全国いろいろな寺には、いろいろな変わった行事が行われているのだが、なんでそんな珍しく奇妙な行事がその寺で行われているのだろうかというのを、たまに感じるときがある。なんらかの原因があって、それを鎮めたり、祝ったり、感謝したりするために行われているのだろうと思うのだが、今回紹介したい行事についてもはっきりいってわけがわからない。
場所はさいたま市大宮にある大宮山東光寺。お寺の中でお化け屋敷にも似た「ごめんね式」と呼ばれる行事がおこなわれている。式は競争ばかりの世の中で、知らず知らず身に付いた自分勝手な心や罪をリセットしようと言うもの。妖怪たちは人を傷付け、地球を破壊する現世の人々に怒っている自然の化身という定義だ。
最初に50人ほどの僧侶が総出で法要を行い、そのあとに式は開催される。妖怪芸術団体なるものが数多くの妖怪に扮して暗い中にいるのだが、その暗く行灯だけしか翳していない中を、住職からお札をもらった参拝者は、「ごめんね、ごめんね」と妖怪に言いながら、お札を渡すというのが、この「ごめんね式」である。
参加している人たちの行動もおもしろそうだが、この行事が始まった理由が正直知りたいところだ。
ニュース記事
http://www.saitama-np.co.jp/news04/01/01.html
大宮山東光寺
http://www.toukouji-ohmiya.jp/
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