2013/09/01

内湾へ(台湾)

北埔へ客家の文化を堪能したついでに、通り道として竹東駅にもバスがいくことから、内湾線に乗って内湾にまで行ってみようかと思った。たぶん二度とこんな田舎の町にはこないだろうと思っていたから、初めて特集の台湾で当然行ってみたいとおもったところではある。

竹東から終着駅の内湾駅までは電車で25分。のんびり各駅で2両編成の電車で行くという風情がいい。内湾までの路線は田舎道を走っているみたいで、景色がとてもいい。街並みにを走っているのだと、コンクリートジャングルばっかりで面白くもなんとも無いのだが、田んぼあり、林ありなどの風景が車窓から見られるというのは、ボーっとしているだけでも楽しいものだ。

途中に大きな川を渡る場所に出くわすのだが、この鉄道用の橋に、欄干は存在しない。雨が降ったり、風が強くなったりした場合、すぐに列車が運休してしまいそうな気がするのだが、実際はどうなのだろうか?おそらく橋に欄干がないというのは、大水が出たときに橋は水没するだけになって、欄干に材木やらごみやらがたまって、ちょっとしたダムにならないための工夫なんだろうと思う。でも、欄干がないので、窓から覗くと、すぐ真下が川の流れっていうのは、なかなかスリルがあるものだ。
 
内湾までの道のりはいくつかの駅を止まって、最終的には終点までいけばいいので、ついうとうと寝てしまった場合でも、終点についたら人の流れで目が覚めることだろう。

行きの電車はちょうどお昼時間になるときの列車に乗ってしまったためか、台北あたりから遊びに来ているひとたちがちょうど新竹で乗り換えて電車で来たんだろうという時間帯に遭遇してしまったので、この田舎電車のくせに満員だった。しかし、帰りは実は滞在時間がそんなに長く居なかったこともあり、同じようにさっさと帰る人が居なかったから、内湾から竹東駅にいく電車はそんなに混んでいるわけじゃなかった。

実は内湾線は高鉄新竹駅と六家駅で繋がっている。駅名は異なるのだが、双方の駅は歩いていける範囲であるために、素直に内湾から六家駅までいき、そこで高鉄の電車に乗り換えるというのが一般的だ。しかし、せっかくバス1日乗車券を持っているので、これを使っていたいということもあり、一度竹東駅で降りて、ちょうどいい時間帯にやってくる高鉄新竹駅に向かうバスに乗り換えてみた。
高鉄新竹駅からは、台北に向けてささーと帰る。あっという間に台北に到着するというのがいいのかわるいのかわからないが、時間がない旅人にとってはとても便利な交通手段だと本当に思った。

0 件のコメント: