2010/09/07

親と一緒に台湾旅行(台湾)

今年はまだ親を海外旅行に連れて行ってないなと思ったのは、だいたい毎年マイルの利用期限が来る際に、それを無料航空券に取り替えているのに、今年に限って、なぜか期限が来ない谷間になってしまったためなのだ。それでも、どこかに連れて行ったほうがいいかなとおもったので、リクエストを聞いてみたら、「台湾」だとのこと。前にも2度行っているはずなのに、なぜ台湾なのだろうか?どうやら展示物が多く、行く度に展示物が異なる故宮博物館が楽しみなのだそうだ。タイやベトナムなどの場所のリクエストが出てくるかと思ったのだが、「水が悪いでしょう?」の一言で片付けられてしまい、確かにそのとおりだと納得せざるを得ない。でも、ベトナムは経験上大丈夫だったんだけどなー。

無料航空券ではなく自腹で台湾いくを両親2人分を出すとなると、結構高くて負担が大きい。さすがにビジネスクラスに乗せるほどの金持ちではないので、ここは我慢してもらってエコノミーで。夏休みを使っていくことにはしたため、いちおう1週間の時間が自分にはあったのだが、結局「行く」と決めてから出発まであまり時間が無かったことと、結局年寄りとはいえ、なんだかいろいろ予定が詰まっているらしく、最終的には9月1日からの4泊5日ということにした。

台北の故宮にいくことははずせないとして、実際に過去に台北は2度も行ったこともあるし、その際には、周辺の町も含めて結構いろいろなところにいったことがある。それで同じところにいくのも芸が無いなと思ったので、台北としては、まだ行ったことがないだろうとおもう台湾総統府には行ってみたらいいだろうと思った。ちょうど滞在期間中の9月4日(土)が、特別内覧会の日になっており、通常では1階の展示物エリアしか入館できないのに、その日は、迎賓室や謁見室などの内装が綺麗な内部を無料で見せてくれて、さらに写真撮影もOKという特別の日なのである。それも1年に6回しか開放しないという日なので、これを逃さないわけはない。それと、既に行っていると勘違いしていたのだが、まだ東アジアでは最高層ビルである台北101にも行くことにした。前にも似たような展望台に行ったかと思っていたら、それは台北駅前にある新光三越のビルの展望台だった。

台北はいくところが決まった。しかし、それで4泊は日程的に余って仕方ない。できれば、台湾に行くのであれば、絶対行くべきところは台北のほかに台南だと思う。なにしろ古都なのだから。高雄よりも絶対台南だろう。観るところはたくさんある。あるというより、ありすぎる。できれば、4泊とも全部台南でもいいくらいだと思うくらい台南は見るべき場所がたくさんあるところだ。でも、台北に行くところは決まっているので、今回はこの台南と台北をそれぞれ2泊ずつとまることにしようと計画を立てた。

台湾滞在の時間をできるだけ長くしておいたほうが、滞在中の時間の使い方がとても便利だろうと思ったので、朝一番の飛行機で行き、最終便で帰ってこようと最初は計画。しかし、帰国時に最終便で帰ってくると、次の日の月曜日の出勤が辛いものがあるとおもったので、1本前の飛行機で帰ってくることにしようとした。この時点で、値段は安いが滞在時間が少なくなるアメリカ系の航空会社の利用はパス。予約できるなかで一番安かったのが中華航空だったので、これを選ぶことにした。フライト予定は下記の通り。

■往路

2010.9.1(Wed) CI 107 NRT 0940 - TPE 1210

■復路

2010.9.5(Sun) CI 104 TPE 1430 - NRT 1840

台南で宿泊する場所は、過去自分が泊まったところは、実は台南駅西口前にある台南大飯店だけだったのだが、ここはあまり良い印象がなかった。そこで台南市内のホテルを検索したところ、東口駅前にシャングリラホテルがあることに気づいた。そんなものがこんなところにあるとは知らなかったので、値段は高いだろうと勝手におもいつつ調べてみると、これが安い。円高最高潮になっているこの時期だからかーとも思ったのだが、同じレベルのホテルを台北で探したら、もっとぐんと高いのだが、良い部屋でも手ごろな値段だった。今回は3人1部屋で泊まることにしようとおもったので、スイートでもとおもって調べてみると、それでも正規価格でも1泊6,000元しかかからなかった。1台湾元=2.7円で換算しても激安。こんな円高メリットを生かさないのはおかしい。そこで早速スイートの部屋で予約をして見た。もちろん、人数分の朝食つき。部屋の様子については別途記載する予定。

台北のホテルについては、過去に国賓飯店老爺飯店という、中山北路の便利な場所ばかりを泊まったが、前回友達と台湾に行った際に、場所は不便だったが、デザイナーズホテルのチェーンホテルである、ランディス台北にしてみようと考えた。ちょうど、すぐ近くの行天宮にも、再度行ってみたいというリクエストがあったからでもある。ここでも、円高メリットを生かして、場所が不便であれば、すべてタクシーを使ってしまえばいいじゃないかという甘い考えで選ぶ。部屋のタイプは、ここでもスイートにしてみた。しかし、部屋の大きさは台南に比べるとひと回り小さい感じがする。値段としても実際にはあまり台南と変わらないことがわかった。スイートでこの値段だったら、通常のツインの部屋だったらどんなに安いんだろうというのが、この円高のメリットの時期だろうと思う。

出発間際に、台湾附近に台風がまとめて3個もあるという最悪な天候条件だったので、いつも出かけると絶対渡航先では晴れているという自称・晴れ男の威力も、今回はさすがに無理だなーと思っていた。なにしろ3個もあるなんていう、ふざけた状態なのだから。日本出発時は問題なくても、桃園空港に到着寸前にはやっぱり台風の影響からかとてもゆれた。しかし、なぜか桃園地方では晴れていた。おっ!?やっぱり晴れ男の威力抜群か?ともっていたのだが、桃園から台南まで台湾新幹線で南下していくに従い、だんだん雲行きが怪しくなり、台南到着時には、横殴りの雨が新幹線の窓を叩きつけていた。結果的に到着日は1日雨が降っていた。しかし、翌日からはウソのような晴天になり、むしろ東京滞在時のときのように脳みそ腐りそうなくらいの日差しと暑さが台南と台北に居る際の天候だった。台風がどうやら過ぎ去ったらしい。晴れ男健在である。到着時は見て周るほどの時間がほとんどなかったので、雨が降っていても別に仕方ないなという感じだったから、よしとしよう。

それにしても、台湾のニュースで表示される天気予報は、全く信用してはいけない。滞在中、初日以外ずっと晴れていたのに、台湾全土の各都市の天気予報が毎日雨だったからだ。そういえば、前に台湾人に「台湾の天気予報は意味が無い」と聞いたことがあったが、まさしくその通りだと感じた。

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