忘れた頃にやってくるというのは、このことだろうと思う。こう言えるのは、今回のブログに記載したいウゴウゴルーガのDVDのことである。前にこのブログ上で、ウゴウゴルーガのDVDが放送15周年を記念して、限定版を発売するということを記載したが、それを注文したのが今年の3月。その注文したDVDが半年を経過した今になって届いたから、「そんなもの注文したっけ?」と思うのは当然だろう。発売の広告を見たときに、CSフジが見られないために、CS放送で放映されていたウゴウゴが見られなかったという悔しさから、思わずDVDの購買注文にアクセスを急いだが、やっぱりこのウゴウゴルーガは我が青春の「面白ネタ」として満載の番組だったと今でも思う。
注文をしたNTT-XのX-Storeから事前に「明日注文したものは届きます」というくらいの連絡があればよかったのだが、全くその連絡がなくて、いきなり配達される日に宅急便から「ご注文された荷物をお届けしたいのだが、何時くらいに伺えばいいか?」と家に連絡があったようだ。電話を受けた母が「あんた、そんなもん注文したの?」とすぐに仕事をしている最中だった自分の携帯に電話がかかってきたのは言うまでも無い。それも1000円や2000円ならたいしたことの無い金額だろうが、今回の注文したDVDセットは、配達了込みで22000円であり、それを代引きで支払うということだから、親としても子供は一体どんな怪しいものを買ったのだろうと思うのは当然だろう。
家に帰ってきて、到着した段ボールの大きさを見て吃驚した。DVDセットだから、大して大きい箱じゃないと思っていたのだが、思った以上に大きい。なんでこんなに大きいのだろうかと恐る恐る段ボールを開けてみる。
開けてみると、いきなりテレビ君の箱が出てきた。おぉ、テレビ君!ひさしぶりにみた!それも生で!テレビ君はおまけの箱のようで、その中には、変なグッヅがいろいろ入っていた。記念手ぬぐいとか、テレビ君を立体的に作るための部品とか。 じゃ、本体のDVDは一体どこにあるんじゃ?とおもったら、箱の隅っこに申し訳ない程度の様子で入っていた。何枚入っているのかあまり注文時には気にしていなかったのだが、今回のDVDセットはなんと9枚セット。それは凄い。9枚のDVDを見るだけでも、1枚2時間にして18時間もかかるではないか!これだけ纏めて見られるのであれば、ウゴウゴ三昧になって、もう仕事に行きたくなくなるだろう。
DVDは1枚1枚、各キャラクタの特集になっていて、こんなキャラクターいたなーというのを思い出させてくれる。個人的には一番好きだったのはシュール君とトマトちゃんだったので、彼らのどの場面が収録されているのかとても楽しみだった。シュール君はフランス語を適当に交えて喋る、ちょっと知的風変態が受けた。ちなみにシュール君の声の人は、ピチカートファイブの野宮真紀のだんなであることは有名だ。トマトちゃんは一体声優を誰がしているのか全然分からないが、天然であのイカれたコメントを言っているのか、脚本で造っているのか本当に定かではないが、コメントが異様に面白いので、記憶に残っている。
DVDと一緒に入っていたブッフレットを見ると、ウゴウゴルーガが出来るまでのエピソードや、CGを使って番組を作った際に苦労していたことなど、影の話がいろいろ詰まっていて、これは面白い。一番吃驚したのは、声優のほとんどがフジテレビの社員で行われたというのが凄い。ということは、トマトちゃんもきっとフジテレビの社員の誰かだったんだろうと思うが、業界人ぽくなく、人間としてちゃんと生きていけるのだろうかと他人事ながら心配になるひとも含まれていたのかと思うと、かなり画期的な番組だったと思われる。
まだ全部見切れているわけじゃないのだが、ウゴウゴルーガファンとしては満足できる内容だろう。また、あらためてウゴウゴルーガ好きになった。
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