2006/12/18

台湾ニュース2件

台湾の観光客に国際運転免許、道内、集客増に弾み――運輸局、PR番組製作。

 台湾からの来訪者に、来年にも国際運転免許証が発行される見通しとなり、道内の観光産業は一段と集客に力を入れる方針だ。北海道運輸局も受け入れ態勢の整備を進める。国内客が減少する中、増加傾向にある台湾からの観光客に期待を寄せている。ニッポンレンタカー北海道は旅行会社と協力し、レンタカー付きのパックツアーの検討に入った。今後は「官民で協力し、英語によるカーナビゲーションソフトが導入できれば」(同社)としている。北海道運輸局は来春にも台湾の人気女優(たぶん林志玲)によるPR用テレビ番組を制作する。北海道内の観光地を運転しながら紹介する内容で、台湾のケーブルテレビなどで放映する。また道内のレンタカー業者に呼びかけ、来年にも協議会を設置。パンフレットや地図などの外国語版への変更や接客などの語学対応について意見交換する予定だ。2005年度の北海道への台湾人観光客は前年度比33%増の277,000人と、外国人全体の6割以上を占める。

 台北と札幌の直行便は連日連夜超満員。台湾人の北海道への憧れは、毎日報道されている日本に関するテレビで紹介されているので、さらに増えているようだ。北海道の雄大な自然、冬の大雪、ラベンダー畑は彼らの憧れの的だ。北海道のスキー場に行くと、スキーをせずに団体旅行としてやってきている中国語を話す人たちに出会うのだが、だいたいが台湾人だ。彼らはスキーをすることが目的ではない。主に「雪を見る」ためだけに北海道へ冬にやってくる。夏は夏で見所満載の北海道だが、個人旅行として北海道内を移動するとき、外国人のばあいは特に困難だった。今回のような台湾政府と北海道の運輸局ががっちり組むことで、個人旅行で北海道へやってくる台湾人の行動に対する自由度が上がることだと思う。

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全家便利商店――台湾ファミマ系、2000店舗を達成。

 台湾のファミリーマート系コンビニエンスストア、全家便利商店の店舗数が2,000店を突破した。業界全体で約9,000店ある台湾のコンビニは人口当たりの店舗密度が世界一とされる。全家は「イートイン充実などで店舗の質を上げる」(潘進丁董事長)ことで競争力を高め、2009年2月までに3,000店を目指す。1988年に第1号店を開いた全家にはファミマが4割強出資し、店舗には「FamilyMart」のロゴを掲げる。11月22日に開店した台湾北部・桃園県の「亀山華亜店」で2,000店を達成し、13日に記念式典を台北市内湖区の「端湖店」で開いた。端湖店はイートインやインターネット無線接続などコンビニの新たな機能を充実。式典に出席した上田準二ファミマ社長は「台湾ではコンビニが伝統的な屋台の機能を徐々に代替しており、店舗は過密だが、まだ成長の余地がある」と語った。台湾のコンビニ業界は流通最大手の統一超商が4,400店弱の「セブンイレブン」を展開。全家が二位で追走している。

 4つ角のすべてがコンビニという場所があるくらい、本当に台湾にはコンビニエンスストアが至るところにある。だから、何か食べたいなーとか、飲み物を買いたいな-と思ったときに、必ず眼につくところにはコンビニあるので、食べもの類に困ったことがまずないというのが台湾の特徴である。さらに、日本にも存在する Family Mart や 7-11 は置いている場所が違うけれど、陳列のしかたも似ているので、どこか日本のコンビニに入ったような気分になる。日本では、ミニストップが、上述のニュースのように「イートイン」を目的としたコンビニを展開中だが、これと同じように食べられるコンビニを展開したいというのが本筋のようだ。しかし、台湾を旅行する人は覚えておいて欲しいのだが、コンビニでは台湾の法律により、現在ビニール袋をくれない。だから黙っていると、たくさんの品物があるにも関わらず、ビニールに入れないので「なんでかな?」と思うはずだ。

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