2009/10/17

シェラトン都ホテル

10月の連休時にはどこかの温泉宿でのんびりと思っていたのだが、行くだけ面倒くさいということもあることと、海外にいくと、交通費+宿泊費を用意しなければならないため、近距離であっても値段はある程度必要になる。そう考えたときに、どうせだったら特になにもすることはなく、都内のホテルでのんびりするのもいいんじゃないのかなとおもい、なにを勘違いしたのか、白金台にあるシェラトン・都・東京ホテルに泊まることにした。他にも都内にはたくさんそれなりのホテルがあったのだが、場所として周りになにかがあるというわけではないことがいっそうホテルで引きこもりになれるとおもったからである。たとえば、ホテ
ルオークラや帝国ホテルであると、周りは観光にとても便利な場所であるために、ホテルでの引きこもりというよりも、外にいって遊び、寝るためだけにホテルを利用するということにあり、都内に住んでいるのに何でわざわざ都内のホテルに泊まっているのかわからない状態になるから、それを阻止したかった。都ホテルはいまではすっかりシェラトンホテルの資本が入ってしまったために、純粋な日本のホテルということではなくなってしまった。友達の結婚式のときに披露宴会場としていったことがある程度で、実際にそこに自分が泊まるとは思っていなかったし、そんなに新しいホテルではないために、きっと見た目はボロいのだろうと勝手に思っていた。しかし、シェラトンホテルの仲間であるため、シェラトングループの会員になっていたら、それなりのアドバンテージはある。今回も一緒に泊まる友達が、ユナイテッド航空から勝手に「SPGゴールド会員」カードが送られてきたからというだけの理由で、このホテルを選んでしまったということもある。どうやらキャンペーン期間中で、ユナイテッド航空のマイレージプログラムに加入している人には、送付されていたらしい。SPGゴールドになっていると、上位のランクの部屋に泊まれたり、激安値段でホテルが泊まれたり、一番いいのはチェックアウトの時間が16時であるというのが大きなメリットだろうと思う。通常は12時までしか使えないところをさらに延長して16時までとは、本当にのんびりができる。今回田舎の旅館ではなくホテルにしたのは、旅館の場合だいたいチェックアウトが10時であり、朝ごはんが強制的に7時半頃に食わされ、なんだかのんびりできる体制ではないなとおもっていたのも理由だ。JR目黒駅の東口前ロータリからホテル直行のシャトルバスが無料で運行している。乗り場は、タクシー乗り場の隣なのだが、特に看板が出ていない。なんで乗り場の看板がでていないのかが不思議だ。ただ、そのあたりにいると、タクシーにも乗らないのになぜか並んでいるような人がいるので、それがシャトルバス利用者だというのがわかる。マイクロバスにちょっと毛が生えたような程度の大きさなので、巨大な観光バスサイズを期待してはいけない。
他の方法としては、地下鉄・白金台駅から、目の前の道を下り方面に歩いていけば、右側に見える。目黒駅からのバスも同じ道を通っていくのでわかるのだが、「台」とついているだけあって、歩くとアップ・ダウンが激しい場所でばあるので、足腰が弱いひとには歩いていくのはお勧めしない。ただ、歩けない距離ではない。荷物がある場合は、絶対バスかタクシーを利用したほうがいいだろう。

チェックイン後に通された部屋は11階のフロアで、結構広々としている。通常価格だと1泊39000円もするような場所ようだが、SPGゴールドメンバであると19000円だった。二人で割ると9500円/泊。まぁまぁ安い。これには朝ごはんは付いていないので、近くのスーパーで朝ごはん用の食料を調達するのもいいだろう。他のシェラトングループのホテルと同様、アメニティや部屋のインテリアはだいたい似ていた。アメニティについては、ホーチミンで泊まったときと全く同じだったのでこれはびっくりした。あと、テレビ類はiPod接続ができるAVシステムになっていたので、iPodユーザの人であれば、持っている動画や音楽を聴くことも可能だ。ツイン・ダブルの部屋だと、部屋が広いために、ビジネスデスクのあたりにも広く使えるから本当に便利だと思う。部屋には無線・有線のLANが無料で使えるので、持っているノートPCを持っている人は便利だろう。ただし、ネットにつなげてブラウザを立ち上げると、勝手に都ホテルのトップ画面になるのだが、それはほとんど無視して良い。寝室兼リビングになっている部分は綺麗だとおもうのだが、浴槽がいまいち良くない。いかにも昔のホテルの浴槽というのをそのまま使っているような気がした。ここまではリフォームも手が入りにくかったのだろう。ただ、欧米スタイル的に底が浅い浴槽になっているのは外国人向けであるのは言うまでもない。あとは階が高いと水の勢いがあまりよくない。案の定11階のこの部屋のシャワーの勢いも全然良くなかった。これは改善してほしいところだ。ホテルマンはきびきびと動いてくれるので、いろいろと多少の無理難題を言ってもリクエストに応えてくれる。しかし、無理なものは無理なのは覚えておこう。

新聞は毎日新聞が配られる。もしかしたら、リクエストをすると日経新聞を配ってくれるのかもしれない。が、別にビジネス客として泊まっているわけではないので毎日新聞でもOKだ。朝日新聞はちょっと嫌だ。

先述したが、ホテルの傍にはスーパーもある。傍といっても歩いて1分というけではなく5~6分くらいはかかる。あのあたりでも2軒くらいのスーパーがあるので、そこそこ食べ物には困らない。でも、場所が白金台だからか、あまり安売りしている様子ではなかった。あとはブックオフがあるので、中古本でも買い込
んで部屋の中で読書三昧するのもいいのではないだろうか。ただ、このブックオフは、本を売っているだけではなく喫茶店も兼用になっている。こういうブックオフを観たのは始めてだ。もしかしたら白金台の店だけかもしれない。

ほとんどのホテル利用者は結婚式で一時的に来ているひとだというのがわかった。たまたまこのときは3連休だったからということもあるのだろう。ホテル利用者のためのホテル内設備としては、本当にこのホテルはしょぼいと思う。地下階にいくとそれなりにみせがあるのだが、これがどれもひど過ぎるくらいのどうでも良い店ばかりなのだ。

部屋の窓からは東京タワーも小さいながら見えるので、東京タワーフェチのひとはぜひいくといい。しかし、芝公園の東京プリンスホテルに比べたら、その迫力は絶対的に小さいのは仕方ない。

0 件のコメント: