
同じように台北でもプリペイド式の非接触ICカードは存在する。それが悠遊カードだ。だいたいがコンビニやMRTの駅で買うことができる。一般用としては、デポジット分プラス実質運賃で全部で500元で売られている。400元分の運賃が乗れるのだが、これが台北のMRTで使おうとした場合、かなりたくさん乗らないと使い切れない。それもそうで、1回あたりだいたい20元から30元の区間しか使わないと思うので、14~5回くらい乗らないといけないのだ。おまけに、このカードで乗ると、運賃が20%お得になるというメリットもあるため、20元区間なら16元で乗れる。そうすると、ますますカードを持っていたほうが便利だし、たくさん乗る機会があるひとは本当にお得だ。
MRTだけではなく、バスや一部のタクシーでも使うことができるので、使い方は全くSuicaやPasmoと同じである。台北の人であれば大体の人が1枚は持っている。これも日本でSuicaやPasmoを持っているのと同じ感覚だろう。台湾に何度も行くようになったので、いまではこのカードを持つようにしている。いちいち、細かいお金を持っている必要が無いので、便利だ。
最近、東アジアの非接触カードを共通化にしようという動きがある。しかし、日本全体でも、地域ごとにしかカードが使えない状態なのに、いつになったら東アジア共通のものになるのかどうかは分からないし、きっと香港や中国の勢力のほうが強いと思うので、共通システムにした場合には、香港式になるのが高いと思う。そのときには、今のSuicaや携帯の電子マネーの機能は一体どうなるのかは見守っていきたい。
悠遊カード公式サイト

最後にサービスのデザートが出てきた。これはココナッツ風味のウイロウという感じだった。
極品軒








故宮に飾るほど歴史的には古いものではないが、展示するのに値する名器が惜しげも無く飾られているのはすばらしい。もちろん、直接触れることは出来ない。







それと、一般生活用の陶器を日本統治時代に敷設した線路を利用して各地の都市に運搬したという歴史を再現した、車輌とそこに積載された陶器食器群は、なかなか凝った展示だとおもった。
近代作家の作品は、普通の皿や壷という概念を全く捨ててしまって、単に土を使って形作った作品という感じに見える。特にちょっと触ったら壊れてしまいそうなような作品がたくさん展示されており、運ぶときや実際に窯で焼いたときには壊さないように、どのように窯の中に入れたのか、または乾燥させたのかというのがとても気になる。特に薄い生地にした場合には、乾燥状態のときにひび割れが生じて、それで作品がだめになるとおもわれるからだ。作品の中で笑ったのは、無数のカプセルから構成される1つのカプセルというコンセプトだろう。


博物館をあとにして、ご飯でも食べようと出かけたのだが、どこで食べたら良いのか全く分からなかった。しかし、お土産屋が多い通りに出てはみたのだが、これが上からと下からの光の反射で、暑いの何の。サテンでも探そうと思ったのだが、全然それらしいものが見つからない。台湾人らしい人達がたくさんいたのだが、このひとたちは暑くないのだろうか?と本気に思ってしまった。





















一緒に写真をこのときにとてもらうことができるし、茶目っ気たっぷりの演者たちは、カメラを向けるとカメラ目線でにっこりとしてくれるのが嬉しい。SMAPの中居みたいな気持ち悪く、全くのつくり顔というのがわかるようなスマイルではなく、写真馴れしているというか、どんな客にでも愛想よく振り撒いてくれるところがなんだか嬉しい。 
それにしても自分たちで化粧をしているとしても、その化粧箱をちょっと横目でみたのだが、結構いろいろな道具を使っているのだなと知る。歌舞伎役者もおそらく同じようなメイク道具を使っているのだろう。 


2部目の「金山寺」は中国でのおとぎ話である「白蛇伝」の話の一部にあたる。カンフー顔負けのアクロバットなパフォーマンスは見所十分。舞台右側には、セリフの日本語字幕が出ているので、何を喋っているのか分からなくても、それを観ればよくわかる。甲高い発声の京劇は、中国楽器によるメロディとその節にのるセリフも1つの聞くべき要素だと思うが、字幕を目で追うよりも、やっぱり演技をしているひとたちの踊りやパフォーマンスをみているだけでもいいと思う。最近の香港映画では、ワイヤーアクションばかりで飽き飽きしてくるが、この京劇で演じられるものはワイヤーなんか全く使っておらず、武器としての棒ももちろんワイヤーなし。複数の人たちで棒を互いに投げ合い、戦いのシーンではその棒を手や足で跳ね返す技のところは必見だった。