2008/03/15

冬の小樽


冬の小樽に行ってみた。北国の冬は、前に別の町にすんでいたことがある経験上、もう二度と住んでみたいとは思わないのだが、観光として短期間だけ滞在するのであれば、結構楽しいところだと分かった。それも冬の小樽であれば、人の動きが無いため、ひっそりとしていると考えられがちだが、そこは観光地なのでそんなことはお構い無しである。

ましてや、冬の時期は旧暦の正月と、金持ち中国人の雪国への憧れが拍車をかけており、小樽滞在中、かなりの数の香港人・台湾人・そして南方中国人の観光客を目撃し、その騒々しさにここは一体どこなのだ?と考えてしまうくらいの怪しさがあった。さっそく観光地の代名詞になっている運河に行って見るのだが、夏とは違って雪が有る運河も趣があってよろしい。そして傍にある運河倉庫は、もうレストランの総合商社のようなところで、お土産は売っているわ、地ビールは売っているわ、寿司屋はあるわで、昼時になるとかなり混雑になることが想像された。たぶんたくさんの人が訪れる前に、ここでちょっと早いご飯を食べる。もちろん、ここでは「いくら丼」。もちろんという言葉を使ってしまったが、なぜか北海道に来ると、いくら丼を無条件に選んでしまうのだ。絶対いくらが美味いと分かっているからなのだろうが、ここまでいくらを選んでいると、馬鹿の一つ覚えなのだと考えてしまう。そのあとは小樽の観光名所になっている観光通りを歩いてみる。でも、雪道なので歩き難い。雪掻きをまともにされていない道路だし、たくさんの人が歩いた後なので、道がぐちゃぐちゃになっている。それでもやっぱり雪国に憧れている香港人や台湾人たちは、きゃっきゃ言いながら暢気に歩いている光景は微笑ましい。

それにしても小樽は、明治以降に作られた町とはいえ、西洋文化の名残の建物がそのまま残っているので、建物を見ているだけでも楽しい。○せーバタークッキーで有名な六花亭のサテライトショップがこのとおりにあるのは知らなかった。どんなものが売っているのかなとおもって入ってみる。もちろんバタークッキーは山積みされているのだが、それ以外にも六花亭の製品は結構あることをここで知る。店内はお土産を満載している観光客で、ほとんどバーゲン会場と同じような感じだったのだが、2階にあがると、ここでしかゲットすることができないシュークリームが売られているし、その場でコーヒーと一緒に食べられるサービスの場所も用意されている。これは知らなかった。今までは、小樽でお茶をするのであれば、銀の鐘でするものだと意識していたのに、この常識を覆してしまった。

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