2012/05/16

ホテルのラウンジ(アムステルダム)

クラウンプラザ・アムステルダム・シティセンターのラウンジは、朝の6時半から夜の11時までは利用可能だ。部屋に入るときに使う電子ロックキーを使って、ラウンジの扉を開けることになる。しかし、ラウンジの扉には特になにもここがラウンジというようなことは書いていないので、もしかして倉庫か?と思わせるような入り口だから、ラウンジを使う権利がない人から見ると、「よくわからないが、あの扉に普通の客がたまに入っているのを見かける」という場面に出くわすことになるだろう。ラウンジに入れる権利がない人が、ラウンジに入ろうとする人と一緒に入ったとしても、中は監視カメラで監視されているので、どういう客が入ってきているのかは一目瞭然だ。ホテルのラウンジ担当者が常にラウンジにいるわけじゃなく、ラウンジに客が来たときに、掃除や片付けのために頻繁に部屋に入ってくるというような形式を取っているので、あまり担当者が目立つことはない。しかし、担当者と仲良くしておくと、いろいろな情報を担当者から聞くことができるので、ぜひ仲良くなっていたほうがいいと思う。



さて、このラウンジ、朝の11時頃までは朝食を提供するような場所に変貌する。とは言っても、一般客が朝食を食べられるような温かいご飯が提供されることはない。温かいのはフランスパンくらいのものだろうか?それでも、野菜・果物・パン・ハム・チーズにジュース、ヨーグルト・コーヒー/紅茶・コーンフレーク等、朝食としてお腹を満たせてくれるようなものは勢ぞろいしている。なにしろ、ラウンジを使う人は少ないので、ラウンジでご飯を食べるということをしても、まず混雑することはないのだ。

そのほかの時間は喫茶であり、ちょっとした簡易バーに変貌する。昼間から夕方にかけてはツマミも提供されるのであり、昼間からビールやシャンパン、またはワインをがぶ飲みしながらツマミながら、談笑や旅行の計画をするのもいいだろう。なにしろ、ビールはビールサーバがそのまま用意されているので、自分で注いで好きなだけ飲むことができる。制限はない。ワインやそのほかの酒も一緒だ。ただ、ウィスキーのような酒はここには存在していない。従って、部屋や外でビールを飲むというよりも、このラウンジで好きな時間にやってきて、その度にビールを好きなだけ飲んでいれば、飲み代が無料ということになる。今回はまさしくこれが狙いでラウンジ利用にしていたので、飲み代はかなりセーブできたような気がする。ただし、飲み代がタダということは、外でそれほど飲まないことになるため、外で生のアムステルダムの空気を肌で感じて、現地の人と飲みながら交流を行うということが不必要になることになるため、個人的にはあまりよろしくないと思っている。

昼間のつまみと一緒に軽食も提供されるということは、チェックイン時に説明をして売れたラウンジの担当者が言っていたことばだったのだが、実際に言ってみると、軽食といったって、クッキーが用意されているだけであり、てっきりプチケーキでも用意されているのかとおもっていた期待がガラガラと崩れていったのは悲しいものがあった。ケーキに期待していたわけではないのだが、シナモンクッキーだけかよーという現実を目の前に見せられると、悲しいものがある。

飲み物としてコーヒーサーバは自由に使えるし、ジュースもビンタイプのものであれば飲むことはできる。ただし、持ち出しは厳禁。

ネットの使える端末がここには存在する。2台あるのだが、どちらもWindowsであり、しかもデフォルトではオランダ語表示なっているので、どこからどうすればいいのかわからないとおもうが、所詮、ウィンドウズなので、IEさえ動かしてしまえばあとは普通に操作はできるだろう。しかし、日本語入力は厳しい。

6泊もホテルにいて、毎日ラウンジに通っていると、だいたい同じような客のメンバーがやってくることがわかる。その人がいつまで滞在するのかは全くわからないのだが、いろいろなジャンルの人たちがラウンジを使っているのだなという印象を受ける。自分たちみたいに身なりが若そうなやつらがこんなラウンジを使っていると、欧米人から見たら「何様?」と思われるかもしれない。しかし、使える権利はあるんから、仕方ない。あと、中国人系かもしれないのだが、1人でよく利用している東洋系のひとがいた。この人、ラウンジを利用する際には、常にスーツを着ていて、周りはみんなおきらくごくらくな格好をしているから、一人だけ妙に浮いていて目だってしまう。あの人はいったいなんだったんだろう?と後から考えてみても良くわからない。スーツを着て、ビールというわけでもコーヒーというわけでもなく、ジュースを飲んでいるから、もっと訳がわからない。

ラウンジなので新聞や雑誌、そしてテレビもみれるのだが、日本人にとってはぜんぜん役に立たないものばっかりだ。オランダ語の雑誌と英字・ドイツ語系の新聞は種類が豊富であるが、日本語の新聞はない。もちろん、このホテル自体、NHKの衛星放送を受信しているようなことはないので、ラウンジのテレビも当然日本語の放送は全くない。だから、ラウンジでリラックスするというのであれば、自分で雑誌や本を事前に日本から持ってくることが望まれる。

ラウンジをどのように使うかは各個人の自由だ。上手にホテル生活を使うべきであり、そのときの選択のひとつとしてラウンジを使うということは重要だと思う。単純に金をケチってしまうのも1つだが、贅沢しろというようなことも推奨しない。自分たちは、外のカフェで休憩するよりはホテルのラウンジでしたほうがいいと思っていたし、ネットを使って情報収集するために部屋は利用できないので(利用できたが有料が嫌だった)、そのためにラウンジを使ったし、広い机があるので、各種のガイドやマップを広げてあーだこーだと言う場所には便利な場所だと思っていたし、どれだけ飲んでも無料だしというのが代メリットとして活用させてもらっていた。

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