2008/05/17

チャンギ空港


シチリアに行く際に利用したのは、今回もシンガポール航空である。ということはシンガポールを経由していくことになり、見慣れていると思っていたチャンギ空港が、今回からなんとなく違うなと思った。というのも、日本発着便のシンガポール航空の飛行機は、ターミナルがそれまでの2から3に移ったのだ。ターミナル3が利用開始に伴って、ヨーロッパ便と日本便はターミナル3からの出発ということになったのである。これで、またチャンギ空港も広くなってしまって、迷子になるのではないかと思われるが、本当に広くなってしまって、ターミナル間は無人運転電車で移動することになる。

新しくできたターミナル3は、見慣れているターミナルの雰囲気とは全然異なり、なんとなくそれまで「シンガポールに来ました」という南国独特の雰囲気が楽しかったのに、その気分が全く感じさせることが無く、ただでさえ無機質感で一杯のシンガポールを、さらに輪をかけたように無機質感を感じさせてくれるような建物だった。ただ、1つ違うのは、天井がとても高く、それに自然の太陽光を取り入れているのでとても明るい。さらに、ターミナル内のブランドショップは、前にもまして増えたような気がする。

それに反して、新しいターミナルの設備をあまり分かっていなかったために、乗り換えの際にシャワーを浴びるために立ち寄ったターミナル2のほうをみてみたのだが、これが、閑古鳥でも鳴いているかのように、なんとなく寂れた感じがした。シンガポール航空の主要便がほとんどターミナル3に移ったからということもあるが、それでも他の航空会社の飛行機はターミナル3にきている訳ではないので、それほど客層に違いが出てくるとは思えなかったのだが、あまり金を使わないような人たちばかりがターミナル2に集まっているように見えたのは気のせいだろうか。東南アジアやインド線がまだターミナル2だからというのも理由かもしれない。

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