2010/08/01

<相原式>最大効果の中国語勉強法

自分の中国語のレベルがなかなか上がらないなーと最近思っていた。Podcast の中国語の番組やら、台湾人とのチャットを通してしか中国語の学習をしていないことにもよるのだろうとおもう。ちゃんとした中国語教育を受けたことがないことが、有る程度までのレベルしかあがらなかったものなのだろうと思って悩んでいた。

NHKの中国語講座でもされていた相原先生の書物は数多くあれど、中国語学習者のツボを付くような書物を結構書かれているなと本当に思う。今回も ebookoff で100円で購入したのだが、あまり内容の概要を読まずに、題名だけで即効購入してしまった書物がある。それは「<相原式>最大効果の中国語勉強法」である。

この本の中で、相原先生が中国語を学習していく上で苦手を克服して専門家になっていったまでの経緯のなかで、必要だとおもっていたことを羅列している内容である。いまではすっかり中国語を教える先生の地位を確立したこの先生が、実は中国語は苦手だったというのは、本気のコメントなのかそれとも読者の興味を付くためのおべっかなのかはよくわからないが、ちょっと衝撃的だった。

この本を読んでいるときは、「そうだよねー」と共感するところが多々あったのだが、それって別にこの本を読まなくても実は普通に考えればわかるようなことばかりが書かれている。よく、言語を習得する上で一番必要なものは、興味だといわれるが、全くその通りであるとおもうし、そのことをこの本の中では要約すると述べていることなのだと思う。ただ、その興味をどうやったら持続できるかが一番重要なことであり、それが持続できれば、必然的に言語能力は上がるとのこと。確かに興味専攻で言語能力は上がると思う。あとは、企業に勤めている場合には、必要に迫られているという緊迫感も言語能力を揚げることになるだろうと思う。

どちらにしても、いまの自分は有る程度以上能力が上がらないとおもっているのは、興味がなくなったことと、必須条件として中国語をマスターしなければならないという環境がないということがあるのかもしれない。そのことをこの本を読んで改めて認識したと思う。

ただ、二度読むかなーとおもうと、ちょっと疑問だ。ほとんどカウンセリングに近いような内容なので、二度読んで心を落ち着かせるというなものではないとおもうので、不要である。誰か欲しい人がいたらさっそく差し上げたい。

<相原式>最大効果の中国語勉強法
著者 : 相原 茂
出版社: PHP研究所
出版日: 2010/3/13

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