アルコールの文化はわかっていたのだが、喫茶の文化としては一体この国はコーヒー文化なのか、それとも紅茶文化なのかというのが全くわからなかった。ハプスブルグ帝国内の国家だったからか、きっとコーヒー文化だろうと勝手におもっていた。ウィーンにコーヒーが伝わってから、ヨーロッパ全土にコーヒーが広がっていったからというのと、紅茶類は、どうしてもイギリスが中国との交易をほぼ独占的に行っていたので、そんなものはクロアチアの辺境地には入ってきていないだろうと勝手におもっていた。
ところが、スーパーマーケットに行ってみて驚いた。クロアチアには紅茶のほかに緑茶の文化がちゃんと残っているのである。それも数多くの緑茶が用意されていたので、このほうが驚かされた。
いろいろと存在していたので、違うメーカのものをいろいろ買ってみた。しかし、驚いたことにどこのメーカーのものも、すべてティーバックになっているのだが、それもお湯の適用温度が日本茶みたいに60度となっている。100度で葉っぱを全開するような台湾茶のようなものとは全く違うのである。そして、どれもがお湯を入れてすぐにお茶が出るというわけじゃなく、最低でも5分以上そのまま寝かしておく必要があるというもの。薄い味の緑茶を飲みたい人にはとてもいい飲み物だとおもう。・Cedevita 社の Zaleni Cay
・Podravka社の Zaleni Cay
・Frognak 社の Zaleni Cay
お濃い茶や番茶などのような濃いお茶を飲みたい人にとっては、薄すぎて物足らないとおもうのではないだろうか?しかし、お茶派のひとたちにとっては、なんでもかんでもコーヒーで終わらせてしまうようなつまらない喫茶ではなく、お茶文化がここにもちゃんとあるということを知ると、より一掃クロアチアに対して魅力的に感じるのではないだろうか?
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