2010/03/15

駅のトイレ

腸弱人にとっては、毎朝の通勤時間での電車通勤時に、「いざ」というときには、かなり焦る。私鉄のような駅間隔が短い場合には、特に気にしないで、トイレに急行できるのだが、駅間隔が結構あるような電車、たとえば東海道線のような電車に乗った場合には、最低でも5分から10分は停まらないので、もう限界ぎりぎりになって、脂汗だらだら出てくるというのは無いだろうか。

だいたいの腸弱人にとっては、通勤経路路線における各駅のトイレの場所は把握しているのではないかと思っている。しかし、慣れていないような場所や、あまり使ったことが無いような路線で「いざ」が来た場合には、形相を変えて必死になってトイレを探すことだろう。

だいたい、直感的に大きな駅の場合には、個室トイレの個数が多いために、そこまで我慢すれば何とかなると思っている人が多いようだが、これが大きな間違いで、考えることはみんな同じだということをすっかり頭から忘れてしまっているのだ。だから、大きな駅のトイレには、たくさんの人がトイレ待ちの行列を作っている場合が多い。よって、せっかくトイレを探し当てたとおもっても、自分の順番まで廻ってくるのに、かなり時間がかかって、「もうだめぽ・・・」となるひとも中にはいるのではないだろうか。

どこの駅だとは記載しないが、一度、路線が交差する乗り換え駅としては有名な場所なので、それなりにトイレも大きいだろうと入ってみたところ、実はめちゃくちゃ小さく、おまけに2つある個室のうち1個がぶっ壊れていたために使用禁止になっていた。さらに使用中の1個の個室のほうは、いくら待っても、中で何をしているのかわからないが、ほとんど反応なしの状態が続いており、ドアを何度もノックしても無反応という、きっとクソ餓鬼がトイレで寝ているのか、浮浪者が寒さ対策で篭っているかのどちらかだっとおもうのだが、もう爆発寸前になったときがあった。そのときにとっさに考えたのは、改札を抜けて、一番近いところにあるミスタードーナツに駆け込んで、この危機感から逃れた。ドトールでも、スタバでもなんでもいいのだが、改札を出れば、それなりにトイレは存在するので、物は買わずにトイレに駆け込むということをするのも良い手段だろうと思う。

または、小さい駅だと、誰か一人が入ったらずっと待っていなければならないので、あんまり使いたくないなと思っているようなところが、意外と穴場だったりするのもある。そこそこ乗り降りは多い駅だけど、ほとんどそのトイレを使うような人が居ないという駅もたまにはあった。こういう隠れ駅トイレを見つけておくと、避難時に対応が取れやすいというものだろう。

それにしても、駅のトイレは私鉄・JRに限らず、だいたいが和式トイレである。なぜ洋式にしないのだろうか?普段洋式トイレで慣れているために、たまに和式トイレに対応するために、ウンチングスタイルになると、かなりしんどい。デブな人にとっては、特に膝や腿にくるのではないだろうか?ウォシュレットを備え付けてほしいというような贅沢はないが、できれば、全面的に洋式にしてほしいとつくづく願う。でも、駅側からすると、個室トイレを利用する客というのは、本当の利用をする人ばかりとは限らない。中には飲み会の帰りにリバースをするために使う人もいる。または、あまり考えたくないのだが、トイレをハッテン場に使っているようなものもなかには居るため、騎乗位形式をできないようにするために座椅子がないという理由も考えられる。あとは、的を外して用をたすような人も多いため、便器を洗浄する際、周りを含めて、バケツでざばーっと洗い流してしまえば簡単なのが和式。洋式だと、わざわざ雑巾を使って便器を洗わなければならないという不便さもある。メンテナンスのことを考えると、やっぱり和式のほうが楽だろうなということだろう。

駅によっては、個室スペースを無理やり作ったというのがバレバレなところがある。こんなの無理しないとかがめないじゃないか!と一人ツッコミをしたくなる駅はたくさんある。子供のような小柄な人だと気にしないのだろうが、多少身長が高い場合には、窮屈この上ない。あの構造だけはどうにかしてもらいたい。たぶん、駅のリニューアルを期以外は広いスペースに変更されることは無いのだろう。最近はJRを初めとして、たくさんの駅が改装工事をしているため、駅の居住スペースが前よりだいぶ広くなっているところもある。どしどしもっと進めていただけたいと思う。

そういえば、ちゃんとメンテナンスしているなーというのがよくわかる点をいくつか紹介したい。1つは、昔だったら、自前のティッシュを持参するのは当然だった。というのも、トイレットペーパーが無いという個室トイレが多かったからである。用意されているトイレットペーパーが無くなったら、そのまま空の状態で長時間放置されっぱなしというのが多かった。いまは、定期的にトイレ点検をする人がいるために、常にトイレットペーパーの補給があるのは嬉しい。また、個室の隅には週刊現代やらエロ雑誌なんかが普通に昔は転がっていたことだと思う。そういう雑誌もまず見なくなった。雑誌がなくなったことで、トイレで「抜く」やつが居なくなったからなのだろう。個室を使う回転が速くなった気がする。さらに言うと、トイレの壁に「こいつはヤリマン。電話番号は090-XXXX-XXXX
」というような落書きが書かれているようなのがたくさん見受けられた。ところが、こういう落書きは本当に見かけなくなった。壁が字で書けるタイプではなくなったというのもあるが、常に上からペンキ類で塗られているために必然的に見えなくなったという考えもある。もっと言うと、もっと怪しいトイレは、隣は何をするひとぞっという興味本位からか、なぜか穴が開いている場合もあった。あとでわかったことなのだが、これはその手のひとたちが、隣の人のものを咥えるために業と開けたということである。そういうトイレは普通に存在したが、まずいまは見なくなった。これはうれしい。すっきりしたーとおもって、ふと横を見ると、隣の個室にいるおっさんが、じーっとこちらを見ていたというのは、だいぶ昔に結構あった話しだ。

最近、身体障害者用のトイレというのもデパートを含めて多くなってきたと思われる。このトイレは、車椅子用に改造されているために、便器周りがとても広い。身体障害者じゃなくても、空いていればつかって良いので、どんどん使っちゃえば良いと思う。ところが、やはり身体障害者優先であるため、健常者は使用を控えたほうが本当は良い。ところが、腸弱人にとっては、そんな選択を出来るほど余裕はないので、たまに使ってしまう場合がある。

また、昨今のトイレは、感知式で水が流れるというタイプを採用しているのも結構ある。座っている状態から、立った状態を自動的に判断して、立った状態=用が終わったと判断し、自動的に水を流すというのが一般的だ。レバー式の場合には、個人的には足を使って水を流していたが、中には手を使っている人もいることだろう。そこで個人差がでるのだが、育ちが悪いので、いつも足を使ってひねってしまう。感知式のほうが、そんな暴力的・非衛生的なことから脱却できるので、是非、感受性高い感知式のほうにどんどん替えていただきたい。

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