろうかなどと、つまらないことを考えてしまう。
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機材がJALなので、なんの目新しさもなかったのだが、機内アナウンスは、日本語と英語のみだった。ベトナム語のアナウンスもあったのだが、それはすべて録音放送だったので、生のベトナム語のアナウンスはなかった。でも、スチュワーデスとしてはどう見ても日本人ではない人が乗っていたので、きっとベトナム人かもしれないのだが、生の声での放送がなかったのは残念だ。
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ベトナム入国の際には、入出国カードのほかに税関申告用紙の記入が求められる。閼伽と黄色の派手な紙になっているほうが健康報告書であり、もう1枚が入出国カードだ。これらは機内で配られる。ただ、両方とも書き方がいまいちよくわからないのだ。これだけいろいろな海外に行ったのに、それでも手間取ってしまうのは、不思議なカードで意味不明な点がたくさんあるからだろう。
まず、健康登録書は昨今の新型インフルエンザのせいで登録するものだとは思われるのだが、記載が上下で二箇所、同じような内容を記載するところがある。上が提出用で、下が個人で保管しておくためのもの。よく考えたら、下半分は配る必要がないのではないかと思うのだが、一体何のためにあるのかわからない。違いといえば、真ん中黄色い部分に、現状症状があるのかないのかを記載して提出するか、そうではないかの違い。面倒くさい。どうせなら、カーボン用紙形式の紙にしちゃえば、書く手間が減るんだけどなー。
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入出国カードについても、これもなかなか意味不明なカードだ。入出国カードと言う名前なのだから、ベトナム入国時および出国時に必要なカードであることはわかる。入国審査官がそのカードを使ってどう処理するかを決めるのだと思うのだが、そのカードが日本帰国時まで結果的にずっと持ちつづけたことである。てっきり、ベトナム入国時および出国時に切り取りなどをして、係官に没収(?)されるのかとおもっていたのだが、全くそれがない。なんのための審査なのかいまだに不明なのだ。また、この入出国カードだが、最初は全部入国のために必要な情報を書けば良いのかと思った。だが、裏面はなんと出国時の情報を書かないといけないのである。それも三段書きになっている一番左側だけ。間違って、入国時の日付を出国時のフォームに書いていたのだが、特に何も言われなかったというのも問題なのだが、どこまで入国情報でどこから出国情報を書くのか、あの用紙のどこにも書かれていなかったことが不思議だ。帰国後、ガイドブックに入出国カードの書き方のところを改めて確認して、この事実がわかった。
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ホーチミン行きのご飯は夜ご飯になるのだが、2種類が提供されていた。
(1) たいめいけんのキーマカレー
(2) マグロの照り焼きと野沢菜ご飯
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どちらにしても経費削減なのか、見た目がしょぼいなーというのが正直な感想だった。あの程度のご飯であれば、さっさと食べ終わってしまうし、もうすこしほしいなーという気にもなってしまう。高度が高いところを飛んでいるから、それほど腹は空かないだろうなんて思っていても無理なものは無理。やっぱり例えご飯が出るといっても、搭乗前にすこしお腹に入れておいたほうが良いかもしれない。
こちらがキーマカレーのバージョン
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こちらがマグロの照り焼きバージョン
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ホーチミンの空港は、最近日本の円借款により新しく構築されたものなので、とても近代的で綺麗な空港だった。綺麗過ぎて、一瞬ベトナムの水準の高さに驚きそうになるのであるが、それはあくまでも空の玄関口だから、メンツを気にして近代化にしているだけだというのが外に出てすぐわかる。
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入国審査の時間はとても時間が掛かる。なにをチンタラ処理をしているのかわからないが、本当に遅い。ただ、入国しようとする人たちは1列に並ばされ、あいた窓口のほうに係員が誘導するという方式を取っているので「この列遅いなー」とイライラすることはない。ただ、全体的に処理が遅いのである。そういえば、久しぶりに、入国時に帰りの航空券を持っているのかどうかを聞かれた。これまで必要とは聞いていたが、提出を言われたのは実は初めてだったので吃驚した。あの中国でさえも言われなかったのに、このときに血社会主義国家だから厳しいのか?と思ったのは言うまでもない。
あまりにも入国審査が遅いので、預けた荷物はすっかりターンテーブルから下ろされ、空港係員が整理をしていた。あとびっくりしたのは、出国前に荷物検査は成田空港で手荷物および預けた荷物の両方ともチェックされているのにも関わらず、ベトナムでは入国審査が終わり荷物を受け取ったあとでも、また荷物検査が行われる。この検査の意味が未だにわからない。怪しいCDや雑誌の持込を防止しようとしているのかと思ったのだが、そうでもなさそうだし。全く意味がわからない。
ベトナムフリークおよびベトナムに何度も行ったことがある人は教えて欲しい~。
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