2006/10/18

頭痛と吐き気(その2)

MRIの検査結果を聞きに言ったのだが、特になにも問題ないと言われた。ところがどうもこの医者の話を聞いていると、頻繁に「分からない」という。患者のこちらのほうがかなり不安になってくる返答だ。「さらに検査をしてみましょう」の提案でも出てくるかと思っていたら、「これ以上はなにもできません。当医院では施設が無い」といっていた。施設って一体なんの施設があればできるっていうのだろうか?だいたいこのような返答をする場合には、自分の技術や情報不足のために、患者への責任をとりたくないと思っている場合か、本当に必要な設備が無い場合かによる。別に手術でもするわけでもないのだから、施設が足らないなんていうのはおかしい。やる気が無いとしか思えない。施設が無いなんていうことをいうから、「じゃ、別の病院を紹介してくれますか?」と聞いてみた。これがどうやらこの医者の怒りに触れたらしい。「さぁ、知りませんねー」だと。あほか、この医者。通常、医者の横のつながりは、どの世界よりも強いのは有名である。そういう関係にある医者のつながりでも「知らない」と言い放つこの態度にむかつくのだが、本当に知らないのであれば、ほとんど世の中の最先端医学の情報を知ろうもしていない馬鹿医者としか思えない。または、他の医者から嫌われているかのどちらかだろう。ここは怒りを抑えて、さらに聞いてみた。「何科のお医者さんに伺えばいいんでしょうかね?」と。「分からない」と返答。

ぶちー!!!!

おまえはやる気ないだろうー。あまりにもむかつく。最後には「どこか医者を探してください。」とのこと。おまえは医者じゃないのか?「紹介状は書いてくれるんですか?」と聞いたところ、「それは書きます。」と明言。しかし、「どこか見つけたら書きます」だと。推薦さえもしてくれない。なんじゃ、この医者。あまりにもむかついたので、脳神経外科に強い病院を探してみることにした。脳神経外科で探してみたのは、今回の頭痛が眼科での診断を信用し、そのときに脳神経外科の観点から調べてみたほうが良いといわれたことを思い出したからである。有名な病院は都内にたくさんあるが、その中でいくつかに絞った。脳外科の手術の点から調べてみたところ、東京女子医大、NTT関東病院、そして慶應病院がかなり経験知が高いようだった。その中で今回は東京女子医大を選ぶことにした。

MRIの結果を聞きに行ったのが土曜日だったのだが、すぐに紹介状を書いてもらいたかったので、月曜日の出社後に病院に立ち寄って書いてもらうことにした。病院について受付に行ったら、「今日はなんの御用ですか?」だと。は?こちらは邪魔物扱いですか?先日まで患者として来ていたんですけどねー。病院側としては嫌がらせで来たのかとおもったのだろか?なんという対応の悪さ。「紹介状を書いてもらいに来ました」と丁重に答える。嫌そうな顔をする看護婦。すぐにあの医者のところに通されて、「決めましたか?」と言われた。「東京女子医大にしました」と答える。ここの病院は神経内科と脳外科の2つの科がある。神経内科のほうに行くことは心積もりはしていたのだが、ここまで選択の余地をあたえたのだから、それなりの返答を「いちおう」期待してみる。しかし、その返答はやはり期待に反して芳しくない。どちらの科が適当かと聞いてみたところ、「わかりません」とのこと。飽きれた。こんな馬鹿医者がいて、それなりに金儲けをしていると思うと、腹立たしい。面倒くさいので、「神経内科への招待状を書いてください」と捨てセリフのように言ってやった。あーっ、つかれる。この医者。MRIの映像もついでも欲しかったのに、それはくれなかった。MRIの映像で「問題なし」と判断したから、いまさらMRIの映像を他の医者に判断して欲しくなかったのかもしれない。他の医者に「馬鹿」扱いされるのも医者としてのプライドが許さないのだろう。

紹介状を書いてもらえば、他の病院に行った場合のほうが、新しい病院に行ったときに、医者とのカウンセリングやこれまでの治療内容が新しい医者に情報として伝わるので、実に便利であることは知られている。今回も初めて行く病院であったのに、ちゃんと医者の間でしか分からないような内容ではあるとおもうが、その情報は伝わっていたようだ。それよりも東京女子医大病院はすごい。今度からこの病院に行こうと思うくらいいい病院だと思った。まずこの病院に行くには、都営大江戸線の若松河田駅から歩いて2分だし、または新宿西口小田急ハルク前からバスに乗っていけば目の前に到着する。外来患者がいくビルは入院棟とは異なるので、一箇所に集まっているから便利である。外来病棟に来ると、まるでオフィスのビルのような作りに圧倒される。新規患者は、オフィスビルの来客受付みたいなところで登録をする。ここで登録されると、あとは自動的に該当科に情報が飛んでいるので、患者は各科で名前を言えばいいだけ。そのあとは、個人名で病院の中では呼ばれることは無く、受け付けで登録された番号で患者は診察が行われる。今回は脳神経の神経内科にいくことにして、そこで銀行の窓口のように番号札を貰う。番号が表示されると、担当の先生がいるところに入っていく。神経内科の患者は少なかったので、比較的すぐ先生との面談が始まった。

今回は新規外来患者担当の先生に当たったのだが、あの最初にお世話になった内科の馬鹿先生よりずっと良かった。面接のときにいろいろ聞かれ、こちらもあーだこーだと答える。「もしかしたら、こういう病気の可能性があるので、確認していいですか?」と先に疑いがある病気の説明をしてくれるところも初めての体験である。患者としては不安で一杯で病院に来るわけで、何を根拠に治療をしてみようとしているのかが患者のほうが分かるととても安心する。ベッドに寝たり、ペンを目の前で翳されて眼の動きを見たり、筋肉の動きをみたりと、馬鹿医者とは全然違う視点でいろいろ見てくれた。MRIの検査の結果としていちおう信じているようなのだが、やはり自分の目でも確認したいようなので、CT検査ならすぐにできるから、それで確認しましょうと提案される。こういう提案であれば、喜んで「受けます」と答えられる。医者の態度と対応によって、こんなに医者を信じてもいいかどうかを判断してしまうのは面白い。CTの検査は、この医者が「この患者をCTで調べる」とPCで登録すると、自動的に放射線科に連絡が通って、行って名前を言うだけで、放射線科では処理が始まる。すべてがシステム化されているので、とてもスムーズに行われる。CTの検査もMRIみたいな感じだったが、時間は短く終了。また神経内科のほうに戻ってくださいーと言われたので戻る。神経内科のほうでは、「この患者のCT検査は終了」という情報が伝わっているので、また受け付けで名前を言えば、診察の医者への登録が完了される。担当の医者も放射線科のほうから画像データとしてPCに移されるので、レントゲン写真を光に当ててというような古典的なことをしなくても、常に欲しい情報が手元のPCで見ることができるというのは便利だとおもった。CTの検査でも特に異常は見られなかった。医者としては、もしかしたら、神経疲労の疑いがあるので、それを緩和させるような薬を出しておくと言った。それでも症状が変わらないときには別の原因だと思うので、また来てくださいという。こういう伝達こそ、医者と患者の関係をよくするものだと、全てに対して東京女子医大にハナマルを上げたくなった。

会計に関しても、すべて自動化されているので、診察券を自動精算所の機械(銀行のATMのマシンみたいなもの)にいれると、精算が出来る。処方箋は、他の薬局でもできるのだが、やはり病院傍にはたくさん薬局がある。一番近くにあったところに行ってみる。意外に出てくるまで時間がかかったのだが、まぁ、良しとしよう。帰りは地下鉄に乗って帰る事にした。

それにしても、医者によってなんでこんなに態度が異なるのだろうと考えさせられる今回の病気だったとおもう。ただ、はっきりとした原因がわからないのは、どうしようもないなー。

今回お世話になった病院は下記のとおり。

眼科 : えぎ眼科クリニック
     http://www.egieye.com
     東京都調布市西つつじヶ丘3-30-6
   0424-86-6286

内科 : 神代クリニック
     http://www.myclinic.ne.jp/jindaicl/pc/
     東京都調布市西つつじヶ丘4-15-5
     0424-43-2246

神経内科 : 東京女子医大病院 脳神経センター 神経内科
       http://www.twmu.ac.jp/info-twmu/index.html
       東京都新宿区河田町8-1
       03-3353-8111

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