2012/02/24

クレジットカードが使えない!

JALのマイルがかなり溜まったし、有効期限が2012年の2月末までだったので、これはそのうち使おうかと思っていた。ちょうど両親もそう長く生きるわけじゃないので、また海外に連れて行ってやろうと思っていたのだが、やっぱり3人分だと荷が重過ぎるので、こういうときにマイルを使おうと思ったのである。

2012年版のマイルの利用方法は、2011年と異なることは前から解っていて、そのときの手持ちのマイルでは、ディスカウントマイルとしても東南アジア・モスクワ・オセアニアには2人分しか行けないのは解っていたし、こういう特典航空券は、早めに申し込まないと、好きな日程は取れないとおもっていたので、事前に親とも相談してこの時期にしようと決めていたのである。リクエストとして「バンコク」便を選んだが、このあたりのことは後で記載したいと思う。その特典航空券の申し込みが2012年2月7日からだというのが載っていたし、場所が人気があるタイであるので、申し込みの時間になったら即効でネットで予約しようと思っていたのだ。

ところが申し込みをしたところ、最後にサーチャージと空港税を払う必要があるため、クレジットカード支払いの番号を聞かれたので、いつものとおり入力したら、「クレジットカードの番号とセキュリティコードを再確認してください」と出た。「あれ?おかしいなー」とおもったので、もう一度入れてみると同じようにエラーと出る。会社でこの操作を行ったので、きっともしかしたら会社のファイアウォールで制御されているのか?と思ったので、家に帰ってやってみたのだが、同じようにエラーと出てしまった。1日経過したらなんとかなるかもとこのときに思ったのがアホだなと思ったのだが、まぁ待ってみることにした。

次の日、家に買って見ると、新しいカードが届いていた。そう、実は使っていたカードの有効期限は2012年2月までだったので、ちょうど新しいカードが届いたというわけである。新しいカードだったら入力は大丈夫だろうと思って、早速そのカードの番号とセキュリティコードを使ったのだが、やっぱり結果は同じである。なぜだ、なぜ使えないのだ?!もしかして、ネットのほうが問題なのかと思った。

そこで、ここで気づけばよかったのに、なぜかその週末まで放置していたのが自分でも笑える。その週の土曜日に友達と食事に行って、会計時に現金ではなく、クレジットカードで払ってみることにした。普段なら絶対使わない支払い方法である。そうしようとおもった理由は、もしかしたら、このクレジットカードが利用不可になっている可能性があるかもしれないと思ったからである。それで会計時にカードを提示してみると「これ、使えませんね」と言われてしまった。現金を持っていたのでその場はカードを引っ込めて現金支払いにしたのだが、これで完璧にカードが利用できない状態であることがわかったので、早速次の日にカード会社に電話してみようと思った。

実はその前に、平日の日中帯に、カード会社から自分宛にカード利用についての問い合わせ電話が掛かってきたらしい。ところが、そのときに対応したのは母親だったのだが、どうせカード会社からの勧誘電話でしょー?みたいな捕らえ方をしたために、実は2月7日から毎日電話をかけていたらしいことが後でわかった。しかし、平日日中帯に家に電話をかけたとしても、本人がいるわけがない。仕事をしているんだから。カード会社もアホだなーとおもう。夜中にかけて来いとおもったのは無理も無い。

さて、日曜日に電話をかけてみた。電話番号はカードの明細に書かれていた利用状況の確認に付いてというところの番号だ。電話にでたオペレータに事情を示してみたところ、どうやらセキュリティセンタというところに電話が廻って対応してくれた。実は、このセキュリティセンタの番号は事前に知っていた。というのも、平日昼間にかけてきたカード会社の電話番号は、自分の家の電話の通話記録に残っていたからである。最初はそこの番号に直接かけたのだが、「窓口は平日9時から17時半までです」というアナウンスが流れるだけであったので、こちらからかけられない。ところが、今回は通常のオペレータ経由で転送されたのであるから、これは問題ない。

セキュリティセンタの人の話によると、2月7日にイギリスで買い物をしましたか?ということを質問された。もちろん、海外にも行かないし、基本的にネットで買い物をすることもないし、ましてや意味不明な海外のサイトで買い物なんかするわけが無いと思っていたので、その主旨を述べたところ、「やっぱり不正でしたかー」ということを言われた。どうやら、このときに20万円くらいの買い物をされていたらしい。そして、カード会社はどうもこのときの購入が「怪しい」と判断したらしく、その時点でカードの使用をとりやめにしたらしいのだが、そのあと2月9日に、今度はイタリアで4000円程度の買い物をしようとしていたという履歴があがったようだ。2月7日はちょうど特典航空券の申し込みをしようとしていたときのことで、この時点でもうカードが使用不可になっていたというわけだ。さらに2月9日なんていうと、もうとっくにカードが使い物にならない状態になっていたのに、それでも購入しようとしているやつがいるということは不正のなにものでもないと、完璧にカード会社は思ったようだ。それで7日の時点で電話をしたのに繋がらないので、毎日かけていたということ。本人が平日昼間に居る訳が無い。そういう時点で日曜日に電話をかけてきたというわけである。

カード会社のお姉さんから「カード番号は変わります。新しいカードを1-2週間以内に送付いたします。」とのこと。その際に、問題の不正利用に付いては本人が使っていないという宣言を書いてもらう必要があるとのことなので、その様式も送るということだった。確かに後日送られてきたの用紙を見ると、いつ海外に行ったのかとか、いつネットで買い物をしたのかというのを、すべて細かく書くようになっていた。

しかし、どこでカード番号が抜かれたのだろうか?カード会社の人に言うには、最近台湾に行ったひとたちが似たような被害にあっているんですが、お客様は台湾に最近行きましたか?とのこと。確かに年末に台湾には行っている。そのときか?と思ったのだが、前回の台湾渡航の際には、全くカードを使っていないと思う。お土産屋、ホテルを含めて全部ニコニコ現金払いだったはずだったのだが。もしかして、その前に行った3月の台湾行きのときだったのかもしれない。そのときはどこで使ったのかはもう明細が無いのでわからない。

よくカードの支払いは目の前で処理されることに注意し、決して眼を離すなと言われる。料理屋ではスマートに支払いをしたいからという理由から、カードを渡して支払いを済ますというのもあるが、あれは本当に良くない。裏でスキミングされている可能性があるからだ。たぶん、台湾でこの情報が抜かれたのだろうか?いや、台湾ではそんな料理屋で支払うようなくらい高いものを食べたことが無い。高くてもすべて現金で払っているのだ。ということは、ヨーロッパで抜かれたのだろうか?

いずれにしろ、もうカードは新しいものに変わった。そうなると、月々のカード支払いにしているものについて、全部手続きしなおさないといけないことになる。インターネットプロバイダの料金、そして携帯電話の支払いもそうだ。あーっ、面倒くさい。とおもったのだが、意外にカードの番号変更に付いては簡単に出来ることがわかった。現金支払いからカード支払いのときには、いろいろ書類を記載しなければならないのだが、カード番号の変更の場合には、変更した番号を再登録すればいいだけなのだそうだ。こんなに簡単なのであったら、すっかりやる気がなくなったゴールドカードへの番号変更もしておくべきだったとおもった。そう、いまだにカードはゴールドではないのである。年会費が高いからということもあるのだろうが、こんだけ海外に行くんだったらゴールドに換えてしまっても本当はいいのだと思う。今度キャンペーンがあるんだったら、絶対ゴールドに変えようと思う。

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