2009/03/25

FEDEX貨物機爆発のため帰国できず(台湾)

帰国予定日だった3月23日は、久々の最悪日だった。朝10時に出発する飛行機に乗るために、7時ごろホテルを出て、7時45分頃には空港に到着。ここまで本当にスムーズに行ったのだが、問題はここから発生した。JALのチェックインカウンターに行ってみたところ、「成田空港で貨物機事故のため搭乗手続きは一時中止」と書いてある。は?!なに?それもこれからチェックインしようとしていた飛行機「のみ」だ。どういうことだろう。空港係員に聞いても、「詳しい情報が入らないから、これ以上はわからない」とのこと。

いちおう家には連絡して「飛行機が遅れるか、もしかしたら飛ばないかも」という電話をしたところ、「そういえば、今朝成田で貨物機が爆発炎上して、いま空港が凄いことになっているって、ニュースで言ってた」と電話向こうから言ってきた。爆発炎上!?それじゃ、空港使えないジャン。どの程度の爆発なのか、どこで爆発したのかによって、運行再開の時間がわかってくるのだろうが、そんなのは全然分からない。

日本に居る友達にメールをしてみると、広州からのフェデックス機が着陸失敗で滑走路のど真ん中で爆発炎上しているという連絡が入った。あぁ・・・最悪だ。これじゃしばらく出発は無理だと感じる。
しばらくしたところ、カウンター付近が騒がしくなってきた。どうやら空港職員が何かしらの説明をしている。でも、全部中国語。日本語か英語の説明してくれー。噛み付いている乗客のほとんどが台湾人ばかりだったので、職員の説明も中国語のみになっていたのだと考える。そのときの日本人のほとんどは、どうしたらいいのか?とオロオロしているだけだった。それでも中国語がわかるおっちゃんが傍に立っていたのだが、その人が「今日は飛ばないかもしれないと言っている」と翻訳。多くの日本人は旅行代理店のツアーに参加しているために、現地ツアコンの人がなんとか対処してくれるだろういうことから、何も心配していないのだろうが、こちらは、そんな代理店を使っているわけでもなく、個人手配で台湾に来ているのでどうしよもない。状況を判断して、どういう策に出ればいいのかというのを決定しようかと思ったのだが、その判断材料が全く無いので困ったものである。そのうち、空港係員が「飛ぶのかどうかわかりませんが、別の路線を使って帰国の準備をされたほうが良いです」と説明をし始める。でも、だいたい航空券の振替ができるのかもわからないのだが、緊急処置なのでできるとのこと。ただし、チェックインカウンターでは処理ができないので、チケット発券カウンターに行ってくれと言われる。

チケット発券カウンターというのは見たことがあるが、あんなものほとんど自分には関係ないものだと思っていたのだが、生まれて初めて使ってみた。既に10人くらいの客が並んでいて、チケットの変更の手続きをしているが、カウンターに立っている係員がなんとこんな混乱時にも関わらず最初は1人しかおらず、徐々に人が並び始めてきてはじめて、スタッフが3人に増えた。なんとのんびりしているやつらなんだ。それに、チケット変更をしようとしているのは、個人旅行者だけでなく、ツアコンの人も並んでいたし、変更願いをしているひとたちもどういう変更をしているのか分からないが、1件あたりの処理がめちゃくちゃ長い。一体いつになったら自分の番になるのかわからない。もちろん、途中から「急いでいるから」と横入りしてくる台湾人も居るが、他に待っている客がそれを許さない。「じゃかましいー。後ろに並べ!」と首根っこ掴んでカウンターから離す。うーむ・・・殺気立っている状況では全員が敵だということがこの時知る。

いつまで経っても自分の番がこないので、航空券の手配をした日本の旅行代理店にも電話してみる。いつも世話になっているところなので、なんとかなるかなと電話してみたのだが、相手の旅行代理店も大量の電話がかかってきていたようなので、その対処でおおわらわだったらしい。そこをなんとか強引に「旅行代理店経由で確保ってできますか?」と問合せをしてみる。予約だけ入れられたら、なんとか台北で処理ができるかもしれないというかすかな期待だけを持っていたのだが、旅行代理店からみると、予約だけされても自分達に金が入らなかったら何の意味も無いので、本来なら手配なんかしてくれないのだと思うが、実際にはどうなのだろうか。手配ができたら折り返し電話するという連絡を待ちつつ、発券カウンターのところで待ってみる。

発券カウンターで待っている間に、後発の大阪行き、名古屋行きの飛行機が満席という掲示板が出る。こうなったらもう帰るのが無理だと判断。明日の飛行機でも良いから予約が取れればそれでいいと感じる。何時の飛行機を手配すればいいかということは、実はこの時あまり考えていなくて、あとからのメールで「大型機が発着する滑走路は閉鎖されているが、小型機は成田には運行継続している」という連絡をうけて、自分が乗る飛行機のすぐあと13時発の飛行機であれば成田には帰れることを知る。そして、同じ滑走路は明日になっても使用できるかどうかは定かではないということも後で知るのだが、カウンターで待っているときには、帰れる便の予約があれば何でも良いという思いしかなかったので、まずは翌日の飛行機の便を予約変更することにした。予約変更で選ばれたのは同じ時刻の飛行機。これがのちのちまた事件を引き起こす。

カウンターのおねえちゃんは、予約は確保しましたが、出発できるかどうかは常に情報を追ってくださいと忠告された。あと台北で連絡が出来る番号を教えてほしいというので、自分の携帯番号を教えたのだが、欠航が発覚した場合にはこの電話番号に連絡するとのこと。そんな電話は欲しくないのだが、もし欠航になった場合にはまた走り回らなくてはいけないのでいちおう連絡は欲しい。

1つ前に並んでいた個人できていた人も、会社には内緒で台湾に来ていたらしく、上司の人に「帰国できなくなりました」と報告をしていた。もちろん自分も同じように連絡する。翌朝10時の飛行機の予約が取れたところで、再度日本の旅行代理店に電話連絡して、「台北で変更ができた」と改めて連絡しておく。向こうでも手配してくれていたと思うので、申し訳なかったが、時間の勝負だと思っていたので、バックアップとして旅行代理店を使っていたのは正解だと思う。

さて、翌朝の航空券の予約ができたのではあるが、いちおうチェックインカウンターのほうにもう一度行ってみて、本当に飛ばないのかどうか聞いて見る。答えは同じで「わからない」「欠航だと思う」と曖昧なことしかいわない。しかし、電光掲示板のほうにはまだ「欠航」という表示が無く「遅延」の文字しか出ていない。もう10時過ぎているのにいまだに決断ができないのか、このとき不安だなと思う気持ちがあとで的中するのだ。

もう翌日の飛行機で帰る事を決心したあとは、今晩の宿の確保である。どこの宿にするのかは全くノーアイディアで、このときに台北老爺飯店にすれば、同じJAL系列でなんとか色々サービスがついただろうと思うが、飛行機の変更が生じても、今回の場合JALが悪いわけじゃないのでホテル代を補完してくれるわけじゃなく、適当な場所で安いところにしたいというだけの思いしかなかったが、どこのホテルが良いかなんて言うのは全く頭に無い。頭に浮かんだのがいつも使っている国賓飯店。日本の予約センタしか電話番号を知らなかったので、そちらに電話してみると、事情を分かっていたらしく特別価格の70%オフの3500元でOKだといわれたので、それを選ぶ。

あとは、手持ち現金が少ないので、空港バスで移動する。いつも国賓飯店にいくばあいには、大有巴士で移動するところ、なぜかバスカウンターを見つけられず、国光巴士で移動した。値段は135元。タクシーよりずっと安い。

ホテルへチェックインしたあと、さっそくテレビをつけてみたところ、ちょうど成田での貨物機爆発の映像が出ていた。その映像を見て「こりゃ、明日もだめかも」と一瞬思ってしまった。あまりにも爆発が酷すぎて、滑走路の外でもえているのはいいのだが、燃えている付近に消化関係者がたくさんいるため、まず滑走路を使えない。やっぱり明日の便にして正解だったかーとおもいつつ、いちおうJALのサイトにもアクセスしてみて、欠航便がどうなるのか確認してみる。ところがどっこい、自分が乗ろうとした飛行機が、名古屋行きに目的地を変更して17時35分に出発予定と書いているではないか。欠航じゃない!?なんじゃ、それ!?一体、この飛行機に何人が乗ろうとしているのだろうか?しかし、名古屋到着予定が20時なので、がんばれば東京にその日に戻ってこれるかもしれない。しかし、入国手続きやらで手間取った場合には、名古屋に宿泊しなくてはいけなくなる。台北で足止めされるより、日本国内で足止めされるほうが、その後の移動の選択がたくさんあるのでまだマシだ。

もう宿に居るし、明日の飛行機の予約手続きは出来ているし、ぐちゃぐちゃ考えないで、延泊の台北でのんびりしようと思ったのだが、なんとなくのんびりしたい気分にならない。夜に友達とご飯を食べていた20時半頃に、知らない番号から電話が掛かってきた。なんだろうと思って電話に出てみると、テープに吹き込まれた中国語のアナウンスが流れていた。このアナウンスがなんじゃこれ?とおもって、そのまま切ってしまったのだが、このときに何とアナウンスされていたのか、現地の台湾人に電話を変わっておけば事態がどうなっていたのかをもっと早く知っていたことだろう。あとでホテルに戻ってもう一度JALのサイトにアクセスしてみたところ、翌日乗ろうとしていた飛行機がなんと早々にも欠航と表示されているではないか。おいおい、また延泊か?と思いつつも、また延泊になるのは嫌だとおもったので、なんとかして帰国しようと考える。日本のJAL本社や旅行代理店および台北の現地JAL支社にも電話をかけたのだが、どこも全部営業時間外なので対応してくれない。

もうこうなったら手段が無いので、翌朝、第一番の飛行機が8時半に出発するので、それに合わせてチェックインカウンターに走り、そこで振替ができるかどうかを、直談判するしかないと考える。カウンターに6時には到着すれば良いと思うことを逆算すると、4時半には起床して5時にはホテルを出ればいいと算出する。今日も眠かったが、明日も朝から走り回るとなると眠いだろう。もう方法がないので、明日に賭けてみることにして、その日は寝た。

それにしても、フェデックス、横風が酷くて普通では降りれないような状況だったら、別の空港に降りれよ、馬鹿ー。

続きは別のコラムで。

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