2007/10/21

フォン・ベト(ベトナム料理)

アジア料理は、ここ数年ブームになっているが、さらに追い討ちをかけているのが、小物やデザインで注目を浴びているベトナムだろう。中華っぽくて中華ではなく、タイっぽくてタイではなく、その独特の文化と宗主国フランスの影響を受けたベトナムは、文化的にとても興味がある場所だといえよう。まだ一度もベトナムには行ったことがないのだが、漫画「大使閣下の料理人」にも、その最初のほうで、ベトナムの文化を十分にも紹介している場面を読んでみて、一度は行ってみたいと思う場所である。しかし、中途半端に遠いところなので、結構日数がないと十分楽しめないところだ。

ベトナムに行かなくても、もちろん料理であれば、日本でも食べることが可能だ。随分昔に有楽町にあるベトナム料理に行ったことがあって、そのあと実はほとんど行ったことがなかったのだが、なぜかこのときにはとてもベトナム料理が食べたいなと思って、早速行ってみた。ベトナム料理といえば、代表的なのがビーフンの麺である「フォー」と、生春巻きだろう。他の料理は良く分からない。だけど、昼ご飯の時間なので、もちろんそんなに多い量は要らないから、代表的なフォーと生春巻きは食べたいなと思った。中華料理みたいにコテコテしているわけではなく、タイ料理みたいに香草ばんばん使っているという料理ではないので、あっさり食べられるだろうと思ったからだ。

今回行ってみたところは、西新宿にある「フォン・ベト(Huong Viet)」という店である。昼に行くとセットメニュとアラカルトメニュの二種類があるので、食べたいものにあわせて注文すると良い。セットメニュは、値段と量にあわせて3種類ある。今回食べたのは、自分が希望として食べたいと思っていたものがまさしく合致した「Aセット」(1200円)である。その内訳は、

・ミックスサラダ (Xa Lach)
・海老と豚肉の生春巻き(Goi Cuon)
・鶏肉のフォー (Pho Ga)
・本日のデザート (Trang Mieng)

である。ちなみに本日のデザートというのは、この日の場合はタピオカの緑豆ムースである。
フォーはミニサイズで出てくるものかなと思っていたら、実は全くそうではなく、1人前丸々サイズが出てきたので、超吃驚した。思わず多すぎて全部食べられなかった。しかし、味はかなり美味い。フォーはこの店では「うどん」とかかれていたのだが、確かに細いうどん位の太さかなと思ったが、、普通に「麺」でいいじゃんとおもう。しかし、フォーを食べるときには箸を使おうとしても、固まっているので、かなり食べにくい。箸に力をいれて食べなければならないので、結構体力が要る。しかし、美味いのでバクバク食べられるというものだ。生春巻きは、想像どおりで、甘辛いソースをつけて食べると、その一段味が良く増す。 この店では飲み物として、コーヒーもサービスとして出てくるのだが、これは好き勝手に飲むことができる。しかし、お世辞でも美味いとはいえない。シンガポールのコピ・ティアムくらい、色付き水という感じがする味だからだ。ベトナムのコーヒーはこんなものかと言われればそうなのだろう。しかし、普通に提供されるお茶は、なんとも味わいが良い。聞いてみると、蓮の味のお茶なのだそうだ。アロマ効果があるため、飲んでみると一瞬「ん?」と思うような味なのだが、あとからふわーっと味が深まってくるので、楽しい。ベトナム料理はまだまだ置くが深いと思うのだが、こんどはディナーとしてベトナム料理を食べてみたいと思う。宮廷料理のメニュというのもここにはあるので、是非試したいものだ。
フォン・ベト (Huong Viet ) http://www.huongviet.jp/
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-10-10 西村ビル2F
TEL03-5337-8590 FAX03-5337-8591

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