2009/03/14
Sex Pistols
何を思ったのか、最近になってイギリスの伝説のパンクバンド・セックスピストルズを聴きたくなった。昔、友達からCDを借りてよく聴いていたし、高校の時にはコピーバンドで演奏していた友達がいたことも思い出してしまった。
セックスピストルズは、実はこの間まで企画モノとして売り出されたパンクバンドだとばかり思っていた。なぜそう思っていたのか分からないが、最近 wikipedia で調べたところによると、セックスピストルズのメンバは元々からバンドとして結成するまで、知り合いだったことが判明し、あとでなーんだと思ってしまう。しかし、その歌う曲はとても印象が強く、のちのちの各バンドにも多大なる影響を与えたのは有名な話である。
初めて聴いたときの感想はすっかり忘れてしまったが、きっと自分がチュウボウだったころだったと思う。友達の洋楽ファンから借りたCDが最初だったと思う。映像としては見たことが無かったが、イギリス人のくせにイギリスっぽくなく、人生舐めてるぜ~みたいなのが英語があまり分からないチュウボウでもわかるような音楽だったので、なんじゃこりゃぁ?とおもったことは覚えている。特に「Bodies」という曲は、途中から fuck ばかり単語が出てきて、それで辞書を引き引き意味を調べていたような気がする。
歌詞は政府や皇室も歌詞に使ってしまったり、反政府的な歌詞をバンバン入れてきているために、イギリスの荒んだ先の読めない不況時代には、若者を中心にやんややんやと人気を博した。たぶん自分たちの代弁者のようにセックスピストルズが映ったからだろう。日本での当時の人気というのは良く知らないが、それでも日本の各バンドには影響があったと思え、今聴いたら、セックスピストルズに音源的なものが似てない?というのも結構ある。
ボーカルのジョニー・ロットン(Johnny Rotten : 本名は John Joseph Lydon)はセックスピストルズの中でもちろん存在感たっぷりな人物として演じているのだが、なんといっても、あの歌い方がすべてを物語っている気がする。もちろんセックスピストルズの歌詞の多くをロットンが書いているが、このひとの脳みそ、どうなっているのか?というくらい痛烈な批判でいっぱいである。これじゃ、警察や国から反逆者のレッテルをつけられてもおかしくない。歌い方は、唾をばんばん飛ばして、シャブ中毒のひとが舌がもつれて話しているような歌い方をしているので、大丈夫か?と思いたくなる。カラオケで以前 Anachy in the UK を歌ったことがあるが、個人的には真似して歌ったつもりなのに、全然違った。やっぱりレコーディングの時にもラリっていたんじゃないのか?
セックスピストルズの中で個人的に好きなのは、Bodies と Anachy in the UK ともちろん有名な God save the Queenだ。これは何度聴いても素晴らしい。歌詞はめちゃくちゃだが、それが痛快だ。最初に発表されてから既に30年経っているとはいえ、いま聴いても聞き劣りしないというのがすごい。名盤というのはこういうものなんだろう。
Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols
(邦題:勝手にしやがれ)
1. Holidays in the Sun
2. Bodies
3. No Feeling
4. Liar
5. God Save the Queen
6. Problems
7. Seventeen
8. Anarchy in the UK
9. Submission
10. Pretty Vacant
11. New York
12. E.M.I
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