2007/02/13

台湾ミュージックシーン

先日来、飛輪海棒棒堂と新しく発表されたエルバのことを記載したが、さらにここでは、彼らの作品群について記載したいと思う。

まずは飛輪海。
すっかりデビュー後、台湾を圧倒的な人気を博し、中国大陸でのプロモートも大成功をしているフェルンハイ。4人が4人とも個性があるため、F4とは比べ物にならないくらい良いと以前に書いたが、まぁこの彼らは、いまではすっかりどのメディアでも出ずっぱりで、芸能ニュースでは、今日は彼らはどこどこで何をしているとか、雑誌では出ていない雑誌が存在しないくらい出まくっているし、4人がいつも一緒の行動を取っているわけでもなく、最近では同じ事務所の先輩であるS.H.Eなどと一緒にドラマにも出ている。こうなると、台湾では露出していない日はないので、一番人気のグループであると言っても過言ではないだろう。先日出版したばかりのTaipei Walker2月号を手に入れたので、それを見ていたら、やっぱり飛輪海の4人が表紙を飾っていた。興味がある方は購入してみて欲しい。中ほどに、ポストカードも入っているので、ファンにとっては、涎モノだと思う。

巻頭に、彼らの簡単なコメントと一人一人の写真が載っている。いつも思うのだが、辰亦儒と呉尊は、爽やか青年風に写真が撮られているのに、汪東城と炎亞綸の2人はいつも睨みつけているような表情で写っているのは何故だろうか?また、実際、台湾ではこの4人のうち誰が一番人気なのだろうか?女子高生から見ると、ちょっと年上のお兄ちゃん的なCalvinか、スポーツ万能の呉尊か、夏のイメージカラーと暴れん坊っぽいイメージの汪東城か、それともいつも無口で3人の後ろに静かにしているアーロンか。台湾在住ではないので、これはよくわからない。
さて、そんな飛輪海のなかで、呉尊と汪東城の2人が出演しているドラマが「花様少年少女」だ。原作は漫画の「花ざかりの君たちへ」で、最近、台湾では日本の漫画を題材にドラマを作っているのが多いのだが、これもその一環だ。台湾は多いなーとおもっていたのだが、よく考えてみると、日本だって同じだということに気付く。S.H.EのEllaと出演しているドラマであるのは、同じ事務所だからなのだ。ジャニーズのドラマには、主役のジャニーズの人以外に、たくさん他のジャニーズの人間が出ているようなもの。はっきり言って、お遊戯会的な要素は抜けきれていない。そういえば、最近、芸能ニュースでよくこの2人が一緒になっている場面が多く写っているので、飛輪海の中でも、特に2人は中がいいのかなーと勘ぐってしまったのだが、要らぬおせっかいだったのが分かった。単にドラマの宣伝のために、あちこちのメディアに出まくっていただけのことのようだ。それを知ってか知らずか、気になってしまったので、そのドラマで使われている音楽のサントラ盤を買ってしまった。同じ事務所のS.H.EやTANKを初め、当然飛輪海の曲も入っているので、興味があるひとは聞いてみて欲しい。

続いて、「飛輪海」に続けーと、これまたメディアに引っ切り無しに出始めているのが「棒棒堂」。

1月26日に正式発売されると前の記事にも書いたのだが、とうとう発売された。しかし、その発売の仕方が半端じゃない大物アイドルの予感だった。なにしろ、台湾の4つの放送局「衛視中文台」「衛視電影台」「衛視西片台」「CHANNEL V」の1月18日夜の8時55分からテレビジャックをして、彼らのデビューシングル「七彩棒棒堂」のプロモーションビデオを流したというから凄い。さらに発売したのはシングルではなく、ミニアルバムを発売したのだが、そのミニアルバムは、なんと6種類もある。構成メンバーが6人だから6種類のジャケットを作って売ったというのが真相だ。ファンなら6種類とも集めたいところだろう。しかし、収納されている曲は、以下のとおり、どのジャケットでも同じ曲が入っている。

1)七彩棒棒堂 - いわずもがなデビューシングル
2)夢想號 — ジーンズ「Edwin」の広告CMに使用中。
3)愛情學測
4)七彩棒棒堂 - リミックス版
5)夢想號 - リミックス版
個人的には「敖犬」が写っているジャケットのミニアルバムが欲しかったのだが、なんと売られていない。さすが番組の中でも一番人気だったためか、一番売れ行きがよく手に入らないといわれた。まぁいいやとおもいつつも、いちおう「 小煜」のミニアルバムがあったので、それを購入。おまけのDVDには、メイキングビデオと練習風景といういつものコンテンツも入っているので、普通の彼らを見ることができるだろう。それにしても、彼ら若すぎる。

ちなみに、彼らの公式サイトもスタートしたようなので、参考までに。
http://www.emimusic.com.tw/pop/lollipop/lollipop.htm

別の番組で、ミニアルバムのプロモーションでテレビに出演していたのを見たのだが、緊張していたのかどうかは知らないが、踊りがお世辞でも上手いとは言えなかったのが辛い。ダイナミックさというのが掛けているように思えた。先日まで素人だった彼らだったので、これから「見せる踊り」を鍛錬して欲しいと思う。

つづいて、大好きな蕭亞軒。新アルバム「1087」をひっさげて、長年の沈黙を破ってようやく新しい彼女を拝むことができた。ところがこの新作と同じ時期に、なんと別のベストアルバムを出していたことに気付かなかった。前作のベストアルバム「美麗的插曲」に挿入されていない曲も含めて、全部で30曲入っているのもすげーっとおもうが、彼女のヒット曲15曲のプロモーションビデオ15曲もDVDとしてカップリングされているのも凄い。実は彼女のプロモーションビデオというのは、これまでYoutubeを含めて見たことがなかったのだ。「幸福的地図」でプロモーションビデオらしいものを観たのだが、実はそれは使われていたドラマのシーンをつなげて、プロモーションビデオっぽくみせているだけのものだった。アルバム1087と平行して聞いて欲しい1枚だ。

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