これまで台湾に何度訪れたのか数え切れないのだが、ここでこれまで台湾で泊まったホテルのリストを挙げて、それぞれのホテルの様子を評価してみたいと思う。
■国賓大飯店 - Ambassador Hotel(台北)
http://www.ambassadorhotel.com.tw/JP/taipei/index.aspx
毎回とてもお世話になっているホテル。台北に泊まるときには大体このホテルを選択している。中山北路沿いに位置するため、空港直通のバスがホテルの目の前から出ているし、街中に行くにも、近くのMRT雙連駅から乗ればどこでも行くことができる。なにしろ、ホテル近くには小吃の店もあるし、朝ご飯をホテルで食べない場合にも「青葉」も近くにあるので、ここほど便利なものは無い。ただし、ホテルは5つ梅ランクのホテルであるため、だいたい1泊5000元ほど。最近は、朝食付きというのがスタンダードになっているため、朝食を採る場合には困らないが、前は本当に素泊まりプランしかなかったため、外に出て朝ご飯を食べるということをしていた。日本アジア航空の乗務員宿舎として利用されているため(なぜ老爺を使わないか不明)、よくロビーで乗務員の人と一緒にチェックインやチェックアウトをする機会もある。ただし、彼らはお金を支払うことはしないのでとても簡易的に済ませられるのは便利だ。
ホテルの部屋はとても重厚な作りになっており、茶系統で統一された照明・壁は落ち着いた感じを漂わせる。ベッドの高さが高いからとても個人的には好きだ。あまりよくないホテルだと、ベッドが爺婆用に低い位置になっているので、ベッドに座るときにも疲れるのだ。トイレとバスは当然付いているし、アメニティも豊富に揃っているので、何も持たずにここで泊まることができる。シャンプー類も豊富にあるので便利だが、普段使っている製品じゃないと嫌だーというひとは持っていくべきであろう。通常の装備はだいたいここには揃っている。ただ、難点は、LAN設備だ。VDSLで各部屋にLANは引っ張ってきているのだが、1日300元の使用料を取られる。このご時世、いまだに部屋での利用時に料金を取るなんて不貞だとおもう。
ロビーは広いので、友達がホテルにやって来た場合、いちいち部屋番号を告げずに密かに来る事ができる。ホテルとしては売春婦が部屋に入って商売し始めることを警戒するために、いちおう入り口には24時間ボーイが立っている。怪しい格好をしているひとは止められるのだが、観光客の場合、だいたい顔を覚えているようで、どんなに汚い格好でもホテルに戻ってきたときに「お帰りなさい」といわれる。友達を連れて戻ってきた場合には、変な顔をされるため、注意が必要だ。
最近はキャンペーンで、ホテルの往復リムジン送迎サービスというのもある。タクシーだと、片道1300元もかかるところ、2600元を節約できるし、それにホテルの宿泊費を入れると、実は結構安上がりにすることができる。2人以上で泊まる場合には、絶対このプランがお勧めだ。
■老爺飯店 - Royal Nikko Taipei(台北)
http://www.royal-taipei.com.tw/index-j.htm
老爺飯店も中山北路沿いにある交通の便が非常に良い場所に存在する。バス停はとなりにあるDFSを兼用している台北晶華酒店にあるのだが、歩いても30秒くらいで到着する。このホテルはホテル日航の台北支店になっているため、日本人に対する教育hがとても素晴らしい。日本人客を相手にすることを第一としているため、決めこまやかなサービスを期待することができる。しかし、個人的には少し面食らうときがあるのだ。それは、部屋の作りにある。二重扉になっていて、怪しい人が入ってきても防犯上は守られるという仕組みになっているのは、たぶんこれまで泊まった台湾のホテルではここだけだと思うが、部屋全体が少女趣味のように、レースのカーテンと白を貴重としたベッドと壁と花柄の毛布になっているので、男性として泊まるときには、なんだか落ち着かない。女性同士が泊まるときにはとてもいいと思う。
日本企業の資本が入っているために、国賓大飯店同様、売春目的でホテルに一時的に遣ってくるひとを根本的に排除するシステムになっている。前にドアボーイをしているひとと話をしていたのだが、1人で来る男性日本人観光客の多くは、部屋からコールガールに電話をかけ、林森北路のあたりにいる女の人を呼び出し、部屋で売春をすることが多かったようだ。それを根本的にやめさせようとして、ドアボーイの厳重な監視と、部屋に入るためのエレベータの位置を、ロビーカウンターの隣に作ることで、誰が部屋に入ろうとしているのか全部チェックができるようになっている。
なお、JALホテルの系列であるため、JAL会員の場合には当然マイルがゲットできるし、株主優待券を持っているひとがいれば、正規料金の30%オフで泊まれることが可能だ。だが、個人的には株主優待券を使って泊まる人って誰がいるのだろう?と考えてしまう。いまではネットで安い値段で泊まれる仕組みが出来ているので、ほとんど株主優待の意味が全く無い。
■神旺大飯店(台北)
http://www.sanwant.com/
抜群のロケーションといえば、ここのホテルに勝るものは無いと思う。なぜなら、台北では泣く子も黙る忠孝敦化駅の真上にあるのだから。ショッピングエリアで遊ぶという意味ではこのホテルはグッドロケーションだ。ビル全体がホテルというわけではなく、6階以上ホテルに属しており、まずチェックインをするためにはエレベータで6階にあがらないといけない。言い換えれば、1階から部屋へ直接あがることが絶対できないような仕組みになっている。かならずこの6階にエレベータは止まる。最近全面的にリニューアルしたために、部屋のなかはとても綺麗だ。台北101が出来たことによりその周辺へ行ってみる人も多いと思うが、ここはそういう意味で便利だとおもう。デパートのSOGOは目の前にあるし、遅い時間まで遊んでいても歩いて帰れる距離にあるのは便利だ。松山空港から国内線を使って台湾の別の場所へ移動する際には、このホテルからのアクセスが便利だと思う。室料も約3500元程度なので、2人以上で行く場合にはとてもリーズナブルだ。桃園空港から行く場合、直接このホテルへ行くことができないので、空港バスではどこかで乗り換える必要がある。それと、繁華街に建っているため、意外に外の騒音がうるさいだろうと考える人が多いと思うが、そこはホテルの構造をリニューアルしたため、完全防音になっているのでご心配なく。
■台北喜来登大飯店 - Shelaton Hotel Taipei(台北)
http://www.sheraton-taipei.com/japan/index.htm
以前は來來喜来登という名前だったシェラトン系列のホテルだ。台北市内では一番大きなホテルでそれも老舗として名が通っている。なんと客室688室もあるので、絶対に満室になることはマズ無いだろう。台北駅に程近いMRT善導寺駅の真上に建っているし、空港バスも出ているので便利この上ない。台北を訪れるVIPのひとたちは良くこのホテルを使っているようだ。だから接客マナーが他の台湾のホテルに比べると格別に違うことが感じられる。しかし難点もある。なぜかこのくらい高級感があるホテルなのに、部屋にセーフティボックスがないのだ。預けるときにはロビーで貴重品を預けるしかない。しかし世の中それが嫌な人もいる。いちおう部屋にセーフティボックスがある部屋もあるのだが、それだとランクが上になってしまうのだ。一度、このホテルに泊まったときに、部屋にセーフティボックスがないことに気付き、「ないんっすか?」と聞いてみたら、なんとハネムーンスイートを別途当てがわれたことがある。めちゃめちゃ広い部屋だったので、面玉が飛び出てしまいそうになったのだが、まぁ、こういうのは言ってみるもんだなと思った。台北のホテルは大体日本語ができるスタッフを配置しているので、英語や中国語に心配な人でも大丈夫なのは嬉しい。シェラトンもそのホテルの1つだ。
■欧華酒店 - Riviera Hotel(台北)
http://www.rivierataipei.com/JAPANESE/index.htm
円山駅がある民族西路と飲み屋街の林森北路の交差する場所にこのホテルは存在する。ホテルは名前の通り、南欧のリゾートホテルを思い出させるようなつくりになっており、ロビーも堅苦しいカウンターというのが無い。ロビーで打ち合わせをするかのようにチェックインをするのが面白い。ただし、エレベータの前にそのテーブルがあるため、ホテルに入っていく全員の顔が全部ばっちりチェックされるという防犯はある。さらに、このホテルは12時以降に帰宅するひとは、入り口で呼び鈴を鳴らさないと開けてくれない。その際には、ホテルの部屋の鍵をもっていることが条件となるため、売春婦がむやみやたらに入って来れないような仕組みになっているのも嬉しい。標準タイプの部屋でもスイート形式になっており、ベッドルームとネットをしたり仕事をしたりする場所がべつになっているのは、部屋をゆったり使える感じがして、とても嬉しい。ここのホテルは台北の友達に代わりに予約をしてもらったのだが、選択して泊まったときには、なんだか優雅な気分になった。難点を言うとすれば、それは駅からとても遠いことだ。一番近い円山駅までは歩いても15分は絶対かかる。真夏のくそ暑いときに駅まで歩くというのは、ほとんど自殺行為と同様なため、このホテルに泊まる場合には、どこにいくときでもタクシーを使うのは一番良い。ただ、タクシーもこのホテルのことを知っている人と知らない人がいるために、場所を言う場合には、「民族西路と林森北路の交差している場所」と言うような言い方をしないとダメな場合がある。昼間にこのホテルで打ち合わせをしている人たちを良く見かけたし、ここの1階にある無料インターネット接続スペースに、学生と思われる人がずっとPCの前で遊んでいるというのも良く見かけた。Internet Cafe は台北にはたくさんあるのに、わざわざケチってこのホテルで無料でやるという頭のよさを見て取れた。
■陽明山中国麗緻大飯店 - Landis China Yangmingshan (陽明山)
http://www.landisresort.com.tw/jindex1.html
台湾近郊でのリゾート地として代表的な陽明山。ここは温泉地としても有名な場所である。台湾滞在中、温泉でのんびりしたいなーという贅沢な思いをした場合にはお勧めしたいホテルである。ホテルは陽明山の中腹に位置しており、温泉は天然硫黄温泉。大風呂も完備されているが、すべての部屋に檜で作られた個別風呂が完備されているので、大衆浴場が苦手な人はこちらをお勧めする。しかし、硫黄の匂いが草津の温泉なみに強い成分であるため、内風呂を使った場合、部屋のなかが硫黄臭くなるのは避けられない。硫黄の温泉は日本人には馴れている温泉なので気にする必要は無いとは思うが、あまり温泉になれていない台湾人にとっては、少し難題のように思われる。裸の付き合いがほとんどない台湾人にとっては大衆浴場にいくのは恥ずかしい。しかし内風呂を使った場合、部屋のなかが硫黄臭くて息苦しいというわけだ。
朝ご飯はすべての料金に含まれるが、夕ご飯もセットになっているお得なパックを用意しているのもこのホテルの特徴。家族連れで週末のんびりしたいというグループが多く訪れている。しかし、陽明山は「不倫するには一番良いロケーション」とも言われているようで、このホテルも不倫や現地妻とのランデブーを楽しんだりする場所としてよく使われているようだ。デイユースは基本的にこのホテルにはないのだが、どうみてもその場限りのカップルというのも良く見かけた。それがわかるのは夕ご飯時である。陽明山の中腹にあるとは書いたが、場所が確かに下界からかなり高い場所にあるため、移動手段が基本的には自家用車かバスしかない。バスも一番近いMRT駅の剣譚駅から30分は掛る場所にあるので、好き勝手に士林夜市に行って遊ぼうということが出来ない場所なのだ。だから、このホテルに泊まっている人の大半は、ホテル内のレストランでご飯を食べることになる。その時に、周りをみると、家族連れ、友達同士のほかに、怪しいカップルというのも良く見られるのだ。年齢が明らかに離れている不倫カップル、ゲイカップルは当然居るし、売春女と今日だけ付き合うというような馬鹿日本人も居た。傍に別の日本人がいるのに気付かず、口説きまくっている30歳代の日本人男性がいたのを発見した時には笑ってしまった。日本に居るときには大人しいひとも、海外に来て、誰も見ていないだろうという自身がバックアップするのか、大胆になる人もいるとは聞いたが、まぁ、海外出張に長期で言っている人はこういうことを大体しているのだろう。
夏になると、屋外にもプールがあるので、そこで遊んでいる人も多い。日帰りで温泉に入る客もいるので、陽明山に遊びにきた人たちのちょっとしたレジャーランドになっているのも確かだ。陽明山にはここのほかに国際ホテルというのがあり、どちらかというとそちらのほうが人気がある。人気の理由は露天風呂があること。特にゲイのひとの発展場になっている。こちらのホテルは、発展場には使われていない。たぶん、場所が悪いのだろう。バスで行く場合には、あらかじめ運転手にホテルの名前を言っておいたほうが良い。日本のバスのように「次は○○~」というアナウンスが無いのだから。バス停の目の前がホテルになっているのですぐわかるが、道路から見ると、ホテルの一番高いところが道路に面している高さにあるので、初めて行くと「どこにホテルがあるの?」と一瞬戸惑うから注意だ。
■寒軒国際大飯店 - Han-Hsien International (高雄)
http://www.linden.com.tw/japanese.php
旧リンデンホテル(霖園大飯店)と呼ばれたホテルで、四維路に面している超高層ホテルになっている。色々な場所からこのホテルは見ることができるので、高雄では一種のランドマークになっているから分かりやすい。ただし、ホテルへは空港・駅からはタクシー以外には手段がない。現在高雄ではMRTが建設工事中であるため、今後はアクセスがとても落になるとおもわれる。台北とは異なり、高雄までくると、ぐっと室料も安くなるのが不思議だ。高雄では5つ梅クラスに属するこのホテルもなんと3000元も出せば十分なくらいの値段なのだ。なにせ、このホテルからの眺めは最高だ。眼下に高雄市内が一望できるため、高台から俗世間を見ている感じがして優雅な気持ちになれる。ロビーはとても広くとても清潔感があり、ドアボーイは、チェックインした人の名前を全部覚えているからとても凄いと思う。「○○様、いってらっしゃいませ」「おかえりなさいませ、○○さま」と、どこかのメイド喫茶なみに客の名前を覚えているのは凄い。高雄に泊まる場合にはこのホテルを絶対お勧めする。初めてこのホテルに泊まったときには、なぜかロビーにランボルギーニ・カウンタックが止められていて、意味わかんないなーと感じた。しかし、チェックインカウンターが更にグッドである。その理由は、これからチェックインするお客さんに「なにか一声を掛けよう」と気配りをしている点が伺えたことだ。大体の場合、チェックインは事務的に事が進んでしまうことが多いのだが、ここのホテルのひとは、必ず「今日は日本からお越しになったのですか?気温差に吃驚されたのではないですか?」と事務手続きをしながら、声を掛けてくる。それも流暢な日本語で。一瞬、圧倒してしまった。日本の旅館でも部屋に入ったときに、女中がいろいろと声を掛けてくる点を経験したことがある人が多いと思う。どうも、感覚的に日本の旅館のような接客を目指しているようだ。
このホテルのもう1つお勧めしたいところは、朝食バイキングだ。ここの朝食バイキングは、シンガポールのリッツ・カールトンに引けを劣らないほどバラエティに富んでいる。それも美味い。種類はたくさんあるが不味いというホテルは結構たくさんあるのだが、味美、種類良しと合格点を与えられるホテルはここのほかに無い。6階にあるレストランは天井がガラス張りになっているので、高雄の眩しい太陽をここで感じることができるのは、高雄の特徴を生かした素晴らしい自然の演出だといえよう。
■台南大飯店 - Hotel Tainan (台南)
http://www.hotel-tainan.com.tw/Japanese/jmain.htm
「食通之街・台南」に泊まった場合には、駅を下りてすぐの場所に位置するこのホテルが絶対に便利だ。成功大学側とは反対側の改札口を出ると、本当に目の前にある。ロータリー向こう側にあるので、誰でも分かる場所だ。ホテルの規模も結構大きいため、だいたいふらっと台南に行った場合、ここのホテルで空室が無かったということはないだろう。ホテルとしては比較的老舗に位置付けられるために、お世辞でも綺麗なホテルとはいえないのだが、そこはキャリアでカバーしている点が否めない。部屋に入ると、大きめなベッドで迎えられるのは、旅行をしているとぐっすり寝られる定位置確保としては嬉しい。値段もランクによってそれほど大きく違わないような値段構成になっていた。言い換えれば、どこがどう違うの?と言いたくなる。台南の観光地のメイン会場からは、少し離れて居ると思うが、それはタクシーを使えば良いだけの話で、台南からいろいろな場所へ移動する場合にはロケーションとして最高だろう。慌てて電車に乗り込む場合でも、1分もあれば、このホテルから駅に向かうことが出来るし。ただ、意外にもこのホテルのカウンターには日本語が話せる人が少なかったのはビックりだ。
■台南剣橋大飯店 - Cambridge Hotel (台南)
http://www.cambridge-hotel.com.tw/
正直、このホテルはあまり印象に無いホテルだ。それもそのはずで、自分で予約したわけでもなく、たまたま台東に住んでいる友達のところに遊びに行った際、一緒に阿里山へ旅行に行ったあと台南で泊まった際使った場所なのだ。その際には、現地台湾人の友達の車でこのホテルに向かったし、駅まで行く際にもタクシーで移動したので、正確な場所が全然わからない。このホテルに滞在したときも、荷物を置いた後どこかに遊びに行ったという記憶が全くなく、一体なにをしに台南にきたのだろうという思いが強い。他のホテルに比べると、ビジネスタイプという印象が深く、こういうホテルに泊まると安いんだろうなという気がした。なぜなら料金も払っていないので、高いのか安いのかも実は分かっていない。
■阿里山高峰大飯店 (阿里山)
http://www.alishan.net.tw/kaofeng/alinet.htm
台湾人なら誰でも憧れる山である阿里山にいったときに使ったホテルだ。意外に阿里山のホテルは観光客がたくさんいるためか、安いホテルは無い。泊まる場所も結構決まっているために意外に高い値段をつけているケースが大きいのだと思う。それも登山客が多ければ、もっと掘っ立て小屋のようなタイプのロッジがたくさんあってもいいとおもうが、台湾にはあまり登山をするという習慣が無いためか、1泊2日で阿里山にやってきて、そのまま帰るという感じで訪れる人が多いようだ。そのために、ホテルも登山者用という作りではなく、身奇麗な格好をした観光客が来る場所というつくりになっている。なにせ、阿里山では、台北の街中のように夜遅い時間まで店がやっているというところはマズ無い。日本の田舎の風景のように、夕方17時半くらいになったら、店は一部の屋台を除いて全部閉店してしまうというような場所なのだ。なぜこの場所だけそんな早い時間に閉店するかというと、観光客のここでの生活パターンが地上とは異なるからなのである。理由は、阿里山にくる観光客のほとんどが、「御来光」を見るために朝早くおきて活動するからなのである。朝早く起きるということは、夜遅い時間まで起きているということが無い。したがって、早めに夕ご飯を取ったら、そのまま翌朝の御来光ツアーに参加するために早く寝るというのが定番になっている。このホテルにチェックインしたら、すぐに、原住民のひとが部屋にやってきて「御来光ツアーがあるんだけど、行かない?」と誘ってきた。2時半にホテルの玄関に集合と言われたら、さすがの台湾人も寝不足でいくのは辛いので、早めにねてご来光のために頑張って朝早く起きようとするだろう。しかし、ご来光をみるために早起きをするのはいいのだが、なにせここは阿里山。朝晩の冷え込みは夏とはいえめちゃめちゃ寒い。阿里山に行く場合には、冗談でもセーターかジャンバーを持っていくべき場所なのだ。決して半袖でOKという場所ではない。まぁ、このとき、友達はTシャツしかなくて、寒さで死にそうな顔をしていたのは今でも記憶している。
家族用としての部屋のつくりが多いので、大人数で泊まるの場合にはこのホテルはとても良い場所だと思う。ただし、日本人には少し抵抗があるのだが、トイレとお風呂の間に、カーテンがないために、浴室は水浸しだ。台湾のワンルームの場合には、だいたいこのようなつくりになっているので、台湾人には平気なのだそうだが、便器がお風呂やシャワーのための水でびしょびしょになるのは、日本人には不快この上ない。シャンプーやリンスのセットも環境破壊を懸念して、ホテルには用意していないので、事前に準備することをお勧めする。
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