2007/03/15

富士F1GP

もう?早くない!?と思ったのは自分だけじゃないはずだ。なんと今年の秋の9月末に行われるF1グランプリ用のチケットが発売というから驚きではないか。半年以上も先のことなのだから、購入した本人も忘れてしまいそうなくらい先の話だ。しかし、実際のグランプリの観戦チケットではなく、売り出されたのは、今年から日本グランプリが行われる富士スピードウェイへ行くための新幹線の切符。三島駅か新富士駅が最寄の駅になるため、そこまでの新幹線の割引チケットを売り出し始めるという。JR東海も商売上手というか、気が早いために空回りしているような気がするなーという気もする。しかし、実際に売り出されるのは8月下旬からの1ヶ月間だから、今からは買えないだけでも「忘れた」と言うことは無いだろう。ただ、こういう割引チケットがあるということは、きっと旅行代理店に勤めている人たち以外は忘れると思う。

東京からの値段だけしか記載しないが、下記のとおりに、通常の値段よりは断然安い。

主な設定区間とおねだん

(1)設定区間:東京(都区内)⇔三島
・発売額:6,500円 
・お得額:▲1,280円

(2)設定区間:東京(都区内)⇔新富士
・発売額:6,500円 
・お得額:▲3,360円

しかし、面白くない条件もある。それは普通車自由席しか選択できないということ。この切符では、大勢の人が乗るであろう観戦のための新幹線乗車では、指定席を選べないということだ。つまり、早く買っても全く意味が無いというわけ。話題つくりとしては「おぉ」とは思うが、通常でも大黒字路線である新幹線を値引きするなんていうのは、それしか黒字路線が無いJR東海の企業基盤を揺るがすことになるために、指定席による販売は無理だろう。せめて、観戦用弁当でも振舞うっていうおまけつきならわかるが、あんまりメリットが無いような気がする。まぁ、確かに往復運賃として多少安くなっているのはいいが、それだけ?となんだか味気が無い。

そもそも富士スピードウェイに行ったことが無いのだが、新幹線でいけるような場所にあるのだろうか?おそらくF1のファンは自家用車でグランプリの会場まで行く人がほとんどだと思う。新幹線で行った場合、おそらくグランプリ会場まで駅との往復バスはあるだろうと思うが、相撲会場にいく客とは大違いの人数を捌ききれるかどうか謎だ。あのサッカーの試合でさえ大混乱になるのに、バスでのピストン輸送に地元のバス会社が追いつくのかかなり疑問だ。だからなおさら車で移動する人が多いと思う。

となると、新幹線でこの切符を使って移動する人はいるとしても、その新幹線の自由席だ車輌だけは、お盆や年末年始の民族大移動の電車のように、超満員になっていることだろうと思う。自由席券では、現在のJRは指定席車輌で立っている事も許されていないのであるからだ。

1990年ごろがF1ブームのピークだったと思うが、それに比べると、現在の日本でのF1ブームは下火になっているというのが正直なところだろう。話題になるような選手が居なくなってきたことも下火になった理由かもしれない。佐藤拓磨がいくらがんばっても、「あぁ、がんばっているのねー」くらいしか感じていない日本人が多いのが事実であって、いまではサッカー人気に比べるとほとんど話題にもならない。

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