2009/03/25
淡水(台北)
淡水は、台北からMRT紅線で30分くらいで到着する台北郊外の人気スポットである。特に週末の淡水は、夜の士林夜市と同じくらい人がわんさかやってきて、のんびり過ごしたりしているひとでごった返す。その中でも夕方の淡水での風景は、都会の喧騒を忘れてぼーっとできるところでも有名であり、この夕暮れ時間が一番人気である。
もともと淡水は、台北近郊では最大の港町として栄えてきたところで、台湾中部の鹿港、や台南と並んで台湾の入り口として発達してきた。台北川を伝って内陸部に台北城が作られて、基隆に大きな港ができてしまってからは、淡水の役割が減ったのだろう。それでも、いまでも淡水は、昔からの港である雰囲気は残しており、大きな船こそ停まっていないが、小規模な漁業が行われるための船が停泊しているのを見ることができる。
海岸沿いには、ずらーっと食べ物・遊戯の屋台が並んでおり、たまに台北市の許可を得た「路上芸人」が歌や演奏を披露しているのも見られる。東京では、金が無く、スタジオを借りることができない自称ミュージシャンが路上ライブを行っていたりするが、台北では一切無い。それは路上演奏が許可制だからで、ゲリラライブをしたら即逮捕だからだ。こういうところは台北のほうが治安が良いと思う。路上で、へたくそな演奏をうるさくされるのはたまらない。
食べもの屋で目立つのは、海が近いからなのだろう、海産物の屋台がたくさんある。烏賊焼の店は、あの匂いに釣られて衝動買いする魅力がある。驚いたことに、「シラス」を売っているところをみた。台湾人もシラスを食べるんだろうか?食べるとしたらどのように食べるんだろう。
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