2006/10/28

台湾新幹線開通!?

日本の新幹線システムを海外で初めて採用し、台湾の台北―高雄間を結ぶ「台湾新幹線」の開業式典が12月7日、路線のほぼ中央にある台中駅(台中県)で開かれることが決まった。日台交流の日本側窓口団体である交流協会の台北事務所が二十六日明らかにした。台湾新幹線は工事の遅れなどで開業延期が続いていたが、ようやく走り出す時期が確定した。実際の営業運転は12月中旬に始まるもようだ。

これまで三度開通の延期があった台湾新幹線がやっと開通するとのことだ。だが、最初に開通する路線は、全路線が開通するわけではなく、新竹から左営の区間なのだそうだ。だから、台北に行ってもまだ新幹線には乗れない。でも、台湾のことだから、時間を守るとは限らないだろう。今回ももしかして、もしかして、期待をもたせて「また延期だ」ということになるかもしれない。安全のためなら開通の延期があっても仕方ない。しかし、内情を聞いてみると、メンテナンスや運用については不安な面がたくさんあるようだ。

しかし、台北と高雄が1時間半で結ばれることになる新幹線は、台湾経済をかなり大きく変えることは間違いない。あまり述べたくないが、台湾の地方都市の空洞化が日本と同様起こるのは間違いない。地方の人間が気軽に都心に出られるということは、地方に都会の人たちが来て欲しいと望んでいる地方議員の希望とは違って、地方の人間gあどんどん都会に出てしまっている日本と同じ状況になるのが見えているからだ。基本的に自分の住んでいる地域に愛着をあまり持っていない台湾人のこと、気軽に都会に行けるという手段ができれば、金を落とすのは都会で、住むのは地方都市という構図が出てくることだろう。日本の国会議員もあほの1つ覚えのように、「地方に新幹線を引け」と叫んでいるが、あれは地方の空洞化を速めているだけのことなのに、なぜこれに気付かないのだろうか?めのまえの建設費による、地元の建築業界を潤わせることだけに脳みそが動いている証拠なのだから、仕方がない。台湾にもおなじようなことが起こらないことを祈るばかりだ。

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