2010/04/29

マレーシア再び

今年のゴールデンウィークは日程の並びがとても良かったので、少し年次休暇を使っただけで11連休になる夢の日程だった。こういう長期の休みができるのであれば、ぜひともヨーロッパに行きたいというのが常に思っていることである。そこで、今回は最初、ハプスブルグの影響下であったスロベニアとクロアチアに行くことを計画してみた。しかし、どちらの国に行くにも直行便は当然無く、ヨーロッパのハブ空港を経由せねばならない。それは良いとしても、行きたいところは、スロベニアのリュブリャナ、クロアチアのザグレブとドゥブロブニクと3箇所を廻ろうと思った。リュブリャナとザグレブ間は首都間交通網が発達しているので、飛行機や電車やバスでいけるが、孤島のような場所になっているドゥブロブニクを入れようとすると、どうしても、一度はザグレブを経由せなばならないのが面倒くさい。片道はザグレブを経由したとしても、復路でまたザグレブを通るなんていうのは面倒くさくてならない。移動だけで時間がもったいないとおもったので、あっさりスロベニアをやめることにした。便数と乗り継ぎの少なさを考えた場合、一番良いルートは、ミュンヘン経由でザグレブとドゥブロブニクを廻り、ドゥブロブニクからミュンヘン経由で帰るルフトハンザルートだったので、これで航空券を予約しようとした。が、2月に行ったのに全然空いていないということ。なんでだろう?

そこで取れないのも癪なので、別の目的地を第2候補として考えていた。一度もまだ足を踏み込んでいないピレネー以南の場所である。定番であるバルセロナとマドリッドに行こうとなぜか思い立ち、安さだけでシンガポール経由のバルセロナ行きの航空券を予約することにした。こちらは、予約時に、帰国便のシンガポールから成田だけが空いていたのであるが、もちろんキャンセル待ちにしようとおもった。たいてい、1ヶ月前と2週間前に精査が入るので、そのときに「プッシュをお願いします」と旅行会社に言っておけばなんとか毎年何とかなっていたのを知っていたからだ。

ところが、今年に限って、一向にルフトハンザのルートもシンガポール航空のスペイン行きも全然良い知らせが来ない。来たとしても、シンガポールから成田までの飛行機がとれましたーくらいである。出発1ヶ月前を切ったときには、まだ待てると思っていたが、さすがに2週間を切ったくらいから、もう待てないと思い始めてきた。

そこへ、さらなる追い討ちをかけるような事件が勃発する。そう、アイスランドの火山爆発だ。噴煙と火山灰のせいでヨーロッパの航空事情を911テロ以来の大混乱に陥れたあの火山爆発である。イギリスあたりだけが動かないと騒いでいるのであれば、知ったこっちゃ無かったが、ヨーロッパ大陸の大部分が停止してしまったような状況に陥ったし、いつ再開するのかわからないというような情報が入っていたので、いっそうのこと目的地をヨーロッパからアジアにしちゃおうかと考えた。でも、最後まで諦めたくなかったことも脳裏の半分にあった。常にバルセロナの空港サイトを見て、発着状況をチェックしていたし、クロアチアのほうはほとんど行く気がなくなっていたが、いちおうチェックもしていた。シンガポール航空の場合、全く運行中止になった様子がなく、通常ミラの経由でバルセロナにいくところを、ミラノは通過する運行形態になっても、いちおう運行していたのだ。だから、シンガポール航空の便はとれるものだと確信していたが、10日くらい前になっても全然旅行会社から良い返事が無い。「空かないんですよねー」とのこと。

そこでシンガポール航空で成田とシンガポールの往復便だけは席が確保できていたことを良いことに、目的地を前から行きたいと思っていたのに、まだ行っていなかった、ボルネオ島とマラッカというマレーシアの全然違う雰囲気の場所2箇所にいこうとおもった。この2箇所で11日間というのはかなり贅沢な使い方だと思う。しかし、こんなギリギリになって航空券を購入するとなると、実はめちゃくちゃ高いようで、たかがシンガポールに行くだけなのに往復だけで10万円を超えていた。安い時期に行く値段の3倍もある。シンガポール経由でマレーシアにいくと、さらに5万円もすることがわかり、そんなのほとんど正規の値段ではないか!とおもったくらいなので、どうにか別の方法はないかと考えたところ、マレーシア人の友達から「エアーアジアを選んでみたら?」と薦められた。のちほどエアーアジアのことを記載したいと思うが、こういう航空会社があるのは本当に便利で快適だった。

次に泊まるところなのだが、ボルネオではコタキナバルのどこか、マラッカは市内の交通の便がいいところを選ぼうと考えた。ボルネオはリゾート地の入り口であるために、結構ホテルがたくさんある。今回はボルネオのジャングルに行ったりするつもりは無かったので、それならリゾート気分がのんびりできるような場所を選んでみることにした。しかし、マレーシア人からしきりに「ジャングルに行け」とか「北ボルネオ岬に行け」とか「クチンのログハウスに行け」とかいろいろ言われるのだが、それをすべて却下した。しかし、コタキナバルの街中を散策しようという気は無かった。それは街中は何も無いことがわかっていたからである。そこで空港はコタキナバルだとしても、泊まるところはそこからタクシーで40分くらい離れているトゥアラン(Tuaran)にあるシャングリラ・ラサ・リア・リゾート(Shangri-la's Rasa Ria Resort)を選ぶことにした。しかし、北ボルネオ岬のほうも実は泊まる場所としてはいいところだと、案内で紹介されている奇麗な海を見たらちょっと思ったのだが、外務省のマレーシアに関する渡航関連情報サイトを見ると、なんと「海賊がでるから気をつけて」と書いているではないか。いまどき、海賊?とおもったが、マラッカ海峡はそういえば、海賊がとても多く出没する場所であることは有名であった。が、今回はマラッカ海峡ではなくボルネオなんだけどなーとおもったら、どうやらフィリピンを本拠地とする海賊もでるとのこと。映画みたいな海賊が出てくるのであれば、それは見たいと思ったが、身包みはがされても嫌なので、避けてみた。

マラッカは安いホテルは内陸のほうにあるのだが、それだと観光地にいくにはとても不便だ。やっぱりメインの観光地であるオランダ広場か、もしくはチャイナタウン内のどこかにしようとおもった。たぶん一番便利な場所にあるホテル・エクアトリアル・マラッカ(Hotel Equatrial Malacca)にした。

シンガポール経由で行くために、東京から行く場合と帰国前にどうしてもシンガポールで宿泊しなければならない旅程になってしまったので、今回のシンガポールは、いつもでは使わない場所にしようと考えた。最初はメルキュール・ロキシー・ホテル(Grand Mercure Roxy Hotel)ニュー・マジェスティック・ホテル(New Majestic Hotel Singapore)を選ぶことにしたが、特に後者は別途記載したいが変なホテルだった。

以上のことで結果的に組んだ旅程というのは次の通り。

4/29 (Thu) SQ 637 NRT 11:30 -> SIN 17:40
Grand Mercure Hotel Singapore 泊
4/30 (Fri) AK 6274 SIN 17:35 -> BKI 19:50
Shangri-la's Rasa Ria Resort 泊
5/4 (Tue) AK 5123 BKI 10:55 -> KUL 13:25
Hotel Equatorial Malacca 泊
5/7 (Fri) バスでマラッカからシンガポールへ
New Majestic Hotel Singapore 泊
5/9 (Sun) SQ 12 SIN 09:40 -> 17:25

マレーシアからシンガポールに戻るときにもエアーアジアで移動することも考えたのだが、いちいちクアラルンプールを経由しなければならないというのが面倒くさいとおもったのと、バスで一度シンガポールとマレーシア間を移動してみたいと思ったことがあったので、今回はバスで移動することにしてみた。

いずれにしろ、ボルネオ島とマラッカに関しては、首都よりも断然情報が少ない。その少ない情報をどのように使うかというのは、本当なら徹底的に調べればいいと思うのだが、面倒くさかったので、現地の人に聞くことでそれは対応することにした。これがまた今回はとても大当たりした

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