2013/01/06

日中韓 新・東洋三国事情(書籍)

著者は中国生まれの韓国人三世で、日本に帰化した人に。その人が日本・韓国・中国に住んでいるそれぞれの国民性の比較論を記載しているというから、どんな内容なのかというのが気になっていた。しかし読んでみて非常に不快極まりない内容だったし、日本人をこんなにバカにした内容だったとは吃驚した。

当の本人は、中国のことも、韓国のことも、日本のこともよく知っているという知ったかぶりな言い方をして、さも3者の違いがわかるのは私だけみたいなニュアンスで記載されているが、単なる日本人を陥れ、中国人が一番素晴らしいというようなことを記載しているし、韓国人なんか世界中で嫌われているクソ犬なのにも係らず、そこには全く触れないで韓国人は日本人より優れている調の記載で書かれていることばかりだったから、内容を読み進むにつれて、一体この本は何が言いたいのか、そして何を目的としたものなのかというのを改めて問いただしたいところである。

社会性、性的志向、他国に対する思想、自国民に対する考え方などなど、多方面における日中韓の三国の違いを述べているのだが、これがことごとく、日本が一番劣っている、または日本が一番人間性が形成されていないといわんばかりのことを結果論として述べているところが腹立たしい。そして、なによりも動く暴走族のような中国人および遅れてきた中華思想の持ち主の韓国人のほうが世界的には素晴らしいし認められていることだといわんばかりのことも書いているのも気に食わない。それでいて、よくも三ヶ国のことをよくわかっていると言えた者だと思う。

論述としての切り込み方の面は素晴らしいと思われるが、せっかくその切り口でいったのに、なぜ結果的に日本人が一番ダメみたいになっちゃうわけ?と読み進めるうちに、だんだん読むのがイヤになってきた。ただし、一般的な考え方ではなく、この著者の考え方を表現化しているので、こういうことを考えるひともいるんだなという参考資料として読むのであれば、なんの問題もない。ただ、その考え方が「私が標準的な考え方です」と表現するような言い方は止めて欲しい。私が中国的であり、韓国的であり、日本的な考えを持っている臨機応変に対応できる人物だということをアピールしたいのだろうか、それはわからない。

なんだか久しぶりに後味の悪い本に出くわしたという気がした。が、何度かこの本はあとで読むべき内容だとは思う。この著者が考えたというのであれば、おそらく類似思想を持った韓国・中国の両国民にいるんだと参考になるからである。

日中韓 新・東洋三国事情
著者:金 文学
文庫: 296ページ
出版社: 祥伝社
発売日: 2011/2/5

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