2007/04/22

シングリッシュ

シンガポールに行ったことがある人なら分かると思うが、シンガポール人と話をするとき、たまに訳の分からないことを言っているなーと感じたことはないだろうか。中国系、インド系、マレー系の人たちが混ざっているために、言葉もめちゃくちゃなのが原因である。リー・クワン・ユー上級相が提唱した、「シンガポール人は正しい英語を話さなければならない」と言っているのに、結構めちゃくちゃ。イギリス統治下に居たときにまともな教育を受けた人が居なかった昔はわかるが、教育水準が高くなった今でもあまり英語を真面目に使える人は結構少なかったりする。道や街中は「清潔第一」と見た目重視にしているところでも、中に住んでいる人間は、意外にちゃらんぽらんだったりするそのギャップに、ほのぼのとしたものを感じるのは自分だけじゃないはずだ。

民族がぐちゃぐちゃだから、英語として喋っている内容も、英語とマレー語の混成だったり、英語と福建語の混成だったりするから、英語しか知らない人間からすると、途中から付加された異なる言語の部分のヒヤリングで「???」となり、何を言っているのかな?と感じるのはこれが原因である。

シングリッシュについて、国としては撲滅を目指しているのだが、こういう生の言語が消えるのは人間らしさがなくなるので、本当なら残しておいて欲しい。日本人がわざとらしくシングリッシュを使うと、「馬鹿にしているのか!」と思われるみたいで、なんだか可笑しな話だが、知らないよりは知っていたほうが良いと思うので、下記のサイトを参考に。特に「OK Lah~」とか「You want to go there, ma?」という中国語とのちゃんぽんは可愛いと思う。マレー語とのちゃんぽんは、マレー語自体が分からないので、本当に聞いても分からない。

Singlish Dictionary : http://www.talkingcock.com/html/lexec.php?op=LexPKL&lexicon=lexicon

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