2013/01/26

来宮神社(熱海)

来宮神社はJR来宮駅から歩いていける範囲であり、改札口を出て熱海方向に戻ったあと、線路のしたを潜ったところに存在する。ここの神社は、実はかなり古くから存在している神社であり、歴史でも習ったことがある征夷大将軍の坂上田村麻呂が勝利を神前で祈願したところでもある。なにしろ、ここに鎮座している神様は、日本の神様のなかでも有名人物の三体が祀っているのである。大己貴命(おおなもちのみこと)こと大国主命、素戔嗚尊(スサノオ)の子の五十猛神(イソタケル)、そして日本武尊(ヤマトタケルノミコト)だ。現在の日本国の基礎を作ったといわれてるこの三体がいるから、坂上田村麻呂もやってきたのだろうと思う。
 
 
 
この神社の見所は2個だ。

1つは境内にある大楠の木。幹の回りだけで24メートルもあるもあり、その幹の周りを1周すると1年寿命が延びるとか、願いごとが1個適うといわれているものだ。この不景気の世の中では「金持ちになりたい」という欲望しかもっていない人が結構来ているようで、楠の木の周りをぐるぐる廻っている、金持ちになりたそうな下心バリバリのおっさんやおばさんが結構いたりしたのが見られた。寿命が延びたいというような願いごとを最近の人は思うのだろうか?よくわからない。もちろん、彼氏が欲しいとか、受験で合格をしたいというような祈願のために来ている人たちも結構いる。そういうのは奉納している絵馬を見れば、どういう人たちがきているのかというのがよくわかるというもの。なお、この大楠の周囲を回るのは右回り・左回りはあまり関係ないみたいだが、左回りで回るひとが多いようである。
もう1つの見所は、この神社の名前が「きのみや」なので、「忌の宮」とも読まれ、何かを止めるために祈願するという人も結構いるという。一番多いのは禁酒。そして、次が禁煙だ。神頼みしないといけないというほどの意志の弱い人たちばかりがやってくるところでもある。いまどき、「神様に誓うことで願掛けをする」というような人はいないだろう。だから、禁酒・禁煙を神様に依存してやめられるようにしたいとおもっている人たちばかりなのだといえよう。実際に祈願する種類の1つにも項目が出ているので、確認して貰えればいいわけだし、絵馬を見ればそれは分かると思う。しかし、なにかを止めるという意味では正解かもしれないが、この絵馬の願いごとは一体なんなんだ?!


来宮神社公式サイト
URL : http://www.kinomiya.or.jp/

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