2009/03/14

公主幇(模範七棒)


台湾のアイドル番組「模范棒棒堂」から生まれた棒棒堂は、そこそこ台湾では番組の人気と平行して歌も売れたようで、その二番煎じとして、同じ番組から弟枠として登場したのが、模範七棒である。模範七棒は、下記のメンバーから構成されるのだが、すべて番組の中のオーディションで選ばれたものだ。

阿本(本名:翁瑞迪)
李銓(本名は同じ)
毛弟(本名:邱翊橙)
小馬(本名:簡翔棋)
野獸(本名:韋佳宏)
小祿(本名:劉祿存)
鮪魚(本名:呉俊諺)

この中で阿本だけは一人だけ年齢が高いため、模範七棒のリーダになっている。そして、既にいろいろなテレビドラマで活躍しているために、一番知名度が高い。見た目においても結構モテ顔に入るのだとおもう。

ところが、他のメンバがどうしようもない。兄貴分の棒棒堂のほうは、ブサイクなものも中にはいるのだが、まぁ、全体的には顔もいいし、歌えるし、踊れるしと、結構そろっているのだが、弟分は踊りは良いとしても、歌はおっさんみたいな声が低いし、顔は阿本以外は、どうして選ばれたのだ?というくらいパッとしない。もっと他にもいい奴らがいただろう?と言いたくなるのが入っている。まるで阿本を盛り上げるために作られたグループとしか思えない。

このグループは「宅男塾」と「公主幫」という名義でレコードを出している。この区別はいまいち良く分からないのだが、メンバーとしてはどちらも模範七棒のメンバーから構成される。公主幫のほうだけアルバムを買ってみたのだが、これがもう聴くに耐えられない。曲を作っているほうが、兄貴分の棒棒堂ほど力を入れていないのかわからないが、曲も乗れないし、歌がまず下手。台湾人ならもっと歌が巧いと思ったのだが、これが全員がおっさん声で歌っているので、若いグループなのにガックリくる。若々しい声と見てくれだけが彼らの取り得だとは思うのだが、それがないっていうことは、応援はしたくなくなる。

#どうも後で調べてみると、「公主幫」で活躍する場合には、阿本、野獸、毛弟、小馬と翰獎の5人で活躍する場合のグループ名らしい。

たぶん、何度か台湾にいくことはあるだろうが、その度にこの番組を見ると思う。第二のグループができたということは、モー娘。のように次々とグループを作っていくのだと思うが、もうちょっとマシなオーディションで選んだほうが良いとおもう。顔だけで選ぶとか、顔は出さないけど、歌だけでやっていくとか、そういう選び方もあるだろう。


公主幇 ― 冒險世界

01. 冒險世界 -fantasy ver.-
02. 公主徹夜未眠
03. 年輕不要留白

Falco


英語の黒人ラッパーは90年代後半に入ってから、もう嫌というほど、世の中に出てきて、なかばウンザリするくらい何気なく聴かされている気がする。ラップ好きのB-Boyの人たちやストリートダンス系の人たちにとっては、これほど彼らを刺激する音楽はないと豪語するが、個人的には何が楽しくてラップなんか聞かないといけないのかとヘキヘキする。

日本語のラップも2000年に入ってから徐々に増えてきたとおもうが、やっぱりスチャダラパ―が出てきてからが、本格的な日本語ラップが登場してきたものだと思うから、考えると、1990年初期頃になるのだろうか。その後、日本語ラップも音を変え、品を変えで、いろいろなものが出てきて、ようやく日本語ラップもそのジャンルが1つ確立したという地位を得たのではないだろうか。

ところが1980年代に、それまでポップスは英語という全世界の常識のところに、無謀にもドイツ語という武器で殴りこみをかけ、それもラップのジャンルにやってきた人がいることをどれだけのひとが覚えているだろうか。Rock Me Amadeus の大ヒットを飛ばした Falco である。Falco が生で活躍したときのことは実はあまりよく知らないのであるが、あとでドイツ語でラップを制覇した怪人というのを音楽雑誌で見たときに、珍しい人がいるものだとおもって、それから聴いた記憶がある。

英語のラップでさえも、意味がわからないのに、ドイツ語なんていうのでラップを歌うから、歌詞カードを見てもちっとも分からないし、多少ドイツ語の単語を知ったところで、彼のラップの話すスピードが速すぎて、歌詞カードの歌詞を眼で追っていくのもめちゃくちゃ大変っというのが後になってしる。

ドイツ語で大ヒットしたのは、前にもブログで記載した Nena が居るのだが、Falco に言わせると、Nena の曲は、「ドイツ人だったら、あれくらいの曲は、小学生でも書ける」というらしい。なんだこの自信は?じゃ、本人の曲は一体Nenaに比べて、本当に完成されていて、大人の曲なのかと思い聞き出してみると、Nena の曲は単調で軽い感じがするのだが、ラップというジャンルだからかもしれないが、音の変化がとても面白く、どうしてこういうメロディーになっちゃうのかなーと気になってしまうようなつくりになる。たぶん、Falco の流れが、そのあとドイツのテクノバンドである Scooter なんかに影響を与えたのだろうっと勝手に考えてしまった。

Falcoなんて、Rock Me Amadeus しか知らないなーっとおもって、よくよく聴いてみると、実は何気にFalco の曲をBGM等で聴いていたことにあとで気付く。Rock Me Amadeus よりも前にリリースされていた Der Kommissar (邦題:秘密警察。なんでこんな題名なのか不思議)なんて、誰の曲だか全然しばらく知らなくて、Falcoの曲全集を聴いて初めてFalcoの曲だったことを知った。

Rock Me Amadeus が収録されている Falco 3 が個人的にはベストのアルバムだと考えている。大ヒットの Rock Me Amadeus を皮切りに、Vienna Calling なんていうのは、英語とドイツ語のちゃんぽんもいいところで、このアルバムの中では一番好きな曲だ。その後に発表されたアルバム Emotional からは The Sound Of Musik(最後が"k"になっているところが、英語とドイツ語がちゃんぽんになっているFalcoらしい)が、ドイツ人らしいオペラに通じるような曲になっているので、あのようなメロディは日本人には作れないと思った。さすが、Nenaを批判したFalcoだろう。

しかし、Rock Me Amadeus 以降はどうもヒットらしいヒットが出なかったようで、1990年後半に入るとドミニカ共和国へなぜか移住してしまう。しかし、ドミニカでは乗っていた車(パジェロだったらしい)にバスが突っ込んできて、一発で死亡。検死の際に、ヤクのやり過ぎと高度のアルコールが発見されてしまう。40歳で死亡。若すぎる。きっと大ヒットの後の失望のためにヤクに手を染めたのだろう。ありがちな話だ。その後、ドイツ人によるヒットは、Scooter以外には見たことがない。

Hoch wie nie - Best Album of Falco

CD 1

1. Der Kommissar
2. Vienna Calling (Wait For The Extended Mix)
3. Jeanny
4. Emotional (Album Version)
5. The Sound of Musik (Album Version)
6. Junge Römer (Album Version)
7. Wiener Blut
8. Hoch wie nie
9. Munich Girls
10. Nachtflug
11. No Answer (Hallo Deutschland)
12. Nur mit dir
13. Helden von Heute
14. Kann es Liebe sein (Album Version)
15. Ihre Tochter
16. Auf der Flucht
17. Ganz Wien

CD 2

1. Rock Me Amadeus (European Gold Mix)
2. Maschine brennt (Album Version)
3. America
4. Out Of The Dark
5. Egoist (Album Version)
6. Brillantin' Brutal'
7. Data De Groove (Album Version)
8. Verdammt wir leben noch (Album Version)
9. Naked (Original Version)
10. Mutter, der Mann mit dem Koks ist da
11. Titanic
12. Europa (Album Version)
13. Coming Home (Jeanny Part 2, Ein Jahr danach)
14. It's All Over Now, Baby Blue - Rough Mix
15. Tribute To Falco - by the Bolland Project (Radio Mix)
16. Männer des Westens (T. Börger Version 2007)
17. Urban Tropical (Single Version)

Kate Ryan


ベルギーのブリュッセルに行ったときに、朝ご飯を食べに行こうと準備をしていたときに、何気なくテレビを点けたら、朝の7時からではあるが、ラジオのDJブースのような風景が画面に映って、そのなかでラジオのパーソナリティみたいなひと2人が、何かを話しているがその会話は聞こえず、常にテクノやユーロの音楽が流れているという、意味不明な番組を発見してしまった。その時に、いま何の曲が流れているかは、時刻と各地の天気予報と同じように、画面に歌手名と曲名が出てきたので、聴いたことがない曲でも、これで題名がわかると、良く分からない番組に戸惑いながらも朝から見入ってしまった記憶がある。

そんなときに発見したのがKate Ryanだ。そのときに掛かっていた曲が「Desenchantee」という曲であった。聴いたときには、結構のりのりの曲だなーというのと同時に、なんとなく日本の曲にはないテンポと曲の展開だなという印象があったくらいである。そう思ったにも関わらず、ブリュッセル滞在中にレコード屋に行って、何故このときにKate Ryanを買わなかったのかが未だに謎である。

日本に帰国したあと、しばらくは Kate Ryan のこともすっかり忘れていたのであるが、たまたま Winamp のネットラジオでユーロ・ハウス・テクノ系のチャンネルにあわせたときに、またKate Ryanに出くわす。このときに、Kate Ryan にすっかり魅了してしまった。しかし、日本のレコード屋に行っても、Kate Ryan は全く置いておらず、仕方ないので買うのを諦めて、ネットで曲を探してダウンロードした。そうしたら、結構Kate Ryanは曲を出していて、アルバムもなかなかノリノリになるような曲ばかりを収録したものが多かったので、即気に入ってしまった。

フランス語の曲なので、フレンチポップのジャンルに入るはずなのだが、France Gall や Jane Birkin のような古臭いフレンチポップとは全く異なり、現代風のそれもテクノ調に近いポップスなので、フランス語版Pandora(スウェーデン出身のユーロビート歌手)と思ってもいいかもしれない。

しばらくは曲だけを聴いていたのだが、どうしてもどんな顔をしているやつなんだろうと拝みたくなるのは心情だ。そんな時に便利なのがネットで、すぐに顔の検索は出てきた。お顔だけ見たら、なかなか美人の金髪の女じゃないかと感激する。これじゃ、ビジュアル的にも音楽的にも、現地では人気が出るはずだというのは容易に想像できた。しかし、問題はここからで、その先に動画のサイトを見つけて、ライブかテレビ番組に出演していたときの映像を見ちゃってからは、あーっ、見なければ良かったと後悔するようになる。というのも、そのときの映像では、Kate Ryan は単なる小太りのおばさんに見えたからである。顔も最初に見たときにすっきりした顔の金髪女ではなくて、目の周りがパンダ化粧にした小太りなシンディーローパーみたいな顔と体格になっていたからである。おまけに、ヘソピアスまでしやがったので、それで一気に顔を見ることが嫌になった。

DésenchantéeもMon Cœur Résiste Encoreも、途中から転調するところが、ヨーロッパの音楽っぽく聞こえて、日本の音楽にはない要素だなーという思える。だから、最初に聴いたときには、なんでここで転調するのかな?というような気持ち悪い感覚に陥いてしまうが、それも何度か聞いていると慣れてくるから不思議だ。特にDésenchantéeは、クラブ系で掛かると絶対盛り上がると思う。というのも、後半になればなるほど、ノリが良くなってきて、いわゆる「アゲアゲ」のようなつくりになっているからである。UR の場合は、バックに使われているサンプリングが少し気になる。気になる理由は安っぽいサンプリングを使っているからで、例えでいうと、中華系の屋台で流れているようなハウスやユーロのような軽めの音楽で使われるサンプリングが使われているからだ。なぜそんなものを使うのか、よくわからない。Libertine や Lift Me Higher は個人的には好きなテンポと曲調だという印象がある。素直に聞けるのだ。日本のテクノ系の音楽と系統が似ているから聴きやすいのかもしれない。

一番最初のアルバム Different の後に Stronger / Alive / Free というアルバムを出しているのだが、自分では Stronger までしか聴いていない。Stronger を聴いたときに、なんか違う・・・とおもってから、それから Kate Ryan の新しいアルバムに手を出さなくなったからかもしれない。やっぱり、なんでも最初のアルバムが良いのかもしれないな。

Different - Kate Ryan

1. "Désenchantée"
2. "UR (My Love)"
3. "Mon Cœur Résiste Encore" (Radio Edit)
4. "Libertine" (Radio Edit)
5. "So In Love"
6. "Free Your Mind"
7. "Head Down"
8. "Scream For More" (Radio Edit)
9. "In Your Eyes" (Radio Edit)
10. "One Happy Day"
11. "Lift Me Higher"
12. "Through The Eyes"
13. "Nos Regards Qui M'Enflamment"
14. "Got To Move On"
15. "Ne Baisse Pas La Tête"
16. "Magical Love"

Perfume


2005年か2006年くらいごろから、公共広告機構のCMで、それもゴミをなくそうみたいなやつがテレビでバンバン流れていた時期があった。そのときにBGMとして流れていた曲が、とてもテンポ良く、誰が歌っているのだろう?とずっと思っていたのだが、あるとき、それがPerfumeという女の子のグループが歌っているということを知る。

でも、ここ最近まで Perfume が三人組であることも知らなかったし、もっと年齢が上の人とだと思っていたのに実際には全然若かったというのを知って、さらに吃驚した。広島出身の彼女たちが、沖縄アクターズスクールの広島版としてトレーニングを受けて、そのあとにデビューしたというのも聞いて、アクターズスクールが広島にもあったということのほうがどちらかというと衝撃的だった。

Perfume はなんとなく、アクターズスクールの先輩格のSPEEDとどうしてもキャラが被ってしまう。ただ唯一違うのは、踊らないというところだろうか。いや、実際には踊っているのかもしれないが、その踊っている姿をみたことがない。キャラが被るというのは、歌っているジャンルがというよりも、どちらかというとメンバー構成のほうだ。

SPEEDは4人組で歌とダンスが特徴なのだが、その4人とも個性がそれぞれあって、それが人気を博したと思う。だが、SPEEDが解散したときに気付いたのだが、彼女らがソロ活動したときに、何の特徴も無かった4人組だったということと、テレビに出てきても「元SPEEDの・・・」と言ってくれないと、そんな人居たっけ?と思ってしまうくらいのものだった。彼女らは4人だったから有名なのであって、ソロになった途端にSPEEDという枠が外れたために、ご利益が消えてしまったのだろう。また、4人だと、なんとなく皆可愛く見えていたのだが、ソロになった途端に、顔にも特徴がないため、誰?とおもってしまうほど。その可愛く見えていたのは、メンバーの1人だった「ひとえちゃん」だったことに気付く。ひとえちゃんは、SPEEDメンバーの中でも可愛いわけじゃない。はっきり言えばブサイクのジャンルに入る。このひとえちゃんが居たことによって、他の3人が可愛く見えていたのである。だから、ひとえちゃんが居なくなってしまったソロ活動では、可愛さが伝わらないのは当然だろう。個人的にはこれを「ひとえちゃん効果」と呼んでいる。

話が長くなったが、PerfumeがSPEEDに似ているのは、そんな「ひとえちゃん効果」として成り立っているグループなのだというのを、テレビを見て気付く。「あーちゃん」と呼ばれている子は、どちらかというと沖縄系の顔をしているのだが、全然可愛くない。あーっ、バケツでも被せてしまいたい。甘えたような声をしているのでどうにかまだマシだが、でも、画面では見たくない顔だ。

さて、Perfumeの曲だが、CMで気になっていたという曲は「Polyrhythm」と言う曲だというのを知った。曲のとおりに、いろいろなフレーズとリズムが重なり合っているため、頭が一瞬ラリッたか?と思ってしまう曲なのだが、どことなく、Madonnaの曲である Hang Up に曲の重なり方が似ている。Hang Up より Polyrhythm の重なりのほうがクラブで掛かっているような曲のように思えて乗れる。それと、一番最近のバレンタインデーの時期には、Chocolate Disco という曲がいろいろなところで使われていた。あの曲、一度聴いてしまうと、なかなか頭から離れてくれない。単純な曲だからかもしれないが、何故だろう。他に曲を聴いていても、Chocolate Disco が頭の裏のほうで引き続き流れているようで、何も頭に入ってこない。でも、なんとなく病み付きになってしまう曲ばかりだ。


GAME (Perfume)

1. ポリリズム
2. plastic smile
  3. GAME
4. Baby cruising Love
5. チョコレイト・ディスコ
6. マカロニ
7. セラミックガール
8. Take me Take me
9. シークレットシークレット
10. Butterfly
11. Twinkle Snow Powdery Snow
12. Puppy love

Bananarama


セックスピストルズと同じように、また聞きたいとおもったのがもう1つあった。それはセックスピストルズとは全く異なるジャンルであるニューエイジの、それもイギリスのおねえちゃんグループであるバナナラマ(Bananarama)だ。何故今頃バナナラマなんだ?と言われても困る。聴きたかったから。ただ、それだけ。

有名な Venus や I heard a rumour などは、それがFMやラジオで掛かっただけで、もうみんな結構盛り上がっていたことと思う。クラブの時代になると、バナナラマなんていうユーロのジャンルに入るのか良く分からない歌モノハウスは、クラブでは聴いたことが無いが、歌モノハウスが掛かっていたクラブではきっと盛り上がっていたことだろう。

このおねえちゃんグループの活躍のあと、それに引き続くおねえちゃんグループの二番煎じは結構あったとおもう。Yazzとかも同じジャンルだったとおもうし、マイナーなところではSeductionなんていうお色気だけはムンムンっというおねえちゃんグループがいたことも思い出した。でも、やっぱりバナナラマには勝てない。メンバーが多少入れ替わったとしても、バナナラマという枠は一人歩きして廃ることは無かったと思う。

確か、Eurythmics の髭のおっさんのほうが、バナナラマのメンバーの1人と結婚したはずなのだが、それを聞いたときに「は?なんで?」と思った。チュウボウなりかけのときだったけど、顔は見たことがあったから、その二人の接点を知らない日本のチュウボウにとっては、不思議でたまらなかったのだろう。

個人的にバナナラマの曲で好きなのは、Love in the First Degree(邦題は確か”第一級恋愛罪”ていうへんてこりんな名前だった気がする)だ。もちろん、大ヒットした I heard a rumour も好きだ。今のスマップみたいに、別にハモることもなく、個人個人がソロパートがあるわけでもないんだが、それが馬鹿ウケした理由はなんとなくわかる気がする。これがイギリス本国では動く映像としてテレビに出てきたのであれば、ちょっとまえのモー娘の人気と同じように、だれも曲なんか聴いていないで彼女たちの立ち振る舞いだけを見ていたのではないだろうか?

20曲入っているベスト版を今聴いても一気に聴ける。最近また80年代ブームみたいなところがあるので、それでたまにCMとかに使われていたりするから、古臭く聞こえないのかもしれない。CMディレクターあたりがちょうど40歳くらいになってきて、その人達が中学・高校のときにタイムリーに聴いていた時代の曲を、自分が手がける作品の仲のBGMに使いたいというのは結構多い。バナナラマの曲も同じ扱いなのだろう。


The Very Best of Bananarama

1. Venus
2. Love in the First Degree
3. Robert de Niro's Waiting
4. Na Na Hey Hey (Kiss Him Goodbye)
5. Really Saying Something
6. Cruel Summer
7. Shy Boy
8. I Want You Back
9. Nathan Jones
10. I Heard a Rumour
11. More, More, More
12. Only Your Love [Single Version]
13. I Can't Help It
14. Love, Truth & Honesty
15. It Ain't What You Do
16. Rough Justice
17. Last Thing on My Mind
18. Long Train Running
19. Preacher Man
20. Movin' On

Sex Pistols


何を思ったのか、最近になってイギリスの伝説のパンクバンド・セックスピストルズを聴きたくなった。昔、友達からCDを借りてよく聴いていたし、高校の時にはコピーバンドで演奏していた友達がいたことも思い出してしまった。

セックスピストルズは、実はこの間まで企画モノとして売り出されたパンクバンドだとばかり思っていた。なぜそう思っていたのか分からないが、最近 wikipedia で調べたところによると、セックスピストルズのメンバは元々からバンドとして結成するまで、知り合いだったことが判明し、あとでなーんだと思ってしまう。しかし、その歌う曲はとても印象が強く、のちのちの各バンドにも多大なる影響を与えたのは有名な話である。

初めて聴いたときの感想はすっかり忘れてしまったが、きっと自分がチュウボウだったころだったと思う。友達の洋楽ファンから借りたCDが最初だったと思う。映像としては見たことが無かったが、イギリス人のくせにイギリスっぽくなく、人生舐めてるぜ~みたいなのが英語があまり分からないチュウボウでもわかるような音楽だったので、なんじゃこりゃぁ?とおもったことは覚えている。特に「Bodies」という曲は、途中から fuck ばかり単語が出てきて、それで辞書を引き引き意味を調べていたような気がする。

歌詞は政府や皇室も歌詞に使ってしまったり、反政府的な歌詞をバンバン入れてきているために、イギリスの荒んだ先の読めない不況時代には、若者を中心にやんややんやと人気を博した。たぶん自分たちの代弁者のようにセックスピストルズが映ったからだろう。日本での当時の人気というのは良く知らないが、それでも日本の各バンドには影響があったと思え、今聴いたら、セックスピストルズに音源的なものが似てない?というのも結構ある。

ボーカルのジョニー・ロットン(Johnny Rotten : 本名は John Joseph Lydon)はセックスピストルズの中でもちろん存在感たっぷりな人物として演じているのだが、なんといっても、あの歌い方がすべてを物語っている気がする。もちろんセックスピストルズの歌詞の多くをロットンが書いているが、このひとの脳みそ、どうなっているのか?というくらい痛烈な批判でいっぱいである。これじゃ、警察や国から反逆者のレッテルをつけられてもおかしくない。歌い方は、唾をばんばん飛ばして、シャブ中毒のひとが舌がもつれて話しているような歌い方をしているので、大丈夫か?と思いたくなる。カラオケで以前 Anachy in the UK を歌ったことがあるが、個人的には真似して歌ったつもりなのに、全然違った。やっぱりレコーディングの時にもラリっていたんじゃないのか?

セックスピストルズの中で個人的に好きなのは、Bodies と Anachy in the UK ともちろん有名な God save the Queenだ。これは何度聴いても素晴らしい。歌詞はめちゃくちゃだが、それが痛快だ。最初に発表されてから既に30年経っているとはいえ、いま聴いても聞き劣りしないというのがすごい。名盤というのはこういうものなんだろう。

Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols
(邦題:勝手にしやがれ)

1. Holidays in the Sun
2. Bodies
3. No Feeling
4. Liar
5. God Save the Queen
6. Problems
7. Seventeen
8. Anarchy in the UK
9. Submission
10. Pretty Vacant
11. New York
12. E.M.I

水嶋ヒロ


最近、俳優の水嶋ヒロが気になる。かつての速水もこみちみたいにいろいろなドラマやバラエティに出ているからかもしれないが、でも、その俳優的センスが気になっているわけではない。はっきり言って、俳優として何にも魅力がないのだ。ぼそぼそーとした喋り方だし、顔は確かに好きなタイプなのだが、それだけしかなくて、彼がドラマに出てくるから引き締まるというようなほどの魅力は彼には無い。だけど、気になって仕方が無い。

水嶋ヒロという名前は本名ではない。しかし、彼の本名は知っている人は知っている。というのも、彼はサッカーの強豪高校である桐蔭学園出身でサッカーの全国高校大会に出場していて、それなりに活躍していたからである。だから、お正月の日テレでやっている高校サッカー大会にも映像が残っているため、そこでは本名がばっちり流れているのである。あれだけ有名だったのだから、本名のまま俳優業をすればいいのに、なぜか本名を隠して活躍しているというのがまず引っかかる。ちなみに本名は斉藤智裕。桐蔭では背番号7番だった。

それからサッカーが巧いのは実は父親の影響のようで、父親はかつて三菱自動車で活躍していた選手で、そのあと海外でも活躍していたようである。そこから引き継いだ彼のサッカー選手なのかは別にして、海外にしばらくいたことにより、実は水嶋ヒロは帰国子女だ。アメリカやそのへんの国ではなく、なんとそれもスイスである。日本に帰国するまで日本語があまり喋れなかったというエピソードもある。じゃ、それまで何語を話していたかというとドイツ語だ。スイスのチューリッヒに住んでいたからだとおもうが、それをあまりアピールしていない。NHKの教育テレビである語学番組のドイツ語講座にでも彼が出てきたら、絶対番組としては人気を博すとおもうのだが、なぜ起用しない!きっと馬鹿女たちが水嶋ヒロみたさでドイツ語講座を見るに決まっている。しかし、NHKだけに、視聴率なんてどうでもいいと思っているから、こんないいキャラを使うことは無いだろう。

気になることは、たまにアップの映像が出てくるが、あのときにテレビ画面に映る顔の、それも眼がうるうるしているところが気になって仕方ないのだ。演技なのかそれとも自然なのかよくわからない。あの顔が映ると飲み込まれそうな雰囲気になってしまう。実際に彼とは知り合いでもなんでもないため、会うことは無いだろうが、生で見た場合にはどうなってしまうのだろうと、勝手な妄想を浮かんでしまった。

水嶋ヒロ オフィシャルサイト
http://www.ken-on.co.jp/hiro/index.html