2008/03/29

五稜郭

新撰組ファンなら必ず行ってみたいと思うのが、最後の激戦地である五稜郭だろう。函館の代名詞にもなっているし、それまでの日本の城の形態とは異なり、いかにも西洋的と言われるつくりだからだろう。綺麗な五角形になっているつくりの拠点というのは、日本でも珍しいだろうし、海外でも珍しいつくりなんだと思う。実際にあの形を見るためには、お決まりだろうが「五稜郭タワー」に上ってみるのが一番良い。

さてその五稜郭だが、路面電車の五稜郭公園前駅で降りて歩いて15分くらいかかる。これは本当に不便である。大体の人がここも大型観光バスで行くことが多いためなのだろうが、個人的に観光をするためには歩くしかないので、不便この上ない。バスも、最寄のバス停がかなり離れているのでこれも不便なのだ。どうにかならないものかと思うのだが、それは仕方ないのだろう。函館では夏季期間になると、最寄の観光地を100円で廻ってくれるバスがあるので、それを利用するのもいいだろう。しかし、冬の期間は動いていないので、歩くかタクシーしかない。五稜郭に実際に行ってみると、これがまたあまりにも面白くない。なぜなら見るべきものがほとんどないのである。あるとすれば、石壁のところが武者返しになって侵入を防いでいるのが特徴ということと、実際の戦闘に使われた大砲が残っているだけである。だからここに行ってみて「なんだ、この少なさは?」と思ったほどである。やっぱり五稜郭は、中に入るよりタワーから見るほうがいいのだろうか。そう思い、今度はタワーに上ってみる。タワーは一気に高速エレベータで展望台のあるところまで昇る。そこからの景色は、そりゃぁもう昇ってみないと分からないが、絶景そのものである。五稜郭のあの五角形の景色が本当に綺麗にわかるというものだ。展望台には、五稜郭を巡っての戦いに関する解説が壁新聞のように展示されているので、景色に飽きたらそれを見るのもいいだろう。便乗商売というのも、ここまでくると、なんだか笑える。最初、大根?とおもってしまった。

五稜郭タワー http://www.goryokaku-tower.co.jp/

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