2008/05/17

エアーワン


ローマからシチリアへ行く際に、今回は国内線であるエアーワン航空の飛行機を利用した。この航空会社は、スターアライアンスとのパートナー航空会社になっているため、利用するとスターアライアンスメンバーはマイルが加算されるのである。イタリアでは圧倒的にアリタリア航空のシェアが高いのは当然なのだが、純民間航空会社としては、イタリアでは一番大きな航空会社にもなっている。マイレージプログラムを独自で持っているわけではなく、基本的にはルフトハンザ航空のMile&Moreに依存しているところがあるが、他のプログラムとも早い段階で提携が進んでいたために、今ではスターアタイアンスの各航空会社のプログラムとはregional partnerの中に組み込まれることになった。

元々はミラノを中心とした路線で始められていたが、今では21都市との就航が出来ているイタリアでは有望の航空会社だ。ただ、ローマでのエアーワン航空の扱かわれかたは、ターミナルの設備をまともに使えるわけではないようで、飛行機はターミナルから離れたところに留められているのが普通だった。しかし、シチリアでは、パレルモもカターニアもどちらも変なところに留められているということはなかった。

乗務員は男女同数程度が乗り込んでいて、年寄り臭い乗務員が無く、てきぱきと捌いていたのは印象的だった。イタリアの国内線なので、乗っている時間はほんの少しなのだが、それでも飲み物とお菓子のサービスは行われた。無駄なサービスや愛嬌は一切無いところが、イタリア人らしくないが、それでも好印象だったのはきっと乗務員の笑顔が良かったからだろう。

そういえば、飛行機の中での写真を全く撮らなかったのは不覚だった。

スターアライアンスと提携されているから、成田でのチェックイン時において、荷物だけは通しで預けることが出来るものかと思っていた。ところが、シンガポール航空では無理なのだそうだ。いちおう成田チェックイン時に聞いてみたが、答えは同じだった。だから、ローマに到着したときに、一度荷物を受け取って自分でチェックインをする必要がある。荷物なしでのチェックインは特に問題ないのだが、トランクを持って移動しながらチェックインをするのはとても面倒くさい。おまけに、ヨーロッパ外からの到着便は、ローマの空港のBターミナルに到着するのであるが、イタリア国内線の場合はターミナル自体が異なり、Aターミナルに行かないといけない。全部で3つあるターミナルは、横一列に並んでいるのでとても分かりやすいが、1つのターミナルが横長なので、移動するのが結構大変。それともう1つわかったことなのだが、日本の場合、国内線の利用の際には特に身分証明書が必要が無い。しかしながら、イタリアの場合国内線利用の場合でも身分証明になるようなものが必要になる。外国人の場合はパスポートが必要だ。よく考えたら、台湾の国内線を利用した場合にも同じようにパスポートを出したので、日本が特別なところなのだといえるだろう。

エアーワン航空
http://www.flyairone.it/en/

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