2007/02/01

OSを変える必要あり!?

Windows Vistaが発売されたが、その発売日は「あっ、そう?」と思われるくらい全然盛り上がらなかった。盛り上がらないのも当然で、量販店では、Windows Vistaのよさというのがなんなのか、だれも説明ができなかったから、宣伝しようにも宣伝できなかったというのが実情だ。それに、一般雑誌にも WIndows Vista という言葉が出てきても、それでいったい、Windows XPと違うのはなんなのか?という素朴な疑問に対して、明確な故他を明示してくれるものが全く無かったというのも理由の一つだ。さらに言えば、新しいアプリケーションになればなるほど、重くなるというこの現象に、そろそろ一般PCユーザは嫌気をさしてきたのではないだろうか?確かに新しい機能があるといいことはあるが、そこまで重くしなくてもいいじゃんと言いたい場合が多い。OS販売会社としては、いつまでも古いOSを使ってもらっていると、銭が入ってこないので、新しいOSを売りたいのは分かるのだが、いまで十分な機能を持っているというので満足しているユーザが多い場合は、新しいソフトを出しても誰でも見向きもしないものだと思う。

今回、IT業界をレポートする最高峰のガードナーグループが出した調査結果は、その点Windows Vistaが売れるか売れないか、今後の動きを知る上では有力な情報だと思った。OSがスタックして止まるという現象は、Windows 2000が発売されて以来、その発生は亡くなった感がある。セキュリティを重視するようになったというのは企業にとっては当然のことだろう。PマークやらJIS27001などの規格にそってビジネスを行っていることを証明したい企業は多いからだ。ということは、企業側からするとその従業員が利用しているPCをすべて管理したいし、外部に対して集中管理を行い守っていきたいという思いがあるという証明である。しかし、個人ユーザにとっては、外部からの攻撃防御は必要だが、どこかにコントロールされるのは嫌だというのが本質だろう。Windows Vistaは企業ユースにとってはいい結果がでてくるかもしれないが、個人ユースにとっては Windows XP Home Edition のままでいいんじゃないの?とおもう。

下記はガードナーグループの発表
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ガートナー ジャパン、企業PCのOSを更新する目的に関して調査結果を発表

 ガートナー ジャパン株式会社(所在地:東京都目黒区、代表取締役社長:日高 信彦)のリサーチ部門は、企業のビジネス・ワーカーがパーソナル・コンピュータ(PC)のオペレーティング・システム(基本ソフト、以下OS)を更新する目的についての調査結果を発表いたしました。
 これによりますと、ビジネス・ワーカーが業務で利用するPCのOSを更新する最大の目的は、セキュリティをより高いものにして”安全稼働”を確保するためということが分かりました。


■OSに対しても”セキュリティ”

 これまでPCのOSが果たす役割は、効率的なファイル管理、グラフィカルな操作性、マルチメディアの取り込み、Web技術との融合など、それぞれの時代のテクノロジとユーザー・ニーズに応じてそのテーマを変えてきましたが、今日の企業のPC利用者はOSに対してセキュリティを第1に選んでいます。

 ガートナーはこのほど「OSを更新する目的/意義」についてビジネス・ワーカーを中心とするPC利用者に調査を実施しました。その結果、最も多かった回答が「セキュリティを高めるため」でした(図参照)。Winnyなどによる相次ぐ情報漏洩事件や、個人情報保護法施行以降の情報漏洩対策への意識の高まりなどから、情報セキュリティに極めて高い関心が向けられています。また、企業情報システムにあって、”PCが最大のセキュリティ・ホール”と言われて久しいこともあり、PCの基本的な性能を左右するOSに対してもセキュリティが最も重要視されていると考えられます。ほぼ同時期に企業の情報システム担当者に対しても同様の調査を実施しましたが、こちらでも「セキュリティの向上」が第1番目に重要とされています。企業におけるOSの更新の基本的な理由は、PCやOSの定期的なライフサイクルに依存してはいますが、昨今は企業のPCの管理者も利用者も安全な利用に対する意識が高く、華やかな新機能よりも地味なセキュリティに大きな関心が向けられています。

■”安定稼働”から”安全稼働”へ

 先ごろ、マイクロソフトはWindows XP Home Editionのサポート期間を2014年まで延長すると発表しましたが、セキュリティ・パッチの配布などを含むOSのサポートは、PCを安全な環境で利用する上で極めて重要なサービスとなっています。仮にサポートを打ち切った場合、ホームPC利用者が多いHome Editionとはいえ、安全な利用環境の提供を放棄したと利用者から見なされることから、今日のPC利用者がOSに対して最も重視するセキュリティの確保を引き続き保証したマイクロソフトの対応は極めて妥当なものといえるでしょう。またWindowd Vistaではさまざまなセキュリティ機能が提供されていますが、それらの実効性の評価がVistaへの移行にとって重要と考えられます。
 なお、ガートナーが2000年に実施したWindowd 2000の評価に対する調査では、最も評価された点として「OSの安定性」「ハングアップ、フリーズの解消」といったように、安定した稼働が重視されていましたが、今、OSを含むクライアント環境に求められるものは”安定稼働”から”安全稼働”に移行しているものと考えられます。

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