2007/03/17

アルマーニ・エクスチェンジ


 イタリアの高級ブランドのアルマーニ・グループは手ごろな価格帯の若者向けブランド「アルマーニエクスチェンジ(AX)」を日本でも出店し始めた。今後3―5年をめどに郊外ショッピングセンターを含む国内20カ所前後に開設し、年商100億円程度を目指す模様。AXはこれまでアメリカやオーストラリアといった市場を中心に展開していたのだが、日本で出店するのは、アメリカの郊外アウトレットモールなみに大きい郊外ショッピングセンタを中心に開拓していくとのこと。 アルマーニといえば、デパートでは定番のブランドの店として、だいたいのデパートには入っているのだが、それよりもっとカジュアルなアルマーニを皆に着てもらおうと始まったのが、このアルマーニ・エクスチェンジである。
 郊外のショッピングセンタのほか、AXは9月に渋谷でも大型店を開設するようで、渋谷の若者に、GAPやカルバン・クラインのような人気の展開を狙った模様だ。それも店舗面積507平方メートルのなかでは、週末にDJが音楽を流すクラブ風に店の雰囲気をするらしく、情報発信基地渋谷+ファッション基地渋谷を合わせたものを狙っている。
  AXは18―25歳の男女がターゲットのカジュアルウェアで、中心価格は婦人ジーンズが1万8900円、同ニットが1万290円。これまで最も安かったAJより3―4割程度安い設定で、「アクセシブル(手の届く)アルマーニ」を打ち出すとのこと。きちんとしたアルマーニには手が届かないが、これなら買えるというのがコンセプト。GAPやBanana Republicが競合他社になるのは目に見えている。あとからやってきたこのブランドがどこまで日本で浸透するのかが見ものだ。

2007/03/15

中国人向け決済


金持ち中国人が増えてきたことは、そこで新たなビジネスが生まれてくる可能性を秘めてくる。中国人がたくさん日本にやってきて、かつてのように犯罪しか残さないというのであれば、「中国人なんて来なくていい」と思う。しかしながら、最近、中国沿岸部を中心に金持ち中国人が増えてきたので、日本に来る中国人は、かつての犯罪者から純粋に買い物をする旅行者に変わりつつある。かつての犯罪者たちは、危険を冒してまで海を渡って日本にやってきて、そこで金を稼がなくても、自国内で、それも同じ中国語が話せる地域で仕事をしていたほうが楽だから、日本にやってこなくなったのは嬉しいことだ。
しかし、中国人旅行者もみんなが金持ちであるとは限らない。かつての日本も同じように、ニコニコ現金払いというのが今でも中国国内では当然であるために、クレジットカードで買い物をするという文化がまだまだ浸透していないのが中国なのである。そういう国のひとたちが海外に来て買い物をしようとなると、どうしても現金払いの癖が海外でも行おうとすることになる。日本とは違い、中国政府がマネーコントロールしているために、海外への中国元の持ち出しは現在有る程度の金額で制限されている。となると、せっかく本国で金を持つようになっても、海外に持ち出せる金が少ないと、その国で使える金が少ないということになる。これではせっかく買い物に来た中国人もつまらないだろう。
そこで、これからたくさんの中国人が日本へやってきて、日本で不自由なく買い物ができる環境が必要だからという理由を皮切りに、2005年から三井住友カードが中国銀聯と提携し、中国国内の各銀行が発行する銀聯ブランドが付与されたクレジットカード及びキャッシュカード(以下、銀聯カード)の日本国内での決済サービスを開始された。これは日本で言うところの、流行っているのか流行っていないのか未だに分からない「デビッドカード」みたいなもので、通常の銀行のキャッシュカードを、クレジットカードのように店で使うことができ、自動的に銀行口座から引き落とされるというもの。
 銀聯カードは、既に中国国内で約10億枚発行されており、ほとんどの中国人が所持しているカード。銀行口座として、香港上海銀行の口座を持っている人が多いが、この銀聯カードは、銀行に関係なく、中国国内であれば、デビッドカードの代わりのように、その場で銀行から引き落とされる代替えカードだ。中国人観光客は、このカードを提示し、暗証番号およびサインをすることで、中国にある銀行口座よりご利用額が引き落しされお支払いが完了する。中国人観光客は2006年の報告だと81万人に上ったそうで、今年には100万人を超えてやってくることだと想像される。これらの中国人観光客から、いかに金を払わせるかというのは、これから日本のビジネス界では大いに研究する価値がある分野だとおもう。
 日本人は金持ちと貧乏人の二極化がはっきりわかれてきたので、全員が中流意識というのはもうなくなったと思われる。金持ちも昔ながらの金持ちであれば、金の使い方を知っているのであるが、最近金持ちになった人たちは、もともと貧乏人だったこともあるために、いまいち金の使い方が上手じゃない。従って、思いっきりの良さで金を使う人が少なくなってしまった日本人よりも、むやみやたらに自己満足と見栄(彼らの言葉で言うところの面子)のために買い物をしている中国人をターゲットにして、「いっぱい買ってください」というほうが、よっぽど商売になると思われる。日本に来る中国人でまず貧乏人は居ない。いるとしたら、それらは違法入国してきた中国人なので、こいつらはさっさと入国管理局でパクってほしいものだ。従って、中国人観光客はある程度以上の金は持って日本にやってきている。観光のためには金には糸目をつけないので、この中国人観光客を狙うのはいいことだろう。
 中国銀聯とは2002年に中国の中央銀行である中国人民銀行が中心となり政府主導で設立された、中国での銀行間決済ネットワーク運営会社だ。中国を中心に香港、マカオなどの金融機関180行以上が銀聯ネットワークに参加し、中国国内で発行されているほぼ全てのキャッシュカードに銀聯ブランドが付与されており、約10億枚発行されております。海外の銀行・カード会社とも積極的な提携を行い中国国外での銀聯カードの利用拡大を図っており、2004年5月の香港での利用開始を皮切りにマカオ、韓国、シンガポール、タイ、2005年12月には日本をはじめ米国、ドイツ、フランスと利用可能国を拡大している。日本においては三井住友カードとの業務提携により大手家電量販店、ホテル・旅館等でも利用される環境が整っているのだ。

小学生とタバコ


「親の姿を見て、子は育つ」とは巧いことを言った言葉だと思う。身近なお手本が親なのであり、それを見て子どもは良い事と悪い事を見て覚えるのである。汚点本になるかどうかは、子どもの教育の仕方如何によって、これは大きく影響する。だいたいろくでもないようなことをしている人間の子どもは、子ども自体がそれを認識しており、親がやっていることだから悪いことではないのだろうという感覚を植え付けられるために、結局まともに育つことが出来なくなる。自分がどのような生き方をしているかは、お子さんを持っている人は、自分の子どもを見れば一目瞭然だ。それも自分の子どもだと、親ばかというフィルタを通してしか子どもを見ることが出来ないので、自分の子どもはとても良い子だと誰もが思うだろう。ところが、他人がその子どもに対してどうおもっているのかという点で見てみると、だいたい子どもの本性がわかる。ということは、自分の本性がそれで分かるというものだ。それほど、「子は鏡」なのである。

長々と書いた理由は、最近の大人の行動の影響がここまで子どもにも広まったのかということを言いたいが為である。最近、東京都心部においては、喫煙する場所がかなり限定されるようになった。むやみやたらに、タバコのポイ捨てをすることは罰金に繋がるようになったのである。そして、レストランやカフェにおいても、きっちりと喫煙スペースと禁煙スペースが分けられるようになった。もちろん喫煙スペースのほうが少ないのは言うまでも無い。喫煙者を「奇特な人」「動物園のパンダ」のように扱って、奇人変人なみに見せることでタバコは全く人生に役に立たないと証明させているのは良い傾向だと思う。もっと喫煙者を変人扱いして、タバコを吸っていること自体が回りから見ていると「可哀相」と思うようにさせないといけないと思う。しかし、どこまでJTが黙っているのかは疑問だ。

 文部科学省は13日、たばこや薬物に対する児童生徒の意識を調べたアンケート調査の結果を発表した。「たばこを吸いたいと思ったことがある」と答えた小中高校生は2000年実施の前回調査のほぼ半分に減っていた。たばこが健康に及ぼす悪影響について理解が進んでいることを映している。

 調査は全国の小中高校762校を対象に、06年2月に実施。約6万7500人の児童生徒から回答を得た。それによると、「喫煙は大いに害がある」と答えたのは小学6年生で93%で、前回より8ポイント上昇。「多少はあるだろうがたいしたことはない」は前回より6ポイント低い4%にとどまった。

 覚せい剤などの薬物についても「絶対に使うべきでない」が小学6年生で92%、中学3年生で88%、高校3年生では82%(いずれも男子)と、前回調査より3―7ポイント高くなった。女子では回答したすべての学年で90%を超えた。

シチリアオレンジ


シチリアといえば、一年中温暖で、人柄が良い人ばかりしか居ないし、食べものは美味い物しかないし、何度も行きたいと考えるところだと思う。そんなシチリアの名物といえば何?といわれると、シチリアワインとオレンジだろう。イタリア半島に行くと、実はあまりシチリアにあるようなオレンジはお目にかからない。日本に居ると、イタリアンレストランには、必ずといっていいほど、ブラッドオレンジと呼ばれる、赤みのかかった果肉であるオレンジのジュースを売られているので、イタリアではどこでも飲めるものだと考えている人が多いが、あれは大嘘だ。しかし、シチリアに行くと、デフォルトのオレンジまたはオレンジジュースが、ブラッドオレンジなのでこれはこれで驚く。あの甘味と酸味のミックスはとても美味しい。

ジュースでは見ることができても、実際のオレンジ本体を売られているのはあまり見たことが無い。売られていないことも無いが、やっぱり数は少ない。このたび、西友でシチリア産のタロッコオレンジという種類のブラッドオレンジが発売されることになった。これを使ってジャムを作ったり、そのままスクイーズしてジュースにしたり、または普通にみかんを食べるようにたべるのもよし。食べて、シチリアにいるような満喫な気分になれれば幸せになるものだ。一度シチリアに行ったことがある人は、あの乾燥した夏のシチリアを思い出すことだろう。

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 西友では、一昨年輸入解禁となったイタリア・シチリア産のタロッコオレンジを3月17日(土)から関東エリアの店舗で販売いたします。
 タロッコオレンジは果肉が赤みがかっていることから俗称"ブラッドオレンジ"とも呼ばれています。糖度と酸味のバランスがよく、果肉はたっぷりのビタミンとアントシアニンを含み、手で簡単に皮がむけるのも特徴の一つです。
 タロッコ種、モロ種、サングイネロ種が三大ブラッドオレンジ品種とされ、タロッコは他の2種と比べて赤みがそれほど強くないことから"ハーフ・ブラッド・オレンジ"とも呼ばれます。
 シチリア東部のエトナ山麓の土壌と寒暖差の大きい気候風土で育ったタロッコオレンジは、その甘さとジューシーさから世界中で人気を得ており、今シーズンから本格的に日本への入荷がスタートするものです。
 タロッコオレンジは、1年に1度の収穫で、日本にお目見えするのは3月から4月の期間限定となります。西友では、タロッコオレンジを販売することで、世界の旬の果実をお客様にお届けしてまいりたいと考えております。

発売日 :2007年3月17日(土)~4月下旬頃まで

販売店舗:関東エリア60店で先行販売
     順次、東海、中部、関西エリアに拡大し、計270店で販売

販売商品:イタリア・シチリア産 タロッコオレンジ

価 格 :1個 148円~

商品特徴:
・糖度と酸度のバランスがよく、上品な香りと独特の甘みです。
・たっぷりのアントシアニンとビタミンを含みます。アントシアニンの赤い色素がタロッコの果肉の赤みを生み出します。
・手で簡単に皮がむけます。

富士F1GP

もう?早くない!?と思ったのは自分だけじゃないはずだ。なんと今年の秋の9月末に行われるF1グランプリ用のチケットが発売というから驚きではないか。半年以上も先のことなのだから、購入した本人も忘れてしまいそうなくらい先の話だ。しかし、実際のグランプリの観戦チケットではなく、売り出されたのは、今年から日本グランプリが行われる富士スピードウェイへ行くための新幹線の切符。三島駅か新富士駅が最寄の駅になるため、そこまでの新幹線の割引チケットを売り出し始めるという。JR東海も商売上手というか、気が早いために空回りしているような気がするなーという気もする。しかし、実際に売り出されるのは8月下旬からの1ヶ月間だから、今からは買えないだけでも「忘れた」と言うことは無いだろう。ただ、こういう割引チケットがあるということは、きっと旅行代理店に勤めている人たち以外は忘れると思う。

東京からの値段だけしか記載しないが、下記のとおりに、通常の値段よりは断然安い。

主な設定区間とおねだん

(1)設定区間:東京(都区内)⇔三島
・発売額:6,500円 
・お得額:▲1,280円

(2)設定区間:東京(都区内)⇔新富士
・発売額:6,500円 
・お得額:▲3,360円

しかし、面白くない条件もある。それは普通車自由席しか選択できないということ。この切符では、大勢の人が乗るであろう観戦のための新幹線乗車では、指定席を選べないということだ。つまり、早く買っても全く意味が無いというわけ。話題つくりとしては「おぉ」とは思うが、通常でも大黒字路線である新幹線を値引きするなんていうのは、それしか黒字路線が無いJR東海の企業基盤を揺るがすことになるために、指定席による販売は無理だろう。せめて、観戦用弁当でも振舞うっていうおまけつきならわかるが、あんまりメリットが無いような気がする。まぁ、確かに往復運賃として多少安くなっているのはいいが、それだけ?となんだか味気が無い。

そもそも富士スピードウェイに行ったことが無いのだが、新幹線でいけるような場所にあるのだろうか?おそらくF1のファンは自家用車でグランプリの会場まで行く人がほとんどだと思う。新幹線で行った場合、おそらくグランプリ会場まで駅との往復バスはあるだろうと思うが、相撲会場にいく客とは大違いの人数を捌ききれるかどうか謎だ。あのサッカーの試合でさえ大混乱になるのに、バスでのピストン輸送に地元のバス会社が追いつくのかかなり疑問だ。だからなおさら車で移動する人が多いと思う。

となると、新幹線でこの切符を使って移動する人はいるとしても、その新幹線の自由席だ車輌だけは、お盆や年末年始の民族大移動の電車のように、超満員になっていることだろうと思う。自由席券では、現在のJRは指定席車輌で立っている事も許されていないのであるからだ。

1990年ごろがF1ブームのピークだったと思うが、それに比べると、現在の日本でのF1ブームは下火になっているというのが正直なところだろう。話題になるような選手が居なくなってきたことも下火になった理由かもしれない。佐藤拓磨がいくらがんばっても、「あぁ、がんばっているのねー」くらいしか感じていない日本人が多いのが事実であって、いまではサッカー人気に比べるとほとんど話題にもならない。

2007/03/14

春節時の消費行動

春節時(旧正月)に多く購入されるのは「身に着ける物」
30代でも圧歳銭(中国版お年玉)をもらう人は20~30%
~ 中国3都市で働く人の春節時の消費行動アンケートより ~


 株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:木本泰行、東京都千代田区一番町16番)と楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、東京都港区六本木1-8-7)は、上海・広州・北京の3都市で働く中国人の方を対象に、「中国における春節時の消費行動に関するアンケート」を実施しました。

 今回の調査は、2007年2月7日から2月11日までの期間に、楽天リサーチ登録モニター(約35万人)から上海・広州・北京で働く男女を抽出し、有効回答を得た300人のデータを基に集計しました。


■調査結果

 中国では1月1日ではなく、旧正月(暦によって毎年日付は変わり、「春節」と言う)を新年として盛大に祝う習慣が一般的です。今回のアンケートではこの春節に関して、「圧歳銭(中国版のお年玉)」「年夜飯(大晦日に食べる夕食)」「春節前後の消費動向」という大きく3つの項目でアンケートを行いました。

 まず圧歳銭については、最近の日本ではあまり見かけないことですが、30%以上の人が「職場関係者のこども」にも渡すと回答しました。この背景には、国営企業を中心とした職場と家族が一体となったコミュニティーが形成されていた時代の名残もあるのではないかと推察されます。また、20~30年前の圧歳銭の大半が50元未満だったのに比べて、非常に高額な圧歳銭を渡すケースも見られ、中国の所得格差の広がりを思わせる結果となりました。圧歳銭をもらう予定については、30代でも20~30%の人が親や親族からもらうと回答しています。20~30代の消費をけん引する層が圧歳銭という臨時収入を得ることにより、「春節は新たな装いで」という伝統的な考え方と相まって、春節が一年の中でも消費活動の盛り上がる時期となっているのではないでしょうか。

 年夜飯については、最近はレストランなどで行うことも増えていると言われる中、やはり自宅で手料理を作るという伝統的な形式が主流であるという結果になりました。

 春節前後の消費動向については、高所得世帯ほど旅行へ出かける割合が高くなっています。また、前述の中国の伝統的な考え方を裏付けるように、服飾、化粧品、アクセサリーといった「身に着ける物」を購入する人が多いという結果となりました。

世界の好感度

日本人は世界からどう見られているのだろうというのは、とても素朴だが、気になる質問事項だ。海外の人と話をする機会もあるが、いまこうして話をしている相手は、一体日本人または日本という国を本当のところはどう思っているのだろう?とつくづく不思議に思うことは多々有る。

日本・日本文化・日本人大好きと謳っている代表格は台湾人だと思うが、彼らとて、表面的には日本が好きと言いつつも、本当のところは日本人に対してどうおもっているのかというのは、あまり見ることができないことだ。日本人に対しては「日本が好きだよー」と言ってくれるが、それは相手を建てるために言っているのか本心なのかかなり疑問。確かに、日本語を勉強している人が、人口密度に対してかなり高い地域ではあるし、日本文化を代表とするテレビ・雑誌・ゲーム等々のメディアは、日本と同様の量を台湾では仕入れることが出来るし、多くの台湾人はそれに共感しているようだ。だが、全員が「好印象」だとおもっているとは限らない。たまに「中国を侵略した」という言葉を聞くと、ゾクッと来る。台湾は中国ではないが、自称・中国人と言っている人(多くは外省人)は少なからず居るので、そういう人が話をする
と、日本は一概には好印象には思われていないのだなと思う。

中国に目を向けてみると、ニュースなどの報道機関が発表する様子だと、中国・中国人は日本に対して「反日感情が有る」と言われているが、実際に上海あたりに行ってみると、意外にそうではない。「好印象を持っているか否か」と言われると、やはり教育のせいで、「好印象を持っているわけではない」と答える人が多いのだが、日本文化や日本のことは好きだという人が結構多いのに驚く。なんでも中国が一番だーはははーとおもっている国だと思っていただけに、これは意外な嬉しい事実だと思った。日本の漫画やゲームや音楽はもちろんだし、反日だから絶対日本の文化を電波に載せないだろうと思われていたが、実際には日本の番組は中国のテレビ番組で普通に見られるし、結構多く情報は取り入れられている。そして、最近は金持ちになってきた沿岸部の中国人にとって、「行ってみたい場所」の1番目に上げられる国がなんと日本なのにも驚く。日本製品に対する「神話」を持っているからというのが理由なのだが、「モノ」だけでなく、神社仏閣のような日本人の精神的な要素を代表とする場所に対しても「行きたい」とおもっている中国人は結構多い。

同じ反日運動活発な韓国の場合は、行ったことが無い場所なので、これ以上はここでは言及しない。

さて、日本人が大好きな場所といえば、アメリカとヨーロッパということになるのだが、ヨーロッパに行くと、やはり日本人を含めてアジア人全般は、まだまだ「サル」の段階から抜け出せない。ヨーロッパ人と話をする場合、「教養」というのが無いとまともに扱ってくれないという文化がだいたいの場所で通用される。教養の度合いを見せると「おっ、ちょっとまともに人間として扱ってあげようかな」と思うらしいが、そうではない場合、単なる「金づる」としか思われないのが現実だ。そんなヨーロッパ人にとって、やっぱり日本はなかなかいまでも謎の国の一つであるため、「好印象かどうか」というと、個人的には、いまいち掴み難いところだとおもう。経済的発展があって、日本製品がいろいろな場所で使われているし、触れる機会があるために、「こんないい製品を作る国はいいところだ」と思っている程度が、ニュース報道の好印象の結果に繋がっているような気がする。戦後は特に悪いことをなんにもしていなかったし、近隣の他国(中国や韓国)のほうが凶暴性を世界のメディアに乗ってしまったために、相対的に日本が好印象の国に上がっただけのような気がするのだ。

同じ好印象の国としてカナダがニュースでは挙げられているが、日本人にとってカナダとはどういうところかといわれると、かなり考え込んでしまう。何故なら、これといって特徴がカナダには無いからだ。ウィスラーのような巨大なスキーリゾートと、秋になると旅行社のパンフレットに掲載されるメイプル街道くらいしかイメージが無い。カナダも隣国のアメリカが、世界の警察と言いながら色々な場所でどんぱちやっている代わりに、カナダは何もしないから、単に相対的に好印象になったのではないかという、日本と同じ理屈で好印象になったかもしれない。


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世界の好感度、日本とカナダ1位――BBC調査

 「世界に最も良い影響を与えている国は日本とカナダ」――。英国放送協会(BBC)がこのほどまとめた国際世論調査で、こんな結果が出た。歴史問題などを巡って周辺国の政府や人々の反日感情は根強いとされるものの、世界的には高い好感度を得ている。
 調査は日本など12カ国と欧州連合(EU)について、世界に好影響や悪影響を与えているかどうかを27カ国の2万8000人に尋ねた。日本が「好影響を与えている」との回答はカナダと並ぶ54%。「悪影響を与えている」との回答は20%でカナダの14%を上回った

71歳の数学博士号

数学の分野は若いうちに達成しないと、なかなか新しい発見ができないと言われる、結構厳しい学問の1つだと長年言われてきた。このたび、71歳のリタイアされたかたが、難解な方程式を発見したというのはとても驚くべきことだと思う。数学者の大半は、周りからみると変人にしか見えない人が多く、多くの数学者は若いうちに死んでしまってしまうほど、数学が大好きで、それも没頭するために、人間的な生活はどうでもいいと考えてしまうからだといわれている。そして、いろいろな法則・方程式を発見する人の多くは、だいたい若いうちに、その能力が開花しているというのが一般的なのだが、このかたはリタイアしてから数学を新たに研究し始めたところに、その偉業は大きい。

だいたいリタイアした人の多くは、「これまで企業戦士として働いていたが、長年、仕事一筋で生きてきたために、ろくな趣味が無い」とか「毎日決まった生活を送っていたから、リタイアしたあと、何をしたらいいか分からない」なんていうひとが多いと思う。中には、せっかくリタイアしたのだから、これまでできなかった新しい何かをしてみようという意気込みを持っている人も多い。この数学で博士号を取った人もまさしくその分類に属する人だ。だが、実際の多くは、何をしたらいいかわからない組だろう。何をしたらいいかわからない人は、その後、ボケが進んで早くポックリ逝くとも聞く。数学に後年になって打ち込んでいると、「死んでいられない」と思うはずだ。バイタリティがあるといえば簡単なことだが、脳みその回転が遅くなっているし、不器用になっているし、昔みたいな能力で体が動かなくなっている中で、高難度の解を導いたこの方は、大変素晴らしいことだと思う。

もっと世の中が騒いでもいいと思うのだが、なぜあまり騒がれていないのだろうか!?


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71歳が数学博士号、難解方程式で新発見――定年後、大学に

 企業を定年退職後に大阪大で数学を学び、研究してきた71歳の男性がこの春、博士号を授与されることになった。研究内容は世界の最先端として高い評価を受けている。若手の活躍が目立つ数学では60歳を過ぎて学び始め、論文を書く人は極めてまれだ。
 大阪府池田市の金子和雄さん(71)は大阪大大学院で機械工学の修士課程を終え、企業の技術者として蒸気タービンの設計などに携わった。9年前に定年退職。「まだ何かできそうだ」ともう一度勉強する決心をした。
 数学を選んだのは“消去法”だったという。「学生時代は製図や実験に時間を取られ、じっくり勉強した記憶がない。物理は体力的に実験についていけそうもなく、数学へ。行きたいとは思っていたんですが」と話す。
 学部の聴講生から始めて、順調に大学院に進学。数学者を悩ませてきた「パンルベ方程式」という難解な微分方程式の研究に打ち込み、この方程式を満たす解となる新しい関数を発見した。成果は国内の学術誌や海外の研究会で発表され、高い評価を受けている。
 「苦しんで苦しんで計算して、やっと一つ、答えを見つける。小さな前進ですけれど、そのうれしさは、何ものにも替え難いものです」
 指導教官の大山陽介同大助教授(44)は「博士課程で研究が止まる人も少なくないが、金子さんは本当に順調に続けてこられた。若い学生にも良い影響を与えたと思う。細かい計算に丁寧に、執拗に取り組む姿勢は私も見習わなければ」と語る。

世界中で花粉症

これまで花粉症の時期になると、「あぁ、日本を離れてどっかの国で暮らしたい」とか、「鼻を取ってしまいたい」とか思っているほど、もう花粉症とは長い友達状態になっている自分だが、こんなニュースが出てしまっては、日本から脱出しても意味が無いと思ってしまった。幸い、杉花粉以外の花粉には反応が無いのだが、この先、現代人かつ都会人としては、いろいろな花粉症に過敏に反応するかもしれないと考えると、少し悲しい。それもニュースのように、年がら年中花粉が飛んでいることになってしまっては、いまではシーズンイベントとして諦めている感をすべて拭い捨てなければならなくなり、1年中不快な気分で過ごさなければならなくなるから嫌だ。人間が森に入らなくなったことも原因だが、現代人が自然に触れる機会がなく、無菌状態で過ごすことが当然だとおもうよな環境で生活しはじめたことが原因だろう。不清潔な生活環境の場所で花粉症の人は絶対居ないと思う。

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花粉症、世界ではや猛威――暖冬の影響、通年化の傾向も

暖冬の影響で花粉の飛散が例年より早く始まり、世界各地で花粉症が本格的に広がり出した。地球温暖化で花粉シーズンの通年化が促され、花粉の濃度上昇でアレルギー症状が出やすくなる懸念も強まっている。一方、花粉症向け薬品の市場は成長が見込め、製薬企業は新薬の開発体制を強化している。
 仏大気生物学観測網(RNSA)によると欧州での花粉の飛散はハンノキ、ポプラなどで昨年より約一週間早まっているもよう。「暖冬で(樹木の成長が加速し)花粉の発生が早まりやすくなっている」(ティボードン代表)ためだ。
 記録的な暖冬となった仏では地中海に面した南部一帯を中心にスギやハンノキの花粉の飛散量が急増。カバノキは今月下旬に東部にも広がり、月内にパリなど北部にも達する見通し。同国では人口の2割が花粉症に苦しんでいるとされる。
 スペインやイタリアも花粉量が多い。セルビアなど中東欧も含め、欧州全域が花粉の影響を受けつつある。
 人口の1割超の4000万人が花粉症とされる米国では、フロリダ州やテキサス州で飛散がピークを迎えた。晩春から初夏にかけてはムギやイネ科の植物、夏から秋口にかけては道端のブタクサが花粉を飛ばす。通常は夏に多い種類の花粉でも、猛暑だと秋になっても飛び続ける。花粉シーズンは暖冬と猛暑によって徐々に通年化しつつある。
 同国では温暖化の影響で花粉の飛び始める時期が早まっているとの報告が相次いでいる。ミズーリ州カンザスシティー市の病院の調査によると、市内のオークの木が花粉を飛ばし始める時期は過去10年間で毎年平均半日ずつ早くなっている。
 温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)の増加で光合成が促進され、花粉量も増えると考えられている。くしゃみなどのアレルギー症状は主に花粉の濃度に関係する。一定量を超えると発症するため、今後は患者が増加する可能性もある。
 日本でも花粉の飛散は例年より早く始まった。大気中の花粉の量を計測している環境省によると、今シーズンに全国で最も早く花粉の飛散が始まったのは東京都。平年に比べて2週間も早い1月31日に観測された。同省は「暖冬の影響でスギの開花が早まったため」と分析する。

海賊版CD捜査犬

どうやって嗅ぎ分けるんだろうか?怪しいCDやDVDには匂いがついているのだろうか?それとも、犬に鉄腕アトム並みの洞察力またはレーザを読み取る能力がついているのだろうか?今度実験的に持ち込んで、犬が反応するか見てみたいものだ。それとも、複数枚のCDが集まると、単にCD臭い匂いが集まって、それに過敏反応するということなのだろうか?確かに、生CDの束では、なんとなくプラスチック臭い匂いはするが、それにだけしか反応しないのなら、ニュースになるほどのものじゃないとおもう。


 世界初の「麻薬捜査犬」ならぬ「海賊版CD捜査犬」が登場した。特殊
訓練により、貨物などに隠された海賊版CDやDVDを嗅ぎつけることが
できるという。写真はセパン(Sepang)のクアラルンプール国際空港
(Kuala Lumpur International Airport)で13日、海賊版捜査のデモン
ストレーションを披露するブラック・レトリバーのラッキー(Lucky)とフロ
(Flo)。

ソース(AFP BB News) http://feeds.afpbb.com/afpbbnews?m=14947