2013/09/01

内湾老街の風景(台湾)

山奥の客家の村である内湾にまで来てみた。内湾のほうがなぜか北埔より人がたくさん来ていることにビックリした。なんでこんなド田舎村に遊びに来ているんだろうというのが正直不思議に思った。だいたいこの人たちは一体どこから現れてきたひとたちで、どこの出身の人たちなんだろうか?それだけ人がたくさんいるということは、街のなかもそれなりに楽しいところなんだろうと、駅を降りたときにとても期待する。

終着駅の内湾駅を降りると、駅は高台の上にあるようで、街のメインストリートに行くには、少々の階段を下りないといけないようになっている。そして、駅の入口は、このあたりに住んでいたであろう原住民の像が守り神のように立っているのがおかしい。
 駅前に広がっている商店街を、中心地のほうではなく郊外のほうにいってみることにした。中心地ではないほうは、実は川があり、そこにはつり橋がかかっているところがあるのを見つけた。つり橋なので、結構たくさんのひとが渡ると、その人の歩みで橋が揺れるのが面白い。そして、橋は下が丸見えの状態の板を張り合わせた形式であるため、高所恐怖症のひとにとっては、オシッコちびりそうになる体験になることだろう。
 
 

意外に広い川幅の上にかかっているつり橋を渡りきると、これが一体どこがおもしろいのか教えてほしい寂れた遊園地があることを発見した。ひと昔前のデパートの屋上にあったような遊園地だったのだが、これまた誰も遊んでいるひとがいないというオチが着いていた。
 
商店街のほうに戻ってみる。道沿いには、台湾が凝縮したような屋台が両側を埋めていた。その屋台は台湾国内ではどこでも見ることが出来るようなばかりのもので、面白いみが全くない。中にはだれがこんなもんを買うんだよーというキャラクタの店もあったりするから、こういう街並みは面白いではないか。
 
 
 
 
三叉路のところに出くわしたのだが、内湾戯院と言われた昔の映画館跡。ここではかつての映画館として機能していた歴史の紹介と、中では昔の映画を観ながら食事が出来るところがある。しかし、併設としてお土産屋もあるのだが、これがつまらないものばかり。まぁ、ここまで来たのだから、どんなくだらないものでもいいから記念として買って帰ろうと思っている人たちを狙って売っているのだろうか?
街並みとしては、どこが客家の村なんじゃいっというくらい、全く客家語も客家らしい店を見つけられなかった。店員は北京語を話している人ばっかりだったのだが、これは観光客としてきている人たちが台北あたりから来ているひとたちなので、必然的にえ近後を使っているということなのかもしれない。山奥のほうだから、北埔よりもっと客家臭いところなのかとおもっていたが、期待はずれだった。というより、台湾はどこにいってももう特長があるという場所はなくなってきたのかもしれない。
 

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