2011/03/13

Galaxy S使ってみた

自分が使っている携帯端末があまりにも反応が遅く、イラついていたため、何か良い携帯は無いのかとドコモの知人に聞いてみたところ、即効で Galaxy S がいいんじゃないのか?と答えてきた。スマートフォンには興味があったのだが、既に iPod touch を保有しており、wi-fi として使うのであれば、似たような端末を2台も持つ必要が全く無く、wi-fi が使えないのは、外にいるとき、電車に乗っているときという点だけである。確かに、電車に乗っている時間がめちゃくちゃ長く、その間は携帯でメールやネットに繋げて情報を仕入れていたりすることはあるので、これをスマートフォンで行えばかなり楽だろうなというのは想像していた。しかし、SIMを2台分契約するなんていうのはもったいないので、1台分のSIMしか保有せずに、従来の携帯(ガラケー)とスマートフォンがもてないかというのも画策していたところ、ドコモのひとは、「実は内緒ですが、スマートフォンを電話として使っている人は半分もいません。みんな wi-fi機能だけを使ってスマートフォンを使っています」という話を聞いた。これを聞いたら、ますますiPod touch との違いがなくなってしまう。

しかし、ドコモの溜池スーパー価格で(溜池:ドコモ本社)当時でもなかなか手に入りにくいと評判だった Galaxy S を15000円で買えるよと言われて、半分遊びで買ってみた。もちろん、従来の携帯電話の契約はそのままなので、新規に番号を取得して契約したわけではない。

Wi-fi環境下でしか使うつもりが無いので、まずは家でいろいろと設定や iPod touch で使っている似たようなアプリケーションをダウンロードしてみて設定し、使ってみて、双方の違いを知ろうかなと思ってやってみた。以下、個人的な感想として、iPod touch と Galaxy S の違いを記載する。

まず典型的な違い音声通話ができるかどうかである。iPod touch はあくまでも音声通話はできないし、無理やりやろうとすると、マイクとイヤフォンが兼用になっている装置を利用しないとできない。したがって、Skype のようなツールを使おうとすると、何もない装置の場合は「マイクがありません」というようなポップアップメニュが出てきて利用できない。ところが、Galaxy Sはスマートフォンであるため、音声通話ができる装置として開発されている。Wi-fi しか使わないのであれば、3G回線が使えないけれど、wi-fiで十分音声通話をSkypeやViberを利用してすることができる。カメラ機能は iPod touch の場合、バージョン4から搭載されているようになってきたから、まったく両者には違いが出てこない。

続いてアプリケーションである。iPod touch に搭載されるアプリケーションの場合、データバックアップやインストールするための母艦としてPCを利用する場合には、iTunes を利用してダウンロードすることができる。iTunes のライブラリはカテゴライズされているから、お目当てのソフトを見つけるのはそう難しくはない。また、アプリ1つ1つにはユーザからのコメントと操作画面の抜粋が紹介されているので、それを見て、糞アプリか良いアプリかというのをインストールする前に判断することもできる。また、iPod touch から直接 Apple Store へアクセスして、必要なアプリのダウンロードをすることも可能である。対して、andoroid の場合は、Apple Store に似た Andoroid マーケットからアプリケーションはダウンロードする。母艦となるPCはなくても大丈夫である。ダウンロードの仕方とアプリの説明は itunes と結構似ている。しかし、少し違うのはアプリの画面説明について、andoroid のほうが少し少ないようだ。

糞アプリだったとか、動きが悪いからアンインストールしようとしたときも両者では違う。iPod touch の場合は、アイコンを長押しして、アイコンが波打つようになったときに出てくる×印をクリックすれば、そのアイコンが消え、アプリケーションが削除されることになる。andoroid の場合、アイコンから似たような操作をするのではなく、本体全体を管理しているアプリケーション管理画面からしか対応ができない。そこからアプリケーションリストが出てくるので、該当のアプリを選んで「アンインストール」のボタンを押さないとダウンロードできないことになっている。

いろいろなアプリを動作させると、だんだん端末自体の動きが重くなる。それもそのはず、同時のアプリケーションが動いているからだ。ということは、不要なアプリはシャットダウンさせるのが一番賢明である。その方法も両者では異なる。iPod touch の場合は、ホームボタンをダブルクリックすると、画面下の段に、現在稼動中のアプリケーションが一覧として出てくる。その状態で、アイコンを長押しをすると、アプリの削除のようにアイコンが揺れるのでその状態で×印をクリックする。そうすれば、動作しているアプリがシャットダウンできる。一方、アンドロイドの場合は、同じ操作ではまったく意味がない。やはりアプリケーション管理画面から、それぞれのアプリのアイコンを選んで、シャットダウンボタンを選ばないとだめである。こういうGUIの細かいところの違いが、まだまだアンドロイドは小慣れていないなと思った。

たくさんのアプリをダウンロードすると、画面上にたくさんのアイコンが並んでわけがわからなくなる。iPod touch の場合は、アイコンをグループ化することができるので、きれいに似たような種類のアプリを整理することができるが、andoroid の場合はそれができない。昔の iPod のバージョンのように画面にたくさん貼り付けられたままになるのは、これはよろしくない。

同じアプリケーションでも異なるOSによって、GUIや動きが異なるのだということを発見したことは大きい。たとえば、Twitter 用のアプリケーションである Tweetdeck だが、iPod Touch の場合、必要な画面は選べることができるのだが、アンドロイドの場合、最初からどういう選択で選ばれるのか、ログインした複数のアカウントの場合だと、Facebook などの違うサイト情報も含めて、ミックスされたものが一番最初に出てくるのが気に食わない。邪魔である。あと、メニュを移動させることができないということもだめだ。

Galaxy S のほうが勝っている点もある。それはブラウザだろう。Flash が使えるために、ブラウザ上で Youtube や Flash を使ったサイトをみることができる。逆に iPod アプリのほうのブラウザ(Safari)はプラグインソフトが足らないという理由から見ることができないし、それをインストールすることもできない。Adobe と Apple の確執の原因になったものを垣間見ることができる。

まだまだ今後も使っているといろいろな違いを発見できるような気がするので、徐々に Wi-Fi 環境で使ってみることにする。そして、そのあと SIM を入れ替えて、3G回線を使った状態も別途報告してみたいところだ。

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