
リベルタ通りを歩くと、パレルモでいちばん有名な建物であるマッシモ劇場(Teatro Massimo)に出くわす。この建物は完成までに22年も掛かり、イタリア統一を記念して建てられたものとして着工された。現在は、パレルモを代表とする建物になった劇場では有るが、歴史的には、パレルモ自体が複雑に交じり合った官僚機構の闘争や、マフィアの支配、それと戦う市民とのプライドを凝縮したものを、ここには見ることができる。映画「ゴッドファーザー PartⅢ」のラストシーンは、ここの劇場を使って撮影されている。
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ホテルのすぐ傍にある名所は、ポリテアーマ・ガリバルディ劇場(Teatro Politeama-Garibaldi)である。空港からのタクシーでも通るときに、運転手が「ここは有名な広場だ」と言っていたので、覚えていた。この建物では冬の間は色々な公演が開催されるようではあるが、滞在中に何か行われるというような匂いは感じられなかった。たまたまオペラのようなものが開催されなかった時期に行ったのだろう。
目の前に広がる広場には、昼間からたくさんの人たちがのんびりと屯しているし、日曜日には、この広場から南の中央駅を結んでいるリベルタ通り(Viale della Liberta)は日曜日の昼間には歩行者天国になる。しかし車が全く通らない大通りほど不気味なものは無いと感じるのは、ここで初めて知った。
夜の広場もなかなか景色が良い。ライトアップがされてあり、その光にフォーカスが当てられているのが劇場なのである。
パレルモに到着した際に、空港からホテルに移動するというのを考えた場合、ガイドを見たらバスもあると聞いていたが、バスはだいたい駅までしか行かないために、駅から近いホテルだと都合が良い。逆の場合は、重いスーツケースをごろごろ引っ張りまわして歩かないといけないことほど面倒くさいものは無い。だから、予約の際に考えたことは、ホテル自体に送迎がついているほうがいいなということ。台湾で味をしめたためかは分からないが、無駄な動きをせずとも、送迎があるほうが楽なのだ。
さて、そのホテルだが、ロンリープラネットの紹介によると次のとおりに書かれている。

全体的には、大満足ができるホテルだと思うし、またパレルモに来るのであればここに絶対泊まるのがいいだろう。お勧めである。




