2006/10/03

のだめ・カンタービレ




漫画「のだめカンタービレ」がこの秋からの月9でドラマ化するようだ。なに?あの「のだめ」をドラマ化!?そこで気になった。主人公の音大ピアノ科に在籍する野田恵(通称・のだめ)が漫画のなかではじめて登場する部屋のなかを、ドラマとしてはどう実現するかということだ。よくドキュメンタリで出てくるようなゴミ屋敷のような部屋が漫画のなかで出てくるが、まさか月9で、そんな異様な風景を出せないだろうと思ったからである。もし出来たら拍手を送ってあげたい。それより、漫画の中では、セリフ以外の擬態語の部分がまた面白かったりする。「げぼっ」という擬態語は、漫画で頻繁に出てくるのだが、あのような言葉または音をドラマではどのように表現するのだろうか?

単なる音大に通う恋愛ドラマで終わりそうな気がしてならない。それも、フジの月9といえば、飛びぬけて有名な俳優か芸能人が主人公になったり、またはそれに付随して女優かミュージシャン崩れの女性がサブ主人公になったりするのだが、このドラマでは、キャストを見た限りにおいては、特に「おぉ」と驚くような俳優・女優陣ではない気がする。どちらかというと、漫画のキャラクタまたは顔を、現代の俳優・女優にあわせて、誰が一番にているかというのをあわせたように配置したような顔ぶれだと思った。まぁ、一番笑えるのは、ドイツ人指揮者のフランツ・ケン・シュトレーゼマン役に竹中直人を使っていることだろう。おいっ、それは反則だ!とディレクターに言いたくなった。

さて、このドラマ、漫画を読んでしまった人と漫画を読まなくて初めてドラマを見る人とでは、きっと評価が異なることだろうと思う。だいたい月9のドラマは7回~8回しかないのに、そのなかでどう話を展開させていくのか、みものだ。

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