2006/12/19

カルティエ・ボールペン

仲の良い友達からクリスマスプレゼントとして先日戴いたものがある。それはボールペン。それもそんじゃそこらのボールペンではない。なんと「カルティエ」。カルティエといえば、宝石類のブランドとして有名なのだが、そのカルティエが筆記用具を出しているとは思わなかったから、びっくりだった。

最近、あのモンブランでさえ、鞄や靴などの革製品の製造にも手を出してきたのには驚いたが、ブランドの世界も、本来の分野ではない分野に乗り出して、そのブランドを拡大させようと躍起になっているような気がする。さて、そのカルティエのボールペンというのは次のようなものである。

握り心地と書き心地は最高。無駄に「これがカルティエだ」というような主張をボールペンにはしていないところも魅力的。カルティエは宝石のブランドだけあって、他の種類では、妙に金や銀を使ったペン類が多いのだが、その中では異色の「地味」なデザインだと思う。でも、普段の筆記用具として、これほどいいデザインはないとおもう。一見するとモンブランのような趣向を感じることが出来るし、他の人から見ても厭味な感じがしないところも良い。実は、ボールペンの頭に、アクセントとして藍色の球が入っている。龍球というわけじゃないのだが、こういうところが少し贅沢な雰囲気を醸し出している。華着心地が良いというのは、頭のほうに重心を置いたペンになっているので、その重さで腕が疲れないのだ。一般的なペンの場合、長く書いていると疲れてくる。それはペンに重さがないからどんどん書くというのもあるのだが、書くこと=手を動かすことで書いているためなのだ。書くこと=ペンの重心が移動するという振り子の原理で書くと、実は書きやすいのだ。

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